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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

なぜ皇室の即位の礼の服装は、燕尾服とモーニングが混ざっているのか?

松はじめです。

本日は、血脇和則先生にお越しいただいて、講義を開催しました。

その名も、ファッションラボ。

受講する、という講義スタイルではなく、発言し、質問して場を作っていく、そんな2時間です。

本日のファッションラボでは、

先日の皇室の即位の礼の服装から。

例えば、勲章をつけるパーティでは、いかなる場合も燕尾服が基本となりますよ、という話。

身に着ける勲章やティアラ、これが最優先となります。

あれ?

燕尾服は、夜18時以降の礼装では?

そう思ってしまうのですが、実は、ルールとは違うのです。

今回、モーニングコート姿の方と、燕尾服姿の方が、一緒になっていて違和感を感じた、という方もいらっしゃると思うのです。

本来はモーニングは午前・日中の礼装、燕尾服は夜の正装です。

ですが、ここは勲章という特別優先ルールがあるのです。

こういう話は、書籍にも雑誌にも掲載されていない、貴重なお話ですね。

ちなみに、普通の人が勲章をつけずに、夜の服(燕尾服)で、登場したら・・・

これはいけませんよね。

血脇先生はおっしゃっていました。

例えばセレブだから!と見せるよう服装は推奨できないなと。

やはり、自分よりも、周囲への礼儀、これがドレスコードなのではないかなと。

オペラの話をしていらっしゃいました。

オペラでは、初日に正装していく。

これが、同じ観客や、演奏者への礼儀なのです。

それでオペラコートという、オペラの初日に着ていくコートがあって。

これは、丸い衿のシンプルな、黒いコート。

で、基本的にはそういうのを揃えて着ることで、観客もオペラ以外への意識がいかない、というのです。

そうですよね、真っ赤な服、。黄色のパンツ、という服を着ていたら・・舞台よりも気が散るのでは?

だから、オシャレしていこうか!というより、そもそもは周囲に気を遣うことがドレスコードと。

洒落者と呼ばれる方からすれば、

当たり前のことだろう?と思われるかもしれませんが。

たかが服装、されど服装、深いですね。

さて、明日は何着よう?

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2019年11月12日
ライフスタイル | コラム

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