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オーダースーツの生地

FOX CITY オールシーズンのスーツ生地をご紹介!

こんにちは、表参道ボットーネです。

GWも終盤。

少しずつ気温も上昇してきており、もうすぐ夏だな~と感じるようになってきましたね。

とはいえ、未だ日中と朝夕の寒暖差がある日が続きますので、皆様も体調管理にはくれぐれもご注意くださいませ。

さて、本日はおすすめの生地について。

英国FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)社より、FOX CITYコレクションのご紹介です。

一年のうち真冬、真夏を除く長い期間着用できる汎用性の高いファブリックで、世界的な気候の変化によりグローバルな注目を集めています。オーセンティックなデザイン、ネイビー、ブラウン、グリーンなどのソリッドカラーはスーツ、ジャケット単品で。明るいカラーの数々はトラウザーズに最適です。

このようなコンセプトになっており、日本の気候では真夏はクールビズという方も多いでしょうから、

春・秋メインのスーツは1着あれば重宝しますね。

FOX CITYには一体どんな魅力があるのでしょうか? この記事で詳しく説明していきます。

フォックスブラザーズとは?

知る人ぞ知るフォックスブラザーズ、歴史ある英国の生地の織元(ミル)です。

お詳しい人であれば、フランネルの生地は?と聞かれ真っ先に思い浮かぶのはフォックスではないでしょうか?

「英国フランネルの代名詞」として、世界中から愛され続けています。

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▼フォックスブラザーズの歴史や魅力については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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FOX CITYの特徴

ドライタッチ 平織りの強撚糸

これは実際に生地に触れていただければすぐに分かるのですが、光沢感は控えめで触り心地もとてもドライ。

表面がさらさらしており、平織りで構成されているので通気性も充分に確保、暑い季節でも心地よくお召いただけます。

”強撚糸”とは読んで字のごとく「強く撚った糸」のことですが、糸を撚る回数が多いことで糸にテンションがかかります。

それが反発力となり、スーツになった時のシワの付きにくさ、そしてシワの回復力に繫がってくるのです。

フレスコ生地を初め、近年は強撚糸で織られた生地が多く出回っていますが、FOX CITYは間違いなく本物。

全然へこたれないタフさを生地レベルから体感でき、イタリア産の柔らかい生地のスーツに慣れている方にとっては、

新しいステージに足を踏み入れるのに是非ともオススメしたいところです。

ドライタッチの平織りというと、目付は250g以下の盛夏用スーツ生地がほとんどですが、FOX CITYは目付が約300g。

やや肉厚で生地にハリ・コシがあるため、お仕立て上がりも立体的。

アイロンワークが良く効いた非常に美しいフォルムとなります。

スラックスとしても耐久性は充分で、非常に使い勝手が良く、

クリースも抜けにくいので綺麗な状態をキープしてくれる力も持っています。

ドライタッチであるため、インナーもTシャツやニットなどを合わせたリラックスした着こなしとも相性が抜群です。

光沢のあるツイル素材では違和感が出てしまうことが多いですが、

これならドレスにもカジュアルにも幅広い組み合わせを堪能することができ、

ビジネスだけでなくプライベートスーツとしての立ち位置にもなりえます。

お仕立て方法や着こなしによって、あらゆる場面に対応できる万能なスーツ生地です。

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アースカラー中心のラインナップ

FOX CITYのバンチブックをめくってまず一番初めに飛び込んでくるのがモスグリーンの生地。

一番上の生地はバンチブックの顔とも言えるでしょうから、

たくさんの生地の中から何を持ってくるかで、そのバンチブックが何を伝えたいのかが分るものです。

しょっぱなからグリーン/カーキ系が5枚続き、次には明るいテラコッタ。

全体を通してみても、ネイビーやグレーの定番色だけでなく、

ブラウンやカーキ系のアースカラーがラインナップされています。

淡い色味が実に味わい深く、男心をくすぐる生地ばかり。

個人的にはこの2枚目のダークグリーンに心奪われてしまいました、、、。

室内ではグレーのようにも見え、陽の光を浴びれば奥深いグリーンが表に出てきます。

グリーンは主張が強い色に思われるかもしれませんが、これ見よがしでないこの生地はすごく良い、、、。

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生地ラインナップ

それでは生地全体を見てみましょう。

FOX CITYは全ての生地が同じ目付けですので、色柄だけの違いとなります。

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“遊び”としてのスーツに! アースカラー系

FOX CITYの素晴らしさが体感できるアースカラーの生地。

グリーン系、ブラウン系、ベージュ系とそれぞれ揃っており、単色ではない淡い色使いがとても綺麗ですね。

この手の生地は単色でのっぺりした印象になりがちですが、

分かりやすいのはブラウン系でしょうか、赤みが感じられ、環境によって様々な見え方をします。

これまでの常識であれば「スーツは仕事着」とされていて、

プライベートで着る「遊びのスーツ」としての余地はほとんどありませんでした。

それがコロナ禍によって少しずつ変化してきているように感じます。

仕事服という役割から解放され、スーツは大人が楽しむ趣味の服としての価値が高まってくるのでしょう。

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ビジネスに! ネイビー系 グレー系

ビジネス定番色のネイビーも良いものが揃っています。

FOX CITYの良さを感じるのは写真のような少し明るめのネイビーではないでしょうか。

派手な明るさではなく、どこか落ち着いているような雰囲気で、何より品の良い清涼感があります。

このくらいのネイビーなら最も使いやすいですね。

お若い方は先の写真のようなもう1トーンくらい明るくても爽やかでいいかな?と思います。

グレーも実に清涼感がありますね。

色味もバランスよく、ライトグレーはスラックス単品としてもおすすめですね。

ネイビーやブルーのジャケットにもよく合います。

濃いめのミディアムグレーは、霜降り具合も感じられて貫禄のあるスーツとなりそうです。

このような粋な生地なら、、、ワイドラペルのスリーピースがパッと思い浮かびます。

ネイビーは若々しくエネルギッシュに、グレーはシックで渋いスーツになりそうですね。

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洒落たスーツに! チェック柄 ストライプ柄

チェック柄はベーシックなものが揃っています。

1枚目の写真の細かなチェックは、遠目には馴染んで無地のように見えます。

同じフォックスブラザーズのFOX AIR というシリーズで仕立てたことがありますので、

以下のブログで雰囲気を掴んでみてくださいね。

グリーン、ブルー、レッドの爽やかな差し色が入ったチェック柄も、これからの季節に良いですね。

プリンス・オブ・ウェールズ、英国生地らしく、高級感が増しますね。

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このチョークストライプは激渋でかっこいいですね!

チョーク・ストライプというとフランネルが王道ですが、まさにチョークらしいこの絶妙なかすれ具合が、

平織りの生地でもうまく表現されています。

最近の流行りはピッチ幅の広いストライプですが、これは5mm程度の細身ですね。

ですが、チョークストライプなので線の一本一本はやや太め、バランスがよく取れていますね。

ビジネスシーンでも難なく溶け込むのではないでしょうか?

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最後に

いかがでしたか?

もしかしたらFOX CITYのようなコンセプトの生地は、万人受けはしないかもしれません。

ですが、私を含む一部の人にとってはとても魅力的な生地であり、

スーツやジャケットとなって自分の人生にどう寄り添ってくれるのか、考えるだけでワクワクします。

生地の良さは、触ってみてみるのが一番です。

お気軽にご相談くださいませ。

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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。その後、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2021年5月6日
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