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キングスマン2 ゴールデンサークルのスーツ スタイルに学ぶ英国紳士とは

キングスマン ゴールデンサークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

オーダーサロン ボットーネがお届けするビジネススーツ&フォーマル通信。

テーラー、キングスマンから出てきたエグジー、と、そこに!

「車のドアを開けろ、今すぐ!」
そこにいたのはその昔キングスマンの候補生で、最後までエグジーと残った因縁のチャーリー。第1作ではチャーリーが人類削減計画を阻止すべく、敵のパーティー会場に潜伏するのだが、偶然発見して通報したのもチャーリーだった。今回も冒頭から暗雲漂う展開が訪れ、ロンドンでのアクションが始まった本作はキングスマン・ゴールデン・サークル。

2013年のイギリスの大ヒット映画だが、第2弾が上映となる。
キングスマン2となるのは、キングスマン・ゴールデン・サークル。2018年1月の公開を前に、マスコミ試写会に行ってきたので、キングスマンの魅力とともに、スーツスタイルなど服装において注目すべきポイントをまとめてみた。

表の顔は、ロンドンの高級テーラー。しかしその実態は、どの国にも属さない世界最強のスパイ機関だった!スマートなスーツに身を包んだ英国紳士がみせるキレ味鋭いアクションや、ギミック満載のスパイ・ガジェットの数々、スピード感とウィットに富んだストーリーが全世界を熱狂させて4億ドルを超えるメガヒットを記録した『キングスマン』から2年。新たなキャラクターが加わった豪華キャストも、キレッキレの超絶アクションも、常識破りのパワーアップを果たした全世界熱望の最新作がやってくる!

ロンドンのサヴィル・ロウにある高級テーラー「キングスマン」。
しかし、その実態はどの国にも属さない世界最強のスパイ機関だった!というかつてないぶっ飛んだスパイ映画として話題になったキングスマン。

今回は同じことの繰り返しが嫌い、というマシュー・ヴォーン監督の意向で、キングスマン拠点が破滅するという展開からスタートしている。ストリートキッズから一流エージェントになったエクジーを演じるのはタロン・エガートン。
奇跡の復活を果たす、ハリー役はコリン・ファース。新人育成兼メカ担当のマーリンにマーク・ストロング。そしてなんとエルトン・ジョン本人が本人役で出演するという本作。

エルトンジョンまで登場するキングスマン第2作

大ヒット映画の第2弾が1月上映 

サヴィルロウにあるテーラー、キングスマン。もちろんテーラーは表の顔、実は組織なのだ。アクションも満載のこの映画、2作目はロンドンに現れた刺客から始まる。
さてこの映画でやはり注目したいのがスーツスタイルではないだろうか。

 

キングスマンのスーツの着こなしは注目


 

エグジーがディナージャケットで登場 

まずは主演のタロン・エドガートン(エグジー役)のスーツスタイル。

キングスマン タロン・エドガートン(エグジー)

© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

前作でキングスマンの試験を受け、見事な活躍を見せたエクジー、もともとは労働階級の彼がキングスマンになるという第1作を経て、今回は立派なキングスマン・エージェントの一員として登場している。囚われた王女を救出したわけだが、今作では冒頭から下水を泳いで彼女に会いに行くという風にストーリーは続いている。
そんなディナーのシーンでは赤いヴェルヴェット素材のディナージャケットが登場。
前作ではハリーのショールカラー・ブルーベルベットのディナージャケットに、ブラックウォッチのトラウザーズと対照的な1着ではないだろうか。

日本ではタキシードと呼ぶのだが、これはアメリカ英語。
イギリスではディナージャケットと呼び、レギュラーカラーシャツに、手結びのボウタイを合わせているのも英国的といえる。

ディナージャケットはピークドラペルで、黒い拝絹をあしらっている。
この日、彼女の両親との食事の場という設定で、もちろんディナー(夜)ということでディナージャケットを着用しているのだった。

ボウタイはバタフライというタイプ、ポケットチーフは白でTVフォールドという挿し方だ。
ポケットチーフはスーツ・スタイルでも白、そして挿し方はTVフォールドになっている。

ちなみに本作では普段はなかなかお目にかかることがない、大礼服まで登場していた。

エスコートするハリーはピークドラペルのモーニングコートに、ウエストコートはピンクのダブルブレストで華やかな雰囲気を演出している。

 

特別な日の食事にはディナージャケット(タキシード)を着る
前作で死んだはずのハリーのライトグレーのダブルブレストスーツ

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コリンファース キングスマン
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

そのハリーだが、コリンファースが演じている。ハリー(左)は、キングスマンの第1作では教会で打たれ、「これは映画じゃない!」というセリフとともに死んでしまったはずだが、驚きの復活!一体なぜ登場したのか?

