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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

ラルフローレンのパジャマを着て、部屋着について思うこと

松はじめです。

今日は、部屋着についてコラムを書いてみたいと思います。

部屋着って何だろう?

部屋着って、何だろう?

私は朝起きると、まず服について考える。

どんな服を着ようか?

1週間のスケジュールと気分を予測して、おおよそのコーディネートを組んでおく。

明日はこれを着よう。そう決めていて、朝パッと方向転換する時がある。

問題なのは、靴とバッグの色だ・・・。

せっかく明日は茶系の小物でコーディネートしよう、とバッグには物を詰めてしまっているのに、突然ネイビーのスーツに黒い靴に方向転換するものだから、黒いバッグに物を詰め直さなくてはいけない。

そして朝から人々のスーツスタイルを見て、いろいろ考える。

自宅につくと部屋着に

普通はこんなに服のことは考えないので、おそらく私がオフィスでバリバリ働くビジネスマンなら、朝、いつものようにニュースをチェックし、部下からの緊急メールがないことに安堵する。一生懸命に仕事をして、ランチミーティングをして、夜の会食を終えて自宅に帰る。

現代に生きている私たちは決して暇ではない。

24時間服のことを考えているわけではなく、明日のランチ、会議の内容、企画のチェック、週末の予定など頭の中はめまぐるしい。

今日も忙しい1日が終わり、自宅につくとまず着替える。

シャツを脱ぎ、Tシャツになると、どこかリラックスした気分になる。

私は、この緩急こそ部屋着なのではないかと思う。

部屋着は時代を遡っても

19世紀なんて、燕尾服を着て食事をしていたのだ。

男性たちは堅苦しい服装で、静かに食事をする。その時に女性の話だとか、品のない話は全てNG。度数の強いお酒ももちろん食事の席ではタブーだ。

こうして男性陣は食事を終えるとリラックスすべくラウンジルームに入る。

女性たちとは別の時間になると、ちょっとリラックスをした服を着て、タバコを楽しんだ。

ようやく緊張がとけ、あの子が可愛かった、というような男性同士の会話もあったのではないだろうか。

現代は?

この時、リラックスするために着ていた服こそラウンジジャケットという服で、今のスーツの原型と言われている。

現代では、クールビズだからスーツは着ない。シャツで、ネクタイもしなくていいという企業は少なくない。

だが、私は思う。

もはやこれ以上ないくらいリラックスした服だ。

自宅に帰って、あぁ、今日も頑張ったな。というあのリラックス感は味わえるのだろうか?

汗だくになって街をランニングして、自宅に帰ってきてから飲むいっぱいのビールの美味しさ。これも同じような感覚だ。

つまり、物事には緩急があった方が良いのだ。

ラルフローレンのパジャマ

そんなわけでないがしろにしがちな部屋着だが、ラルフローレンのパジャマがお気に入りだ。

オックスフォードのコットンで、ゆったりした作りになっている。

ブルーの淡いパジャマは、着替えた自分の姿をパッと鏡で確認したときに、あぁ、もう寝るんだ。と気持ちが切り替わる。一つの入眠儀式かもしれない。

自宅に帰って、着替える。

寝る前に、着替える。

着替えるとは、気・替えるということではないだろうか。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2018年5月18日
ライフスタイル | コラム

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