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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

スーツの着こなしを日本のジェントルマンに学ぶ!セビロの哲学のオマージュ、セビロが消えた日 大西基之先生にインタビュー

松はじめです。

服を着こなすって、何なんでしょうね?

私が、素材について勉強させていただいているのが、大西基之先生であります。

大西先生、着こなしが素晴らしいのですよ。

大西先生はイタリアの生地の織元、カルロバルベラの社長とも仲が良いのですね。

バルベラの社長が来日すると、一緒にいらっしゃる姿をSNSなどでお見かけしたこともあります。

バルベラの生地で仕立てたスーツ、私も持っているのです。

もちろん大西先生も。

でも・・・

私が着たバルベラのスーツと、大西先生のそれとでは違うのです。

何と表現すれば良いのでしょう?

別物なのです。

今、1年限定で服飾業界の重鎮、血脇先生から着こなしを学ぶ!という講義を開催しているのです。

着こなしについて、もっともっと知りたいのですね。

そんな血脇先生のお師匠が、星野醍醐郎先生。

もちろん私はお会いしていませんが、とにかくジェントルマンだったという噂は今でも耳にします。

ある日、星野先生が着こなしについて講演をなさっていた日のこと。

お弟子さんとしてその場にいた血脇先生。

偶然にも星野先生と血脇先生、同じような背格好。

それで、星野先生のスーツ(背広)を、確か貰って着ていたのだったかな・・。

星野先生に、

「ちょっとおいで」

と、ステージに手招きされたそうです。

「は、はい!先生。」

当時の血脇先生はステージに上がりました。

講義を受けている群衆に向かって、星野先生はこういいました。

「みなさん、御覧なさい。これは私の背広です。」

と、若き血脇先生を指差して言ったそうです。

続けて、

「同じ背広で、こんなに違いが出る。わかりますか?」

若き血脇先生は赤っ恥。

ですが、まざまざと着こなしの違いを見せつけられたそうです。

そのくらい、星野先生は違う。着こなしが別物だった、と血脇先生は当時のことを昨日のように語っていらっしゃいました。

星野先生が残した、セビロの哲学という本は、今では4万円程度で中古で販売されているくらい(先日そのくらいで販売されている方がいました)幻の書籍と言われています。

その本をオマージュして書いたのが、大西先生が動画で語ってくださっている、セビロが消えた日。

さて、同じスーツ、同じジャケットでも、どう着こなすか?によってまったく別物に見えるという話。

着こなすということは、決してスーツの袖からシャツが1センチ見えている!とか、

素敵なバッグを持っている!とか、

そういうことではないわけなんですよね。

だけど、

スーツの袖からシャツが1センチ、ちゃんと出ていますか?というタイトルの方が雑誌は売れるのです。

へえ、そうすればオシャレになれるんだ〜

と、すぐに実践できるシリーズ。

それはそれでとても大切だと私は思います。

特にファッション駆け出しの頃は。

だけど、本当に着こなすって、そういうことではないんですよね。

社会人として、人として。

経営者として、父として。

服はどうあるべきて、着こなしとはどういうことなのか?

大西先生にはこれから、出版されなかったセビロが消えた日について、また大西先生が感じていること、着こなし論をインタビューさせていただき、動画でご紹介していこうと思います。

第一回前編

第一回後編

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2019年5月6日
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