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ネイビーのスリーピースは大人のマストアイテム

こんにちは、表参道BOTTONEです。

皆様今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?

東京は今年のゴールデンウィーク期間も緊急事態宣言が発令されましたので、

旅行や帰省は避けご自宅でゆっくりと過ごされていることと思います。

4/30(金)にお休みがとれた方はまるまる一週間の連休となりますね。

皆様それぞれの過ごし方があるかと思いますが、

ボットーネは水曜・木曜の定休日を除き感染対策を徹底してひっそりと営業しておりますので、

お時間がある方はお気軽に遊びにいらしてください。

ブログでご紹介させていただいたK様のフレスコスーツは、先日無事にご納品させていただきました。

このスーツに合わせるべく、JW上ストンのスウェードローファーをお持ちいただき鏡の前で入念にチェック。

ソックスは合わせる意図のない選択でしたが、アクセントになってとても洒落ています。

ニットタイは当店のものでスタイリングさせていただきましたが、

やはりこのようなスーツの質感には爽やかなニットタイが最もマッチしますね。

タフでへこたれないフレスコスーツでございますので、これからの季節もがしがしご着用いただけますと幸いです。

スーツのマストアイテムは?

さて突然ですが、スーツにおける「マストアイテム」というと皆さんは何が思い浮かびますでしょうか?

冠婚葬祭に対応できるブラックスーツでしょうか?

服飾文化に詳しい人であればミディアムグレイのスーツが真っ先に思い浮かぶかもしれません。

これが正しい!という答えはありませんが、私達はネイビーのスリーピースこそ

大人が最初に揃えるべきマストアイテムだと思っています。

マスト=欠かせない物を指しますが、ネイビースーツなくしてスーツを語ることは出来ません。

過去のブログでも何度もお伝えしてきました。

ネイビーから受ける印象は心に刻まれる

万国共通の水・海の色であるブルー・ネイビーは、見た人に安心感を与えます。

ネイビー(NAVY)は、もともと海軍そのもののことを指したり、

イギリス海軍の制服の色でもだったことからそう呼ばれるようになりました。

ネイビーのスーツを適切なサイズ感できちんと着ていれば、安心感だけでなく良い印象しかもたらしません。

誠実、忠誠、誠意など、ネイビーから受け取る印象は相手の心に深く刻まれるものであり、

政治家や国を代表する人達が集まる場において、ネイビーの着用率が圧倒的に高いことは決して偶然ではありません。

こうした事実からも、ネイビーは紳士に欠かせないカラーであると言えます。

ネイビー スリーピースのご注文

いつもジャケットやコートのオーダーをいただいているT様。

ここ数年はブラウンのジャケットに始まり、コーデュロイのジャケット、ブラウンのコート、カシミアのコートなど、

T様のお好みが反映された、季節を楽しむ濃いアイテムをオーダーいただいておりました。

今回は原点回帰のネイビースリーピース。

フォーマルやオフィシャルなシーンでも着用することを想定し、シングルベスト付のお仕立て。

ボタンは水牛釦、装飾品の質にも抜かりありません。

肩周りはイセ込の分量を多めにとり、ふっくらとした袖付けで優しく包み込むようなフィッティング。

この辺りはテーラーの特性が良く表れる部分でもありますね。

このようなスーツには、ネクタイを立体的に持ち上げてくれるタブカラーのシャツも良く合います。

ブラウンのネクタイを合わせれば、洗練されたアズーロ・エ・マローネの完成です。

お客様へご納品

スーツは数年ぶりのオーダーとなり、このタイミングで改めて仮縫いを挟みアップデートされたT様の価値観を盛り込みます。

これまでは比較的スリムなフィット感を好まれ、

スラックスに関しては裾幅も17cm程のスリムテーパードをイメージしてお仕立てしておりました。

近年はお好みも少し変わられたようで、スラックスはこれまでよりも少しゆとりを持たせノータック→1タックに、

ジャケットのシェイプや肩周りのフィット感も見直し、これまでとはまったく別物のスーツとなりました。

T様は元々基本的なスーツは複数お持ちでしたが、ここ数年プライベート着用を想定したのアイテムが多かったこともあり、

久しぶりに基本に忠実なネイビーのスリーピースでオーダーいただいております。

4月にご結婚式に参列されるとのことで、前もって2月からお仕立てを初めたスーツを先日ついにご納品。

これまでと違うご着用感に、T様も大変ご満足いただけました。

このスーツに合うトーマスメイソンのオーダーシャツも合わせてご納品させていただき、

これから様々な着こなしを楽しんでいただけると嬉しいです。

今回の生地は・・・

最後に生地のお話しもさせてください。

英国ハリソンズの生地は、服好きであれば誰もが知るところでしょうか。

質実剛健で無骨な生地コレクションが多く、定番のリージェンシーは多くのお客様にお仕立てさせていただきました。

今回T様にお選びいただいたのは、カシミアがブレンドされたCRU CLASSEというハイグレードな生地。

英国らしいコシのある生地ながら、カシミアの特徴そのままに、肌触りはとても柔らかく、

そして光沢もほんのり上品に表現された極上の素材です。

最後に

「せっかくのオーダーなのに、ネイビーじゃ普通すぎる」と思う方もいらっしゃることでしょう。

興味のない人から見れば、確かにネイビーのスーツは単なる普通のスーツと変わりないかもしれません。

しかし私とT様にとっては、たくさんの思いの詰まった特別な1着であることは言うまでもなく、

大事なシーンでT様が必ず手に取る相棒となり、大袈裟でなく人生を共に過ごしていくこととなるでしょう。

誂えの服の良さは、何もインパクトのある生地だけではありません。

ネイビーのスリーピースは、分かる人には分かる、大人のマストアイテムではないでしょうか。

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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。その後、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2021年5月1日
スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様

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