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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

2024年オーダーコートの製作事例 その②

プライベート着用のポロコート

以前トルソーに着せた状態のお写真をブログに掲載させていただいたお客様。

少し寒さが強まってきたこの時期に無事ご納品することができました。

「これぞオーバーコート!」というべき、しなやかさを得意とするイタリア産の生地にしては珍しい重量感のある生地でポロコートをお仕立てさせていただきました。

ただ単に分厚いだけでなく、どこか柔らかさも感じる不思議な生地なのですが、これはイタリア生地でしか表現できないようなクオリティです。

お色味はやや青みを感じるネイビーをベースに、ブラックのグレンチェックが走ったモダンな表情をしていますね。

当初からスーツの上に着用することは想定せず、あくまでもプライベートでの着用を目的として、ニットなどの上からさらっと羽織るイメージでお仕立てさせていただきました。

肩幅を少々コンパクトに、ポロコートというクラシックなデザインであっても都会的に着用できそうです。

どうかこの冬の良き相棒として、育てていってくださいね。

長身のI様にロング丈のチェスターコートを

長身のI様からご注文いただいたチェスターフィールドコート。

ややライトなツイード生地、袖のターンナップ仕様と、I様のお好みが反映された都会的なツイードコートとなりました。

こちらも以前トルソーに着せた状態でご紹介させていただきましたが、やはりご本人様がご着用いただくとしっくりきますね。

長身に加え、手足もモデルさんのように長いI様ですから、コート選びも苦労されていたことと思います。

昨年に続いて、少し雰囲気の異なるコートを無事ご納品できましたので、その日の気候に、朝の気分に、出向く場所に合わせて、2種類のコートを是非使い分けてご着用ください。

いや〜、これはオーダーでないと絶対に実現できないシルエットですね。

首にはストールを巻いて、革製の手袋を付けて、時にはブーツを履いてもいいかもしれません。

冬にしかできない楽しいコーディネートが色々と浮かんできます。

昨年に続き、素敵なオーダーを本当にありがとうございました。

ショート丈のポロコート

クラシックなロング丈のコートが主流ではあるものの、実用性を考えるとショート丈のコートが必要な方が必ずいらっしゃいます。

外回りが多い方だったり、車を運転しての移動が多い方であったり、身長・体格などの個性によっても変わるかもしれません。

だから決してロング丈だけが正解ではなく、ご自身のライフスタイルに合わせたコートを楽しんでいただければと思います。

デザインは正真正銘ポロコートそのもの。

着丈は膝上くらいのショート丈で、スーツの上からはもちろんのこと、普段の私服の上から羽織るだけでも簡単にコーディネートが完成するイメージです。

巷のポロコートは、どこか一カ所二カ所に残念なデザインがあったり、「なんかいまひとつ物足りない」ものが多いのですから、こうした本格的なポロコートはもはや絶滅危惧種に近いかもしれません。

ブラックに近い濃いグレー(チャコールグレー)をベースカラーに、コートらしくワイドなピッチで繰り返されたヘリンボーン。

コートならこのくらい大胆な柄の方が良いですよね。

しっかり厚みのある生地ですので、暖かさも申し分ありません。

これぞ王道のダブル・チェスターコート

近年一番のヒットは何か?

ボットーネはダブル・チェスターコートと答えます。

デザイン自体は何も珍しいものではなく、ユニクロでも見つかる?のではないかと思いますが、本来のチェスターフィールドコートというのは最近のオーバーサイズ気味のサイズ感では表現できない圧倒的なオーラがあるものだと思います。

お好みや用途踏まえて最適な生地を選び、自分にしか合わないサイズ感で仕立てるコートは、名前は同じチェスターコートであっても、紛れもなく唯一無二のものです。

ダブルはサイズ感がよりシビアでありますから、『仕立てる』ということに大きな意味があると思うのです。

きっと何年も着用できる良き相棒になることと思います。

これまでスーツやジャケットを複数オーダーいただいてきたO様にとって、いわば最後のピースとなりうるかもしれません。

(ですがどうか末永いお付き合いをお願い致します笑)

このタイミングでオーダーいただけましたこと、大変嬉しく思っております。

お袖を通していただける瞬間が、今から楽しみで仕方ありません。

コートの”基本のキ”シングル・チェスターコート

もしあなたがコートのデザインに悩んでいるとしたら、まずはシングルのチェスターフィールドコートを検討してみてはいかがでしょうか。

まさにコートの基本のキ、着用シーンやコーディネートをあまり問わず、どんなシーンでも外れのない安心感があります。

よりクラシックが好きで本格派のあなたには、上衿をベルベット仕様にしたり、フロントは比翼仕立てにしたりと、サイズ感(シルエット)も含めてもう一段階先のステージもございますが、一般的なチェスターコートであればそこまで気にする必要はありませんね。

程良くウエストをシェイプさせて、きれいなAラインのシルエットを構築します。

着丈はお好み合わせて、決めていきましょう。

あとはこれにロングのストールを合わせれば完璧ですね。

いっそここまで寒くなって着たら、コートやストールが必須の寒さまで冷え込んでほしいとも思います(思わないか)。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2024年11月15日
ファッションアイテム | オーダーコート

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