ジャケットとデニムと海外と
昨日のシャツジャケット合わせたところ、
またパープルになった。
デニムにローファーで、ソックスで遊んでみた。
3連休の真ん中、表参道サロンは今日も予約でいっぱいとなったが、
なかなか濃い打ち合わせが続いている。
時代はグローバル化というけれど、
考えてみると日本人以外のクライアントも増えている。
今日も例外ではなかった。
海外から来日という方でボットーネを利用する方も稀にいるが、
だいたいは国内在住の方だ。
アメリカ、イタリア、それに中国。
今の時代はSNSで比較的簡単に海外の情報が手に入り、
国境という概念が薄れてきていると思う。
インスタグラムで欧州のスーツスタイルやトレンドが手に入り、
それを仕立てれば雑誌よりも早くトレンドを着られる。
逆に日本の文化を発信するにも、良い時代だと思う。
最近海外のニュースを見ていても、日本を取り扱うことが少ない。
どちらかといえば中国を筆頭に、アジア諸国のニュースは多い。
中国は北京にクライアントがいるので頻繁に出張に行っていたが、
2か月空けていくだけで目まぐるしく変化していた。
国貿(ゴウマオ)は六本木のミッドタウンのようなのが次々にオープンしては、
店舗は入れ替わりが激しく、
シャングリラホテルのバーはいつもバブルの香りでいっぱいだった。
中国の富裕層の方々が口々に言っていたのは、
東京は食文化も素晴らしい、盛り付けも違う。
それに緻密な交通インフラもすごいし、とにかく街が綺麗、と。
冬は札幌に行きスキーをし、
秋は京都でお寺と旅館でおもてなしを味わい、
たくさんのお金を日本に落としていってくれている。
また、掛け軸など、日本の物に興味があると言っていた。
ただ、ファッションに関しては、ヨーロッパというイメージという、
それはその通りなのだが、
日本でもピッティウオモ(イタリアの製品の展示会)のようなものや、
パリ・ミラノコレクションのような世界の精鋭デザイナーが参加するイベントが
活発になると面白いのだが。
それにしても、世界には色々な国があり、
色々な方がいるものだが、
外から東京を見るというのは、いつも新しい発見があるなと思う。
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2016年7月17日
明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術 | スーツ ジャケット スタイル
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