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オーダースーツ 生地の選び方

今週もたくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。

生地選びって難しい

初めてスーツをオーダーいただくお客様へじっくりと生地のご提案をしていたのですが、

多くのお客様が「どのように選んだらいいか分からない」とおっしゃられます。

たしかに生地選びって難しいですよね。

オーダースーツにおいては生地選びがとても重要なことは言うまでもありませんが、

生地からスーツになった姿がイメージ出来なかったり、

気に入った生地が多すぎてひとつに絞れなかったり、

テーラーによっては生地の説明が不十分なことも多く、よく分からないままなんとなく生地を選んでいるという人も少なくないようです。

実際にボットーネで打ち合わせさせていただくと、

そんな違いがあったんですね!と、オーダースーツの経験者でも驚かれることがたくさんありますので、、、。

ですが、生地選びにはいくつかポイントがありますので、その点を押さえれば生地選びが随分と楽になると思います。

オーダーの経験がない人でも決して難しくはありませんので、参考にしてみてくださいね。

生地選びのポイントを解説

さっそく生地選びのポイントをお伝えします。

ボットーネでは打ち合わせ時のヒアリングで確認することでもあるのですが、

あらかじめ確認しておけば、スムーズに生地を選ぶことが出来ます。

意外と体力のいる生地選びですので、スムーズに進むと気持ちよくオーダーできますよ。

(1・2時間集中して選ぶとかなり疲れますので)

①どんなシーンで着るのかを決めておく

オーダースーツ グレー

まずは、仕立てるスーツをどういったシーンで着るのかということを明確にしておいてください。

例えば、こんな感じです。

 ・普段のビジネスで着用する

 ・ビジネスのここぞという場面の勝負スーツとして着用する

 ・プライベートで着用する

ビジネスで着る人がほとんどですが、会社の雰囲気や業種によって色柄の許容範囲も違うと思いますで、

自分が実際に着ている姿をイメージしておきましょう。

また、スーツの生地は季節によってそれぞれ特徴があります。

少なくとも「春夏」「秋冬」「オールシーズン」のどれかは決めておきましょう。

とりあえず初めてだからオールシーズンを…という方もいますが、

季節感のある生地の方がスーツとしてもとても良く映えますし、

着用シーズンを分けることで結果的にスーツが長持ちすることにもつながります。

初めての人こそ、季節に合ったスーツの良さを体感していただきたいのがテーラーとしての本音です。

何故どんなシーンで着るのかが重要かと言うと、着用シーンが違えばおすすめできる生地も180度変わるからです。

日常的に着用するのであればある程度の耐久性を持ったタフな生地の方がいいですし、

華やかなパーティなどで着るなら美しい光沢がある生地が良いですよね。

生地には素材(ウールなど)のバランスや目付(重さ)、織り方、コンセプトなどがそれぞれありますので、

ボットーネではお客様のご要望を汲み取って、数ある生地の中から最適なものをご提案させていただいております。

②手持ちのスーツの色味を確認しておく

オーダーする前に、手持ちのスーツの色柄はしっかりと把握しておきましょう。

例えばネイビーのスーツなら、無地なのかストライプなのか、ストライプどんなストライプなのか。

人の好みははっきりしていますので、気が付けば同じような雰囲気の服ばかり買ってしまうという人はいませんか?

スーツの生地を選んでいる時に、ふと「あれ?これ持ってるスーツと同じくらいの色かな?」となる人が意外とたくさんおります。

似た色柄でもオーダースーツとなれば別物だとは思いますが、

せっかくならこれまでのスーツも着れるように、これから仕立てるスーツは少し違いがあった方がいいという人も多いですよね。

重要か?と言われるとそれほどではありませが、意外と忘れがちなのでここでお伝えしておきます。

③色や柄のイメージはあいまいでOK

意外に思われるかもしれませんが、色や柄は実は明確にイメージし過ぎない方がいいんです。

何故なら、色柄など見た目の部分は最後に選びたいから。

①でご説明したように、見た目には分からない部分で生地にはたくさんの特徴がありますので、

そこから範囲を絞って、最後に色や柄が好みに合う生地を選ぶ方がスムーズに選ぶことができます。

また、事前に雑誌やSNSから画像を集めイメージを固定化しすぎると「同じ生地がなかった…。」ということになってしまいます。

イメージが強すぎると、似た雰囲気の良い生地が他にたくさんあっても、

「ちょっとストライプの感じが違う」「色がもう少し明るい」という風に、良い点ではなく悪い点を探してしまうんです。

結構、あるあるです。

ですので、ネイビー、ミディアムグレー、ダークブラウンのようにざっくりとした雰囲気でイメージしておいた方が、

最終的に納得できる、魅力的な生地に巡りあえると思いますよ。

④後はプロのアドバイスを聞きながら

大西基之×ボットーネ

①さえしっかりイメージできていたら、後はテーラー側がプロとして最適なスーツへと導いていきます。

実際にボットーネの場合、①のみ明確で、色や柄は生地を見てから決めるという人がほとんどです。

格安オーダー店であれば自分自身で選ぶのかもしれませんが、

ボットーネでは日頃から生地に付いて勉強し続けていますし、プロとしての提案にこだわりを持っています。

(もちろん、あなたにはこれ!と押し付けるようなことはしませんよ笑)

まとめ

今回は生地選が少しでも楽になるポイントについてご紹介しました。

 ①どんなシーンで着るのかを決めておく

 ②手持ちのスーツの色味を確認しておく

 ③色や柄のイメージはあいまいでOK

 ④後はプロのアドバイスを聞きながら

これからオーダースーツを検討されている方は、是非参考にしてみてくださいね。

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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2021年3月8日
オーダースーツ | オーダースーツの生地

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