心斎橋リフォーム 評判の修理店の出版パーティ 内本久美子さんの元に服飾業界の重鎮たちが
松はじめです。
心斎橋リフォームという名前は聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
洋服のリフォームを行う心斎橋リフォームは、全国6店舗。
東京・丸の内や六本木にも店舗がある心斎橋リフォームの副社長 内本久美子さんがこのたび出版!
ということで、出版記念パーティが開催されました。
私は、メンズウエア素材の基礎知識の著者であられる大西基之先生とご一緒させていただいたこちらのパーティ。一体どんな模様だったのか?
そして心斎橋リフォームの魅力にも迫ってみたいと思います。
銀座シックスに到着すると、最上階の13階へ。
そこには、内本久美子出版記念パーティ会場の案内があった。
そこに描かれているのが、今回出版される、【手持ちの服を賢く活かしてあなたの印象をガラリと変える Dr.久美子流 服のリフォーム術】という本だ。
心斎橋リフォームは大阪の心斎橋のワンルームマンションの1室ではじまった。創業当社はリングジャケットの依頼を受けて、修理の集荷をして職人にお直しをお願いする方式だったそうだ。
心斎橋リフォームの副社長であられる内本久美子さんは、最初は電話を受けたり事務的な仕事をメインでしていたそうだが、職人の仕事に心打たれた。
いつしか時代に合ったデザインに蘇らせる洋服のお直し店を作りたい!と自らも勉強を重ねて、洋服のお直し「心斎橋リフォーム」は6店舗になった。
本書背表紙より
今回私は、大西基之先生とご一緒させていただき、銀座シックスには少し早めに到着。
心斎橋リフォーム 内本久美子さんの出版記念パーティが行われる最上階、13階に上がる。
階下には、まだ薄明るい夜の銀座のブティック。
美しく並べられたファッションアイテムに照明が当たり、心躍らせながら購入したワンピースを持ち帰るOLたちの姿があった。
心斎橋リフォーム 出版記念パーティがスタート
いよいよ心斎橋リフォーム 副社長 内本久美子さんの出版記念パーティがはじまった。
お祝いにかけつける方々はファッション業界の方や、ファッション好きな方が多いのは予想通り。会場には色とりどりのドレスと、それを引き立てるためにそこにいるかのような紳士で溢れた。
大西先生の周りに集まった服飾業界の重鎮たち
さて、恐れ多くもお祝いにかけつけた私。ご一緒させていただいた大西基之先生と一緒にパーティに参加していた台湾のテーラー ケニー。
左にいらっしゃるダブルブレスト紳士は、「服は口ほどに物を言う」や「こだわる男のスタイリングメソッド ベーシックを自分流に着こなす」の著者であられる鈴木晴夫さん。
シューズデザイナーの坪内浩さんと大西先生。
この夜、銀座シックスに日本中のダンディが一箇所に集結していたという、贅沢な夜。。
ジュエリーデザイナーの大橋さんと、パーソナルスタイリスト創始者 ファッションレスキューの政近準子さん。
そこに心斎橋リフォームの副社長 内本久美子さんが加わって、、
うーん、絵になる皆様。
大西先生とファッションレスキューの中村さん。
中村さんとは一度お仕事でご一緒したことがある。
いつも多くの方々を魅了し続けていらっしゃるみなさまが!
メンズファッションライターの丸山尚弓さん、山内美恵子さんと、大西先生。
大西基之先生のご紹介で国際ボディランゲージ協会・理事の安積陽子さんが、Tonyさんとご対面。
私も初めてお会いさせていただくことができ、ご挨拶させていただいた!
横浜・信濃屋の顧問 白井俊夫さんの姿も!
