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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

スーツに合わせる靴!合わせてはいけない靴!茶靴は?ブーツは?まとめ

みなさんこんにちは、松はじめです。

「スーツには、どんな靴を合わせたらいいんだろう?」 「黒の靴と茶色の靴、どちらを選べばいいの?」 「ビジネスシーンで、これはNGな靴なのかな?」

そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今日は、スーツに合わせる靴について、詳しくご説明していきたいと思います。

この記事の目次

フォーマルな黒の内羽根式

まず、最もフォーマル度が高い靴をご紹介しましょう。

それは、黒の内羽根式ストレートチップです。

内羽根式というのは、靴の横にある羽根と呼ばれるパーツが内側に入り込んでいる形状のこと。

実は、この内羽根式には面白い歴史があります。もともとは貴族の室内履き、いわゆるスリッパがルーツなのです。

だからこそフォーマル度が高く、結婚式などの式典でも着用できる、最も信頼できる一足といえます。

チップというのが、この先端の部分、

横一文字にラインが入っていますが、

この部分に別生地が貼られているわけです。

茶色の革靴はビジネスでもOK?

私自身、ネイビーのスーツに茶色の革靴を合わせるのが大好きです。

ただし、海外、特にイギリスのビジネスシーンでは気をつけていただきたい点があります。

ある知人が、ロンドンのシティ(金融街)で茶色の靴を履いていたところ、「なぜ君はカントリーの靴を履いているんだ」と指摘されたそうです。

イギリスでは、ビジネスは黒、カジュアルは茶色という区別がまだ根強く残っているのです。

靴の種類によるフォーマル度の違い

靴にもいろいろな種類があります。

例えば、セミブローグと呼ばれる、模様の入った靴。 チップと呼ばれる先端の部分に装飾が入り、メダリオンという円形の飾り模様が入っているものです。

これもビジネスシーンではOKの範疇ですが、装飾が多くなるほどフォーマル度は下がっていきます。

スーツにNGな靴とは?

では、スーツに合わせるべきではない靴とは何でしょうか?

まず、ローファーについて。 ペニーローファーやタッセルローファーなど、紐のない靴です。

実は「ローファー」には「怠け者」という意味があるのをご存知でしょうか?

アイビーリーグの学生たちが、ブレザースタイルに履きつぶしたローファーを合わせて歩く姿は様になりますが、ビジネススーツには基本的に紐靴を合わせるのが鉄則です。

写真のローファーはタッセルローファー、ふさがついているのが特徴です。

革小物との色の合わせ方

靴の色を選ぶときに大切なのが、他の革小物との統一感です。

カバンやベルトなど、革小物は同系色で揃えていくと美しく見えます。

例えば、黒の靴を選んだら、黒のベルトやバッグを。 茶色の靴なら、ブラウン系の小物で統一していくのがおすすめです。

私が特に好きな組み合わせは、ネイビースーツに茶色の革小物。 上品で落ち着いた印象を演出できます。

写真のバッグは、ラザフォートというブランド。

スーツスタイルにブーツは?

ブーツについても触れておきましょう。

スーツにブーツを合わせることは、決して間違いではありません。 実際、私も時々サイドゴアブーツなどを合わせることがあります。

ただし、最もエレガントな選択としては、やはり短い丈の革靴を選ぶことをおすすめします。

ちなみに、サイドゴアは一見すると履きやすそうに見えますが、馴染むまでかなり履きづらいです。

そして・・脱ぎづらい・・

エレガントなんですが、ここだけは覚悟が必要です笑

個人的にはジップがあるタイプをおすすめしますね、海外ではサイドゴアであっても結構ジップがあるんです。

日本ではあまり売られていませんが!

アイビースタイルと靴の関係

ところで、私が履いているのは、アイビースタイルの代表的な靴の一つ、サドルシューズです。コーデュロイのグレースーツに合わせることで、クラシカルな雰囲気を演出しています。

アイビースタイルというと、1950〜60年代のアメリカの名門大学(アイビーリーグ)の学生ファッションスタイル。

彼らはブレザーやツイード、コーデュロイなどの生地を好んで着用し、靴はペニーローファーやサドルシューズを合わせるのが特徴でした。

特にサドルシューズは、靴の横に「鞍(サドル)」のような異なる色の革を配したデザインが特徴的。カジュアルながらも品のある佇まいで、当時の学生たちに愛用されました。

ただし、これらの靴はあくまでもカジュアルな装いに向いているもの。ビジネススーツに合わせるのは避けた方が無難です。

アイビースタイルの靴は、週末のカジュアルなジャケパンスタイルや、今回の私のようなコーデュロイスーツとの相性が抜群です。

まとめ:基本は紐靴から

スーツに合わせる靴を選ぶとき、基本は紐靴から始めるのが無難です。

特に、黒の内羽根式ストレートチップは、一足持っておくと長く重宝する定番アイテム。 ビジネスからフォーマルまで幅広く使える、まさに万能選手です。

慣れてきたら、セミブローグや茶色の革靴など、バリエーションを増やしていくのも良いでしょう。

そして何より、靴は足元を美しく見せるだけでなく、歩く姿勢も良くしてくれる大切なアイテム。 良い靴との出会いが、あなたのビジネスライフをより輝かせてくれることでしょう。

さて、明日は何着よう?

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2024年12月25日
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