こちらはぜひ本編を楽しんで欲しいのだが、こちらはライトグレーのダブルブレスト・スーツ。
6ボタンのダブル、袖は4つボタンの風格があるのだが機動力を感じさせるスーツ。
ちなみに本作のスーツに、フランスの生地マーチャント、ドーメル社の生地も使用されている。

ダブルブレストのスーツをスマートに着こなす


 

防弾加工した傘はスウェイン・アドニー・ブリッグ製 

またハリーが手に持つ傘は、スウェイン・アドニー・ブリッグ(Swaine Adeney Brigg)製。
スウェインアドニーとブリッグ、2つの合併で誕生したスウェイン・アドニーは、1750年に創業された鞄、革小物を中心に王室御用達の老舗。
ブリッグは、1860年に創業した世界一を自負する傘メーカーだ。

英国紳士たるもの、突然の雨に備える目的だけではなく、むしろステッキのように持ち歩く傘は、スーツスタイルに欠かせないアイテムといえる。
だがそんなさり気ないアイテムこそ使い方を工夫してみてはどうだろう。
例えば突然の銃撃には、防弾加工したこの傘であれば安心で、マシンガンにもなるから、攻撃を防ぎながらも反撃することができるのだ。

英国紳士は傘を持ち歩く


前作に引き続き、キングスマンの眼鏡フレームはイギリスの老舗、カトラー&グロス社。

 遠隔操作で毒を噴射する万年室は、コンウェイ・スチュワート社。

ブローグではなくオックスフォード?暗号の意味 

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タロン エガートン キングスマン スーツ
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

エクジー(タロン・エガートン)がいよいよ攻め入るのだが、哀愁の表情の先にあるものは?
ネイビーのダブルブレストスーツに、黒のオックスフォード。
このシューズからは猛毒が塗られたナイフが飛び出る、第1作のクライマックスで登場したガジェットだ。

さて、スーツスタイルには黒のオックスフォードが基本となる、という点は非常に重要なことだというエピソードは、第1作から読み取れる。

キングスマンの第1作で、エクジーの父に恩があったハリー。
ハリーは少年だったエクジーに、電話番号の入ったペンダントを送った。
困ったことがあったら、この番号に電話をかけて、暗号を言えば良いというのだ。

その暗号は、ブローグではなくオックスフォードだ。
上記の写真でエクジーが履いているシューズがオックスフォード。


オックスフォードは、靴の飾り穴のないタイプ。
反対に飾り穴があるタイプとしては、キャップブローグ、セミブローグ、フルブローグなどの種類がある。
英国紳士ならば黒のストレートチップやプレーントゥ、ブローグはない選択が基本ということだ。

こちらは茶靴ではあるが、キャップブローグ。
先端のキャップの部分にのみ、飾り穴がある。
ビジネスシーンでも問題ない(本来は黒に限っては問題ない)


こちらがセミブローグの靴。
先端にはメダリオンという飾り穴がある。

ブローグは、日本のビジネスシーンで履く分にはさほど問題はない。
しかし国際的なビジネスをなさる方は、セミブローグあたりまでにしておいた方が良い。
セミブローグならば現代はビジネスで履くことはNGではないのだが、本来は黒靴である必要がある。
茶靴はビジネス靴としては適さない、という根本的な考えが英国にはあるのだ。

靴はブローグではなく、オックスフォードを選択する


 

キングスマン スーツ
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

シャツは袖口がダブルカフスになっている。
スーツのボタンはマットな水牛ボタンに見える。

その他、キーポイントで登場する魅惑のスパイガジェットがこちら。


触るだけで作動する手榴弾になるライター。

タグホイヤーの時計があれば、あらゆる電子機器をハッキング可能。




キングスマン・アフターシェーブローション。ゴールデンサークルでも、間一髪で非常に威力があることがわかって驚いたのだった。

紳士は持ち物にこだわる

キングスマン ゴールデンサークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

右のディナージャケット姿が印象的なポスター。
ディナージャケットにも靴は黒のオックスフォードを合わせている。


新キャラクターには、アメリカの同盟スパイ機関、ステイツマンのメンバーで、熱血漢のテキーラに『G.I.ジョー』シリーズのチャニング・テイタム、メカ担当のジンジャーに『007/ダイ・アナザーデイ』でボンドガールも経験しているオスカー女優ハル・ベリー、組織のボスであるシャンパンに、アカデミー賞に7度ノミネートを誇る名優ジェフ・ブリッジス。エース級エージェントのウイスキーに、Netflixドラマ「ナルコス」や、大人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目を集めたペドロ・パスカル。新たな敵となるゴールデン・サークルのボス、ポピーに『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーアなど、前作を遥かに超える世界基準のゴージャスさとなっている。

豪華な出演者も見逃せないが、アメリカに渡り、バーボンウイスキー ステイツマンの蒸留所に潜入したエクジーとマーリンの前に現れた、まったく異なる服装の男性。その真意をヴォーン監督はこう語っている。

アメリカとイギリスは同じ言語を使うが、文化的には大きく違っている。この特別な関係を扱ってみたかった。前作で人々が気に入ったのは、ハリーとエグジーの異質な世界がぶつかり合う部分だった。アメリカ文化とイギリス文化の衝突で、その点を継続したいと思った。

 

スタイルと高度な素養が肝心なキングスマンに対し、ステイツマンはアメリカ的なものを大切にする。

 

ステイツマンの個性的なスタイルを作る上では、ヴォーンは衣裳デザイナーのアリアン・フィリップスと綿密に打ち合わせた。
「典型的なアメリカらしさについて考えたの」と彼女は言う。「デニムはすぐに思いつくし、カウボーイ・ブーツもそうね。暴れん坊のカウボーイにはアメリカ的な感じがあるけれど、キングスマンの仕立服に似たところもある。生地は違うけれど、この2つの世界を結ぶ微妙なつながりに気づくはずよ。」

文化の違いを表現した衣裳にも注文したいキングスマン:ゴールデン・サークル。
2018年1月5日よりTOHOシネマズ 日劇他全国ロードショーとなる。

ということで、1月はスーツを着て映画館に行ってみようか。

さて、明日は何着よう?

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松 甫松 甫 記事一覧はこちら>>表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2017年12月30日
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