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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

フォーマルのなんたるかは出石尚三先生の講義 Ginza Fashion academiaが教えてくれた

松はじめです。

以前、1年以上服飾の講義に参加させていただいておりました。

Ginza Fashion Academiaという講義で、文字通り銀座で。

主催は内田さん、講師は出石先生。

今回は、第二期のフォーマル編の全内容についてまとめてみました。

この記事の目次

出石先生は、Web版朝日新聞のファッションコラムやスーツの百科事典などの著書を数々出版されている、服飾業界で著名な服飾評論家の方であります。

数々の著書の中でも、スーツの百科事典は、これ一冊でスーツのこと全てが詰まった、まさに百科事典。

福沢諭吉 背広のすすめは、日本にどのようにスーツ(背広)は広がったのだろう?事細かに説明している貴重な一冊。

そして、アカデミアでは本にも載っていない内容が次々と語られました。

第二期 テーマはフォーマル

第二期は、フォーマルというテーマです。

フォーマル・・・

と、その言葉を聞いただけで拒絶反応を起こしそうになってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか!

大丈夫です。

社会人になった最初は緊張し、メール返信1つでもおどおどしてしまうもの。

ですが、作法もわかって、離れしてしまえばどうってことありません。

この作法、というかルールブックみたいなものは確かにネット検索すれば出てきますよね。

でも、今ひとつ信憑性に欠ける・・

書いてある内容に違いがある、またはどこも同じような内容・・

ネットの世界というのはこういったところがありますよね。

ところが出石尚三先生の講義は、ほぼ全てにおいてエビデンスがあるんですね。

時には小説の一説にある着こなしから、時には英国、フランスの雑誌から、もちろんOED(オックスフォード英和辞典)も参考として登場しますが、さらにその上をいきます。

ここにはこうありますが、さらに以前にこの服は着られていたのです!その証拠に!!

と言われたら、目を点にして講義に集中するしかありません。

目を点にすると同時に、スタンフォード大学の学生でもここまではメモを取らないだろう!というくらいメモをとりました。

ここに関しましてはオーバーではなく自信があります。

あまりにも真剣にメモをとって、息をするのを忘れていたほどです(←それはオーバーだ)

そんな講義が、過去開催されていたのです。

おそらく、こういう形での講義はもう開催されないんだろうなあと。

今は、食事をしながらのファッション談義やトークショーが開催されています。

伝説の講義、Ginza Fashion Academiaは英国物をこよなく愛し、数々の名鞄をお持ちの内田さんが主催されていました。

フォーマルの掟

その第一回のテーマが、「フォーマルウェアの掟」

そもそも、結婚式など、いわゆるフォーマルって何なんでしょう?ハレとケって?

今、私たちが着ているスーツは、もともとはスコットランドの労働着ですからね。

それをくつろぐ時の服に採用して、いまでは結婚式に着る服は?スーツでしょう。となっているわけですから、不思議なものです。

フォーマルの服装は、時間によって変わります。

でも、それにも意味があったわけです。

なぜ?を知ると、応用できますね。

日本の常識は世界の非常識

フォーマル第二回は、「日本の常識は世界の非常識」。

講義では突然メスジャケットが登場!

メスジャケット、みなさんご存知ですか?そしてカマーバンドの意味にも触れられます。

フォーマルウェアは誰のために着るのか

フォーマル第三回は、「フォーマルウェアは誰のために着るのか」

貴重なドレスチャートも登場しました。

こんな裏技も登場しました。

ディナー・ジャケットの歴史

そして第四回は、「ディナー・ジャケットの歴史」

ディナージャケット、つまりタキシードです。

モーニングコートの歴史

第五回は、「モーニング・コートの歴史」ということで、この日出石先生は電車でお越しになられました。

銀座まで、いらっしゃいました。

はい、わざわざ、

モーニングを着用して。

理由があったんですねぇ、モーニング。

モーニングと聞いて、朝のセットを思い浮かべる方の方が多いかもしれませんね、現代では。。

また、ディレクターズスーツの正体も明かされます。

なぜブラックタイをするのか

第六回はフォーマルの最終回、「なぜブラックタイをするのか」です。

まとめ

ということで、第二期のフォーマル編でしたが、この講義のことだけで10万文字近く書いていると思います。

そこまで書く方もすごいですが、エビデンスがある内容でここまで溢れるお話しをなさる出石尚三先生に敬服です。

最後に、自慢のようになってしまうのであまり言っていないのですが、日本人はアピール下手だと揶揄されますしここで書いておきます。

全6回を終えて、筆記テストがあったのですが、見事トップ成績で合格できました!

誰よりも服バカで良かったですよ・・。

次回は、コート編のまとめを書きます。

さて、明日は何着よう?

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2019年11月4日
ファッションアイテム | フォーマル

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