【スーツ5着でつくる】ビジネスマンの理想のワードローブを考えてみた
カジュアル化が進む世の中ですが、ビジネス服としてのスタンダードはやはりスーツ。
とはいえ、一部の職業の方を除いて、「毎日スーツを着る必要はなくなった」という方も多いと思います。
そうなると、自然と必要なスーツの着数は少なくなってきますね。
少なくなると質にこだわりたくなる人も多いのでしょうか、ボットーネでもここ数ヶ月で「持っているスーツを全てリセットしたい」とご来店いただいたお客様が複数名いらっしゃいました。
そこで本日は、理想のワードローブづくりについて考えてみたいと思います。
これからスーツを5着揃えるならば、自分などんなスーツをオーダーするのか?という視点でまとめていきます。
この記事の目次
私が20代前半の頃は・・・
私自身も20代前半の頃は大手企業のIT系子会社でエンジニアをしていました。
毎日スーツを着て出社していた訳ですが、その時のスーツのラインナップを思い返してみると、
①AO〇Iで買った細いネイビーストライプのスーツ
②スーツカ〇パニーで買った黒のシャドウストライプのスーツ
③親戚に買ってもらったバーバリーのスーツ(一張羅)
④上京するときに買った礼服
⑤ユニ〇ロで買ったセットアップ
とまあ、スーツに興味が湧く前だったので、なんともいえない感じですね笑
でも同年代の同僚も似たような感じでした(課長とかはスーツに拘ってるとか確か言ってたかな・・・?)。
このブログを見ている方にも、もしかしたら同じような感じの人がいるかもしれません。
でも今なら間違いなくどれも買わないアイテムですし、もっと適したスーツがあることを知っています。
もし皆さんが「これからスーツを揃えよう」「持っているものを一新しよう!」と考えておりましたら、是非最後までご覧ください。
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①打ち込みがしっかりした生地(春秋冬)
私がまず一番最初にスーツをオーダーするなら、『丈夫な平織り』の生地を選びます。
一番重要なことは『丈夫』であることで、少ない着数のうちはどうしてもそのスーツの出番が多くなってしまうでしょうから、最初からラグジュアリーなイタリア生地などで作ってしまうと、スーツがまったく長持ちしません。
打ち込みがしっかりした生地は、生地自体にハリがあり、シワにもなりにくく最初のスーツとしてまさに最適。
最終的にはきっちりローテーションするのが理想なのですが、それまではこいつに踏ん張ってもらいましょう!
ということで、ハリソンズ社のフロンティアというコレクションは特におすすめです。
光沢感も控えめな生地なので、いい意味で季節感があまりなく、春でも秋でも冬でも違和感なく着用できると思います。
しっかりした生地なので、さすがに夏はちょっと厳しいかな。
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②ウール・トロピカル(夏)
①のスーツで夏以外はある程度カバーできますので、次は夏用のスーツを揃えたいところです。
平織りという通気性の良い織り方で織られていて、糸も細くて軽量な生地を『トロピカル』と呼ぶのですが、これは昔から暑い時期のスーツ生地の定番とされていました。
それは今でも変わらず、シワに対する強さなどは逆に進化していますのでどんどん良いものになってきています。
夏用スーツにおいても「軽量」であることは重要なであり、さらにトロピカルの生地は表面がサラサラとしたドライなタッチのなので汗ばむ季節でも快適に着用できます。
①でご紹介したフロンティアと同じハリソンズ社から出ているミスティークというコレクションは盛夏用スーツとしては個人的にナンバーワンだと思っていますので、ボットーネでも本当に多くのお客様にオーダーいただいてきました。
皆様、夏用のスーツとしてこれ以上のものは無い!と実感いただいていることと思います。
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③微光沢ネイビー無地のツイル生地(春秋冬&フォーマル)
続いても夏以外で着用できるスーツを一着追加したいのですが、今回は少し光沢のあるスーツを選びたいと思います。
①②のようなスーツ生地は基本的に光沢感があまりないので、おしゃれ感はちょっと薄れてしまいます。
せっかくオーダーして体にフィットしたスーツを着るのであれば、少しばかり高級感があってもいいですよね。
それに、ここでは色も『ネイビー』に限定させてください。
理由は、フォーマルなシーンでも着用できるようにしたいから。
社会人ともなれば年に1・2回はビシッとスーツを着なければならないシーンがあるはず。
一番身近なのは結婚式の参列だったり、会社の式典だったりしますでしょうか?
これらのシーンを想定するならばやはりネイビーは外せませんので、多少光沢感のある生地を使ってフォーマルシーンにも対応できるスーツを押さえておきたいと思います。
①②はイギリス生地がおすすめですが、③の用途を想定するならイタリア生地の方が上品で良い雰囲気に仕上がりそうです。
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④目付370gくらいの生地(秋冬)
目付370gというのは、簡単に言えば「少し厚め」の生地のことで、あれ?何か名称あったっけ??と迷ってしまったのでそのまま書いています。
①のスーツは目付280~300gくらい
②は230~250gくらい
③は①と同じくらい
こんなイメージなのですが、これらより明確にしっかり厚めの生地があると秋冬は重宝します。
ハリソンズ社のファインクラシックス、スキャバル社のクラシックスなどのコレクションがあるのですが、そのコレクション名にはだいたいクラシックというワードが入っており、昔ながらの丈夫な生地としていまでも非常に人気があります。
スーツの生地はしっかりしていた方がシルエットもきれいに仕上がりますし、シワにも当然なりにくいので秋冬には主力スーツとして活躍すること間違いなしです。
実際にボットーネのお客様でも、「いままでで一番分厚いスーツだけど、一度これ着たら他の着れないですね」とおっしゃられるくらい、虜になる方もいます。
どのブランドにも大体このくらいの目付の生地はラインナップされていますので、イタリア系の生地からイギリス系までたくさんの種類の中から選んでいただけますよ。
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⑤サキソニー or フランネル(冬)
最後は冬だけに着用する贅沢な生地を選びたいと思います。
サキソニーやフランネルといった、表面が『起毛』している生地は、単純に保温性が高く、見た目にも季節感もあるので、スーツとしての着こなしそのものを楽しむことができます。
ビジネスシーンはもちろんのこと、インナーをタートルネックのニットなどにすればプライベートでも着用できる訳ですが、これは①~④のスーツではビジネス要素が強すぎて難しく、やはり季節感がある生地からこそできる着こなしなんです。
ボットーネのお客様でも「今年はフランネルに挑戦したい!!」と宣言されている方がおりますので、いつもビジネス100%のスーツとは違ったご提案ができますことを楽しみにしております。
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まとめ
ということで、私がこれから5着のスーツを揃えるとしたら、ということでそれぞれのスーツ(生地)を考えてみました。
①打ち込みがしっかりした生地(春秋冬)
②ウール・トロピカル(夏)
③微光沢ネイビー無地のツイル生地(春秋冬&フォーマル)
④目付370gくらいの生地(秋冬)
⑤サキソニー or フランネル(冬)
これからスーツを揃えよう、一新したいと考えている方は是非参考にしてくださいね。
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。その後、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2023年5月16日
オーダースーツ ボットーネのブログ | 明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術
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