夏用のスーツにおすすめの生地
近年はビジネスシーンにおいてもカジュアルなファッションが広がり、スーツの需要が減少する傾向にありました。
テレワークやリモートワークも広がったことで、完全在宅ワークにシフトしたり、週に数回だけ出社するようになった人も多いかと思います。
でも実は、そこで新たな悩みが生まれてきたのです。
「カジュアルな服装って、逆にどんな服を着ればいいのか分からない」
「それなりの年齢なのに、なんだかだらしなく見えてしまう」
「取引先に訪問する時に久しぶりにスーツを着てみたら、サイズがかなりきつくなっていた…」
などなど、楽になったからからこそ生まれた新しい悩みを解消できないまま数年が経ってしまいました。
特に春夏は軽装になりますから、ポロシャツ一枚では「休日の服」みたいになってしまいますよね。
ここにきて、「やっぱりスーツっていいな」という声が聞こえてくるようになりました。
ボットーネの常連のお客様でも、数年ぶりにスーツをお仕立ていただいた方が「やっぱ背筋が伸びるね」「最近はジャケパンだったから尚更です」とお話していらっしゃいました。
これから春夏がやってきます。
ここ数年のビジネスファッションにしっくりきていない方、どんな服を着ればいいか悩んでいる方は、今一度スーツの魅力を再確認してみませんか?
今回のブログでは、春夏を快適に過ごせるおすすめ生地をご紹介していきたいと思います。
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この記事の目次
ビジネス編
暑い時期でも着れるスーツがあると、ビジネスにおいては重宝します。
そもそもスーツを持っていない人も多いでしょうから、着る・着ないを選べるということが大事ですよね。
そのスーツの選び方は?どんな基準を持つべきでしょうか。
まず、こと春夏のスーツスタイルにおいては、着心地や快適さはもちろん“涼しげに見せる“ことが重要な要素の一つです。
「いかに涼しげに見せるか」を考えた時に、ズバリ素材にこだわる事が第一歩目。
日本の気候は高温多湿ですから、夏場でもスーツを着るビジネスマンにとっては
サラリとした素材でスーツをお仕立てするのがベストな選択であり、
「オールシーズン」で使える素材は耳障りはいいですが、夏は別物と考えるべきでしょう。
2月に入り、そろそろ春夏スーツの仕込みを始めたいタイミング。
すでにお馴染のお客様からご連絡をいただいており、どんなご提案をさせていただくか楽しみにしています。
今回はこれからの春夏シーズンにおすすめの生地をご紹介いたします。
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薄くて軽いトロピカル・スーツ
やはりスーツにおいても「軽量」であることは春夏スーツの重要な要素です。
平織りという通気性の良い織り方で織られていて、糸も細くて軽量な生地を『トロピカル』と呼び、昔から暑い時期のスーツ生地の定番とされてきました。
それは今でも変わらず、シワに対する強さなどは逆に進化していますのでどんどん良いものになってきています。
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丈夫で通気性抜群フレスコ・スーツ
フレスコというワードは聞き馴染がないと思います。
簡単に特徴を挙げると『ざっくりとした独特の風合い』『通気性、耐久性に優れ、シワにも強い』『圧倒的なハリコシがある』という生地です。
とにかく、抜群の通気性とハリコシ感が魅力で、実際に生地に触れてみると良く分かるのですが、ザクザクとした触り心地で、シワに強いということもすぐに理解できます。
ガンガン着用するよ、って方にはうってつけです。
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カジュアル編
ボットーネでオーダーいただくスーツやジャケットは、その多くがビジネスで着用することを目的としています。
スーツは基本的にはビジネスで着用する人が多いですから、当然と言えば当然です。
ですが時折、プライベート用のスーツやジャケットをオーダーいただくことがあります。
1着、2着とビジネス用のスーツが揃ってくると、「次はプライベートで着用するジャケットを考えておりまして、、、」とご相談いただくことが多く、プライベートで着用となりますとビジネスとはまったく別の角度からのご提案となりますので、新しい気持ちでワクワクしながら打ち合わせが進んでいきます。
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秋まで使えるコットンスーツ
コットンスーツはカジュアル、ビジネスカジュアルにおいてかなり万能なアイテムだと思います。
素材自体はサラサラしていて肌触りが良く、ベージュやネイビーなどはコットン特有の風合いがあるのも他にはない魅力です。
ジャケット単品、スラックス単品でも使い勝手がよく、インナーも色々合わせられますし、春先から冬の手前までの長いシーズン着用することができます。
ただし、通気性は実際のところそこまで優れている訳でもなく、シワにもなりやすい素材の為そこは注意が必要です。
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シワにも強いシアサッカー
コットンスーツのデメリットである「通気性」と「シワになりやすい」を解消してくれるのが、シアサッカーの生地です。
表面が凸凹していて、その分空気が通り抜けやすくなります。
肌との接地面が少なくなり、着心地も非常に軽やかです。
何よりシワが目立ちにくく(というか元々シワ)、くるくるっとまとめて持ち歩く、なんてこともできてしまいます。
ホワイト×ブルーの色味は最もシアサッカーらしく、爽やかで涼し気な印象になりますよ。
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清涼感抜群のリネンスーツ
究極の贅沢といえるリネンスーツ。
リネン素材は通気性が良く吸湿性もあるため、汗をかいてもさらっとした着心地が維持されます。
また、リネンやコットンなどの植物系天然素材は共通して肌触りが良く、コットンとはまた違ったナチュラルな風合いが魅力的です。
シワには決して強くないリネンですが、リネンはシワがあってこその風合いですのであまり気にしすぎない方がいいでしょう。
革製品のエイジングのように、見る人によっては「汚れている・ボロい」と判断されるようなものであっても、ある人は「味がある・風合いが良い」と感じます。
この違いは言葉では説明しづらい、感覚的な部分です。
だからこそ、革のエイジングを、リネンのシワを「良い」と思える人にとっては、リネンスーツは最高に贅沢な一着になると思います。
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。その後、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2023年2月20日
オーダースーツ | オーダースーツの生地
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