《総集編》2017年を振り返る みなさま本当にありがとうございました。

オーダーサロン ボットーネがお届けするビジネススーツ&フォーマル通信。
キャメルのコートは暖かい。
これ、色がキャメルなだけではなく、本当のラクダ毛なのだ。カシミアとは違ったずっしり感があって、繰り返すが暖かい。
暖かいといえば、本年も今日で最後ということで、お世話になった方々の顔が浮かんでは、感謝の気持ちばかり。
困った時には知恵を授けてくださり、お足元の悪いなか足を運んでいただいたり、ご無理をきいていただいたり。
クライアントのみなさま、取引先のみなさま、そしてクルーたちに支えられ、お陰様でいよいよ10年。
さて、2017年、皆様はどんな年だっただろう?
私たちボットーネもいろいろなことがあった。
今日は2017年の出来事を備忘録として振り返ってみたいと思う。

なんと、ボットーネのクルー、私以外全員倒れてしまうという大ハプニング。
こういう出来事があると一層、人の大切さといった当たり前のことに気づかされる。

人は宝、であり、人の暖かさに助けられた。
そんなクルー 中之丸の驚きの感動実話。
そして、そんなクルーが日本最高峰のクリーニング工房へプレス修行に!
朝3時からの修行に、私も1日同行!
この記事はクライアントの皆様からも大変な反響だった。
彼はクリーニング工房にて3ヶ月修行をし、今も業界でがんばっている。
このような無謀な企画を受け入れてくださり、クリーニング工房ナチュラルクリーンの中田代表をはじめ、皆様には感謝の言葉しかない。

そんなボットーネに、新たなクルーが入社した。
冨岡サトル、彼は入社前の新婚旅行で英国に行く。サヴィルロウをはじめとする英国文化の深さとスーツをこよなく愛し、服飾評論家・出石尚三先生のスーツの百科事典、大西基之先生のメンズウエア素材の基礎知識、などを愛読していたという、服、文化、そして人と人を大切にする、心優しく、強い信念を持った男性だ。
当面冨岡の打ち合わせには私がベッタリ入っているので、ぜひとも一緒に応援いただけたなら幸いです。

アルバイトクルーも、舞台美術をやっていたKが大活躍。

アルバイトクルーHも、いよいよ何かが生まれそう?

ハリソンズのCEOに、ボットーネにお越しいただいた。
生地のマーチャント、ハリソンズオブエジンバラといえばクオリティに定評があるが、いわゆる英国らしい生地のテイストだけではなく、新しいデザインの生地が登場した。

そんなイギリス生地を通して、イギリスのスーツや日本のスーツ事情は海外からどう見ているのだろうか?ということを、EU離脱で揺れメイ政権になったばかりのイギリスから来てくださったジェームス ダンスフォードCEOにお伺いした。
2017年ではないが、イギリスからは色々な方がボットーネに。
英国といえば、2017年12月にはまもなく公開の映画 キングスマン:ゴールデン・サークルのマスコミ試写会にも入場させていただき、やっぱり靴はブローグではなくオックスフォードだなあ、と妄想にふけるのだった。
ブローグではなくオックスフォードで、はキングスマンの暗号として登場する。
靴の種類の意味なのだが、そこに英国紳士の素養が滲み出ている。

2017年から私が参加したのが、服飾の講義、銀座ファッションアカデミア。
こちらは日本で唯一服飾評論家 出石尚三先生の講義が聞けるという、私たちのようなテーラーや服が好きな人が勉強する場所。

情報社会は、スマートフォンで検索すれば確かにたくさんの情報に即アクセスできる。
でも、ただしい情報かどうか?はわからない、というニュースがあった。
DNAが運営するメディアサイトが閉鎖する、というもの。
事の発端は健康に対しての間違った知識が掲載されていたことだった。
ここ数年は企業もオウンドメディアの重要性に気づいて、大手もたくさんのメディアサイト運営に乗り出しているけれど、単純にコピーしただけの情報を掲載してしまっているまとめサイトがあるのも事実。
こんな時代だからこそ、しっかり調査を重ねた本物の情報に出会えるということは、とっても貴重なのである。
男の服は全部理論・理屈で成り立っている!と始まる講義。
私たちが着ているスーツやタキシードのディテールには、全部意味がある。
それを知って着てみると、もっと服が面白くなってくる。

そして、今年第2期生を募集して、私たちボットーネでも素材を学ぶ全6回の講義を開催。
これはテーラーやスタイリスト、ショップ販売をしている方からアパレル・マネジメント業の方など、意外にも業界の方が正しい知識を勉強する場がないので、開いた勉強会だ。

以前美容室のオーナーさんと話していたときに、
「定休日に時々講習があって。そこで色々な横の繋がりもできる。」と聞いたことがあったのだが、考えてみたら私たちのようなテーラーはそういう場がない。
服飾学校といってもスーツやメンズ専門の学校はない。
だからテーラーといったら誰か師匠について学ぶとか、極端な場合は何も知らずに開業してしまう人もいる。(実際に免許や資格がないからそれでもできてしまう)
でも、例えば寿司だってさばき方、素材の管理、仕込みなどお客様に提供するのだからある程度しっかり勉強はしたいところではないだろうか。お客だって味がいい加減だと2度とその店に行かないだろう。

だからそういう場を作れないかな、と思って、生地屋さんのマネージャーの方にお願いして、業界でも有名な素材博士、大西基之先生にお越しいただいて、講義を開いたのが2016年だった。
これがとても好評で、今年2期生と一緒に学ぶ日々となったわけだ。

2017年12月の講義

2017年10月の講義

2017年8月

2017年6月

2017年5月

その他、お伝えしきれないほどのありがたい出来事があった2017年。
オフィスが南青山になった、とお会いする機会が増えたクライアントとお会いする機会が増えて、なんだか嬉しかったのも、下の子(3歳)が話せるようになったのも2017年。



それから、ニューヨークにいる妹が懐妊。
ニューヨークで産む!とのことだったが、ニューヨークは1日で退院するらしく、日本にいる私たち家族は驚きながらもなすすべがなく、健闘を祈るしかない状況となった。
旦那さんはカメラマンで、タキシード誕生について記事を書いている時にタキシードパークについて質問したのだった。
本当に、ここで書ききれないほどの感謝の言葉しかない2017年。
たくさんの方に支えられ、なんとかここででやってこられた。
お世話になったみなさま、ありがとうございます。
来年も、みなさまよろしくお願いします。
さて、来年は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
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