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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

変化するビジネスファッションの今|夏スーツのすすめ

近年、ビジネスシーンは劇的な変化を遂げています。

テレワークの普及、カジュアル化するオフィス文化、そしてパンデミック後の働き方の変革により、かつての厳格なドレスコードは大きく揺らいでいます。

多くの人々が完全在宅勤務や週数回の出社スタイルへと移行し、スーツを着る機会は明らかに減少しました。

しかし、この変化は新たな悩みも生み出しています。

「カジュアルな服装って、実際どう着こなせばいいの?」

「年齢に見合った、洗練されたカジュアルスタイルって何?」

「久しぶりに着たスーツがきつくなっていた…」。

これらの戸惑いは多くのビジネスパーソンが共感できる悩みでしょう。

スーツの復権:なぜ今、スーツが再び注目されているのか

興味深いことに、最近では「やっぱりスーツっていいな」という声が再び大きくなっています。

ボットーネの常連のお客様からも、数年ぶりにスーツを仕立てた方々から、「背筋が伸びる感覚を取り戻した」「カジュアルばかりだったからこそ、スーツだと違ってみえていいね」といった声が聞こえてきます。

春夏のファッションは、特にこの変化を敏感に感じられる季節です。

ポロシャツ一枚では休日の装いと変わらず、適度な洗練さを保つのが難しくなります。

そこで今回は、春夏を快適に、そしてスタイリッシュに過ごすためのスーツ選びのポイントをご紹介します。

今回のブログでは、春夏を快適に過ごせるおすすめ生地をご紹介していきたいと思います。

ビジネスシーンにおける春夏スーツ選びのポイント

快適性と涼しさを追求する

日本の高温多湿な気候において、夏場のスーツ選びは非常に重要です。単に「オールシーズン」と謳われる素材に惑わされず、夏に特化した生地選びが鍵となります。

●トロピカル・スーツ

 - 平織りの通気性の良い織り方
 - 細くて軽量な糸を使用
 - シワに強く、進化を続けている最新の生地

やはりスーツにおいても「軽量」であることは春夏スーツの重要な要素です。

平織りという通気性の良い織り方で織られていて、糸も細くて軽量な生地を『トロピカル』と呼び、昔から暑い時期のスーツ生地の定番とされてきました。

それは今でも変わらず、シワに対する強さなどは逆に進化していますのでどんどん良いものになってきています。

●フレスコ・スーツ


 - ざっくりとした独特の風合い
 - 抜群の通気性と耐久性
 - 圧倒的なハリコシ感
 - 激しい動きにも対応できる頑丈さ

フレスコというワードは聞き馴染がないと思います。

簡単に特徴を挙げると『ざっくりとした独特の風合い』『通気性、耐久性に優れ、シワにも強い』『圧倒的なハリコシがある』という生地です。

とにかく、抜群の通気性とハリコシ感が魅力で、実際に生地に触れてみると良く分かるのですが、ザクザクとした触り心地で、シワに強いということもすぐに理解できます。

ガンガン着用するよ、って方にはうってつけです。

カジュアルシーンでのスタイリング

ビジネス以外の場面でも活躍するスーツやジャケットの魅力を探ります。

●コットンスーツ


 - サラサラとした肌触り
 - ベージュやネイビーの風合いが魅力
 - 春先から初冬まで長期間使用可能
 - ジャケットとスラックスの単品使いも可能

コットンスーツはカジュアル、ビジネスカジュアルにおいてかなり万能なアイテムだと思います。

素材自体はサラサラしていて肌触りが良く、ベージュやネイビーなどはコットン特有の風合いがあるのも他にはない魅力です。

ジャケット単品、スラックス単品でも使い勝手がよく、インナーも色々合わせられますし、春先から冬の手前までの長いシーズン着用することができます。

ただし、通気性は実際のところそこまで優れている訳でもなく、シワにもなりやすい素材のため注意が必要です。

● シアサッカー


 - 表面の凸凹が通気性を高める
 - シワが目立ちにくい
 - 軽やかな着心地
 - ホワイト×ブルーの爽やかな印象

コットンスーツのデメリットである「通気性」と「シワになりやすい」を解消してくれるのが、シアサッカーの生地です。

表面が凸凹していて、その分空気が通り抜けやすくなります。

肌との接地面が少なくなり、着心地も非常に軽やかです。

何よりシワが目立ちにくく(というか元々シワ)、くるくるっとまとめて持ち歩く、なんてこともできてしまいます。

ホワイト×ブルーの色味は最もシアサッカーらしく、爽やかで涼し気な印象になりますよ。

●リネンスーツ

 - 究極の夏素材
 - 抜群の通気性と吸湿性
 - ナチュラルな風合い
 - シワを個性として楽しむ新しい価値観

究極の贅沢といえるリネンスーツ。

リネン素材は通気性が良く吸湿性もあるため、汗をかいてもさらっとした着心地が維持されます。

また、リネンやコットンなどの植物系天然素材は共通して肌触りが良く、コットンとはまた違ったナチュラルな風合いが魅力的です。

シワには決して強くないリネンですが、リネンはシワがあってこその風合いですのであまり気にしすぎない方がいいでしょう。

革製品のエイジングのように、見る人によっては「汚れている・ボロい」と判断されるようなものであっても、ある人は「味がある・風合いが良い」と感じます。

この違いは言葉では説明しづらい、感覚的な部分です。

だからこそ、革のエイジングを、リネンのシワを「良い」と思える人にとっては、リネンスーツは最高に贅沢な一着になると思います。

最後に

スーツは単なる服装ではなく、身だしなみへの姿勢、そして自分自身への敬意を表現するものです。

春夏のファッションは、快適さと格式のバランスを追求する絶好の機会。あなたらしいスタイルで、自信に満ちた一歩を踏み出してみませんか。

ボットーネでは、あなたの個性とライフスタイルに寄り添う、最高の一着をご提案いたします。

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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2025年3月28日
オーダースーツ | オーダースーツの生地

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