パーティと披露宴の列席スーツと
本日は台風直撃で、予定していた11月のパーティに向けての生地選びに影響が出ないだろうか、と心配していたが、
まったく問題なく遂行された。
「予約しておりました、Kです」
今日は、はじめてみる付き人の方、2人を引き連れていらした。
11月のパーティに向け、
まず1着、ビジネススーツを夏前から作っている、仮縫いを入れて。
それがまもなく納品となるわけで、さらにそのフィット感を加味しながら、いよいよ本番、
あるパーティに向けての1着のお仕立てとなる。
メディアも含め、それ相応の方々が集まることは推測できる、
今回ご提案したイタリア素材、SUPER160’sのネイビーの1着、間違いない。
そして、こちらも11月、
モヘアバラシャの黒で、
披露宴に列席される歴史ある企業の代表の方だ。
ありがたいことに、たくさんの大切な場面でのオーダーをいただき、
それに応えるべく、
しっかりと自分を一層に高めていかなければ、と思い、
ふと鎌倉の寺に行ったときの写真を採用した。
そろそろ、コートのオーダー打ち合わせも入ってきて、
秋の結婚式の、オーダータキシードは納品が続く。
「この日を、楽しみにしていました」と言われる。
フィッティング・ルームに案内し、タキシードのパンツを履いたK氏が出てきた。
「感動しました、、」と、言葉少な目なK氏は、そう言った。
ウイングカラーのシャツのカフに、黒のオニキスのカフリンクスを通しながら、
「パンツが、ですか?」と聞いた。
ジレを着せるしぐさをしたら、K氏が右手を挙げた。
「そうです、違いますね」
クライアントのジレの、くるみボタンを、1つずつ留めていく、この瞬間、
いよいよ舞台を前にこちらまで鼓動が高鳴る、
いつもこの緊張感、この瞬間が大好きだ。
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2016年8月22日
スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様
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