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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

マリネッラのネクタイが到着!90日待って完成した品質と物語に大満足

松はじめです。

3ヶ月前、私はマリネッラの店舗に行ってある1本のタイをオーダーした。

それが、ついに仕上がってきたので、どんな風に仕上がったのかレポートしてみたいと思う。

オーダーした時の様子

マリネッラ(Marinella)のネクタイ セッテピエゲをオーダー!六本木にナポリからアレッサンドロ氏来日

それはとある平日だった。

自宅に、1つの宅配便が。マリネッラのロゴの入った紙袋で、ネクタイが到着。

早速紙袋を開封してみると、今度はマリネッラのネクタイ専用ケースが登場。

日本へようこそ!

裏面には、マリネッラの店舗のある都市名。

完成したネクタイを早く・・早く見たい。

その気持ちをグッとこらえて、まずは裏面もしっかりと見てみる。

箱を開けてみる。

ネクタイケアと保管方法マニュアルが同梱されていた。

ご存知のとおりネクタイは、一度結ぶと結びジワがついてしまう。

そこでまずは1日2日と丸めた状態か、もしくは吊るしておくことがアドバイスされている。

まだネクタイにたどり着かない、しかし焦らされるのも悪い気持ちではない。

でも、そろそろ良いだろうか。

ラッピングは剥がれた。

内に包まれたお目当の、いよいよネクタイを見てみようじゃないか。

出た〜

箱をゆっくりと開けている瞬間の、ワクワク感から、ついにお目当の部分に辿り着いて、ついつい鼻息が荒くなる。出てきたのは、オーダーしたネクタイ。

もちろん事前に生地は見ていたわけで、だいたいどんな風になっているのか?は想像がついていた。とはいえ、実際にご対面!となったこの瞬間の感動はなんと表現すれば良いのか。

これだ、忘れもしないあの生地、美しいシルク。

だがマテリアルが実際の物になって産まれてきた。

この間にはいろいろなドラマがあったに違いない。

それを経て、こうして産まれてきたネクタイ。インターネットでボタンを1クリックして翌日に届いたネクタイとは訳が違う。あの日、確かにそこにあった生地を選び、アレクサンドロ氏にアドバイスを求め、僕が最初に思い描いた生地と一緒だったその生地。アシスタントがカシャっとカメラで写真を撮った。彼もマリネッラが大好きで、わざわざマリネッラの鞄、ソットブラッチョを持ってきていた。

通訳してくれた日本人で重要なポジションの方と、ちょうど僕が大西先生を追いかけて参加した台湾スーツウォークの話で盛り上がった。そんなストーリーが開封とともに蘇ってくる。

まさに語れるネクタイの誕生、オーダーメイドってすごい!と思った、客観的に。

1975年の文字もしっかり。

憎い・・・この刻まれたメッセージの演出。私が誕生した1978年だったらまた一段とサプライズだったが。この生地は私よりも3年先輩であり、いつも経緯を払って締めさせていただかないといけないな、と思った。

そして、その年から生地として生き、いつしか物として命が吹き込まれる日を待っていたのだ。私はひょんなことから、その吹き込まれた命が形作ったネクタイを手にすることになった。

これから何年、いや何十年、何百年と大切にして継承していかないといけないな。と、ふと思った。

さて、明日は何着よう?

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2018年7月31日
ライフスタイル | 編集長の日々

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