心斎橋リフォームという洋服のリフォーム業。
私がこの業界に入るずっと以前から、良い服は修理をしながら着るということを先輩に教わった。手入れをしながら大切にするということでもあるが、シルエットなどに時代性を反映させるのもリフォームの成せる技だ。
とはいっても、リフォームを行っている会社が本を出す!そんな時代がくるとは予想できなかった。
今ある物にフォーカスして、大切に着たい。またシェアリングエコノミーの文化は洋服にも広がっている。
譲ってもらった良い服を、リフォームして着る。
そんなリフォームのトレンドが到来しているのは確かだ。
パーティの鏡割りも錚々たるメンバー
大変な盛り上がりを見せた心斎橋リフォームの出版記念パーティ。
パーティの中盤で行われた、鏡割りにも錚々たる方々が!
左にいらっしゃるのが、イラストレーターの穂積和夫さん。穂積さんといえばアイビーボーイの絵が浮かんでくるが、映画ポスターやCDジャケットなども手がけており、大西基之先生の先生である。
そして先ほどお姿をお見かけした白井俊夫さん。
心斎橋リフォーム副社長の内本久美子さんの横には、鈴木晴夫さん。
心斎橋リフォームの出版のお祝いライブ
心斎橋リフォーム 出版記念パーティでは、お祝いに四方義朗さんのライブも!
四方さんからは真っ赤なお花が贈られていた。
おまけ 心斎橋リフォーム 出版記念パーティにて
お世話になっている服飾評論家の出石尚三先生もお祝いにかけつけていらしたので、ご一緒に一枚。
今回ご一緒させていただいた大西基之先生と!
心斎橋リフォーム 副社長の内本久美子さんと!
内本久美子さんは主に心斎橋リフォームの丸の内店でフィッティングを行っている。
リフォームとはマジックのようなもの、とは本書にある言葉だ。
洋服の良し悪しは素材、縫製など様々だ。だがサイジングの影響は少なくない。高価な素材を使い、極上の仕立てのイタリアの既製服でも、やけに袖が長いな・・と思う状態で着ている方を見かけることは少なくない。
細部を少し合わせてあげるだけで見違えるものだ。
心斎橋リフォームで受ける修理は、熟練の職人がこなすという。一般的な修理屋といえばパートタイムの方を採用しているところが多いなか、レベルの高い修理を行えるのには理由があったのだ。
まとめ
心斎橋リフォームの副社長 内本久美子さんの出版記念パーティに参加したところ、服飾業界の重鎮がお祝いにかけつけていた。
洋服のお直し、街角にある小さな工房に職人さんがいる店、あるいは、アトリエでミシンを踏んでいるイメージが浮かんでくるかもしれない。
心斎橋リフォーム 副社長の内本久美子さんは、服飾専門学校を卒業後、大手百貨店で販売の仕事に携わり、退職後心斎橋リフォームを創業された。
お直しの量が順調に増えてきたある日、お直しのスペシャリストが、ジャケットの技術者、婦人服の技術者、パンツの技術者とまさに映画・7人の侍のように1人、また1人と加わった。
7人の侍という映画では、野武士に襲われて困っている農村の代表が、侍を雇うことで村を守る!という黒澤明監督の名作である。侍たちは、ただ食事にありつけるというだけの条件で結集した。
例えば1人は剣の達人。またもう1人は場を和ます達人、中心にいるのはチームをまとめる達人、といった風にそれぞれに異なった実力を持つ7人が集まった。7人の侍は野武士から村を守る戦略を描く。ところがこの侍に触発され、村の人たちもリーダーを中心に一体になって戦いに参加する。
まさにプロフェッショナルの侍(職人)に囲まれていた内本久美子さんは、若くして技術を得たのだ。
生地もいい、お気に入り。
だがなんとなく古いスタイルに感じられる服。それを内本久美子さんたちは、モダンに着られるように蘇らせてくれる。古き良き服を、新しい服のように歓迎して着る、シェアリングエコノミーもスタンダードになった現代、もう一度そこにあるものを活用できないか、考えてみると新しいものが見えてくるのではないだろうか?
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2018年6月22日
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