男性は30歳を超えたら髪型を変えよう
松はじめです。
男性は服装も髪型も保守的な方が多いですよね。
自分のスタイルを作る上で、定番を作ることはとても大事です。
ただ、過去褒められたり、批判されたことに固執してしまうこともあります。
年齢やステージとともに、少しでいいのでアップデートするととても魅力的に映ります。
今日のコラムは、ずっと20代の頃の髪型をしている、40歳の友人の話です。
年齢とともに髪型や服装をアップデートする
友人で、保守的な男性がいる。
彼に、髪型変えてみたらどうか?
私はおせっかいな提案をすることがある。
目に余るほどひどいわけでは決してない。
ただ、やんわりと若く見せようとしているのが髪型や服装から伝わってくるのだ。
友人は40歳を迎えるので、いよいよ渋さを醸していけるはずの年齢なのだが、逆に若いオシャレをしている。
私は、せっかく年齢を重ねているのだから、40歳には40歳の戦い方があると思うのだ。
特に30歳を超えたうちから、20代の時に作った習慣の中で、これは良い・これは変える・と棚卸しをしておかないと、掘り固まってしまう。
過去言われたことを引きずる
そんなわけで、友人につい出た一言が髪型変えてみたら?だったのだ。
ファッションの仕事をしているので、細かいことを提案していたらキリがない。
でも、まずは髪型は変えてみては?と。
もっときっちり分けてみたら?と提案すると、
・やったことはあるけど、似合わないと言われた。
と言っていた。
若い頃と今ではポジション・トレンド・年齢が違う
似合わないと言われたことで、ずっと避けている髪型や服装は誰にでもある。
「あなたには似合わない!」
大好きな彼女からストレートな言葉が浴びせられたら、男性のハートにはその言葉は突き刺さったままだ。
でも、それは一体何歳で言われたことなのだろう?
25歳?
15年前に言われた通りすがりの言葉、本当に今も似合わないのだろうか?
その当時のトレンドもある。
そして、今と昔とでは年齢もポジションも、違う。
果たして、その時の似合わないは、今も似合わないのだろうか?
女性に男性の職場はわからない
友人に対して思ったのがこれだ。
同じ職場で働いていて職場恋愛をしている、という場合をのぞいて、ほとんどの女性は男性が実際に働いているところを見たことがない。
どんな人と仕事していて、どんな風に慕われているのか?
彼女はわからない。
でも、こうなって欲しいな!という理想像はあるのだ。
だから、「あなたにはドットのタイが良いと思う。」と、理想を提案するのだ。
もちろん彼女好みのあなたになることも大事だろう。
でも、彼女好み=仕事での成果ではない。
奥様も、自宅と休日のあなたしか知らないのだ。
少しだけ変えてみる
せっかくの人生、
似合わないと判断するのは、もうちょっとたくさん失敗をしてからでも良いと思う。
仕事もそんなところがあると思う。
新卒で入った時は右も左もわからず突っ走って、失敗していた。
でも、年を重ねながら、あぁ、こうすると失敗するんだよなあ。こっちは自分には向いていないんだよなあ。
そんなことがおぼろげにわかったのは30代だったと思う。
10年向き合って、ようやく一つの方向が出る。
ファッションは、同じ10年でも友人の考えている時間は仕事よりも圧倒的に少ない。
だから、ファッション仮に3年生だとしたら、もっともっとチャレンジしていいと思うのだ。
出来る男性は毎年少しだけアップデートしている
スーツは、クラシックスタイルといって、トレンドの左右されないスタイルは素敵だ。
もちろんトレンドのスタイルもあるが、
トレンドを取り入れつつも、自分らしさを大事にすることがもっと大切だと思う。
そこに、似合う、とか、
らしさ、とか、そういうものを取り入れる。
たくさんの方とお会いさせていただくのだが、仕事で成果を上げている方は少しずつ自分の服装もアップグレードしているように思う。
毎年同じスーツを仕立てて着ているようで、時代やあなたの変化に合わせて、ほんの少し変化させてみると面白い。
まずは髪型をちょっとだけ変えてみてはどうだろう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
おすすめ記事
もう惑わされない!同じSUPER120’sなのに、金額が違うのはなぜ? この記事の目次 スーパー表記が同じ120でも同じ品質ではない バルベラやロロピア…
スーツウォーク 2日目は大西基之先生はじめ中村達也さん、鴨志田康人さん、鈴木正文さん、吉國武さんらが登壇した講演スーツウォーク1日目の様子 スーツ好きが集う!台湾スーツウォークはアジア最大級のファ…
スーツの背抜き 総裏の選び方 背抜きはいつから?いつまで?こちらが背抜き仕様のスーツ。 着た時に背中に触れる部分が、裏地がない仕様になっている…
アリストン スーツ生地(ナポリ)の社内はこんな感じだナポリのマーチャント、ARISTON(アリストン)はここ数年メンズ雑誌でも取り上げら…
オーダースーツ生地 アリストンがナポリから到着!地中海からちょっとリッチな生地見本オーダーサロン ボットーネの松 甫(まつ はじめ)です。 ナポリから、アリストンのバ…
真のファッションスクール開校 スーツ、カジュアル、メンズファッションの着こなしを学ぶ講義大人の授業 静まり帰った教室に、伝説の教師が入ってくる・・・ こつこつこつ、先生の歩…
NYとワシントンのアメリカ人がクスリと笑う日本人の洋服と仕草 著者の安積陽子氏&大西基之先生の話今日の大西先生! 今日の大西基之先生は、一枚仕立てのトレンチコートで現れた。 ブラウ…
チェスターからトレンチまでコート選び 種類や特徴を解説チェスターフィールドコート やはり王道、鉄板のコートといえばチェスターフィールドコー…
スーツをクリーニングに出す時の注意!ドライクリーニングが臭う?結論 ドライクリーニングでは汗が落ちにくい ドライクリーニングとは、石油系溶剤を使用…
【完全解説】チェスターフィールドコート!洒落者の伯爵が着たコートの歴史オーダーサロン ボットーネがお届けするビジネススーツ&フォーマル通信。 本日はコート…