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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

台湾、男一人旅!ジャケットとボストンと烏龍茶と

松はじめです。

みなさん、台湾は行ったことはありますか?

私は初めてです。

先日は、台湾スーツウォークというイベントに、私の素材の大先生、師匠であります大西基之先生が出演される!2日目のトークショーで登壇する、と聞きつけまして、追いかけて台湾に行ってまいりました。

前後で少し時間がありましたので、春ジャケットを持って台湾一人旅!と題して行動してきました。

この記事の目次

台北は雨だった

台北の街に降りると、予想通り雨だった。

台北、一人旅。

フライト時間、4時間、時差1時間。
新しい企画を仕上げるのにはちょうど良い時間で、飛行機が離陸を初める前から小さなメモ帳はぎっしりになった。

スーツケースには、スーツを1着、ジャケットは2着。
そしてタイは5本、靴は2足、1足はコンビにした。

くるくるっとピンクのストールを巻いて、早朝の成田エクスプレスに乗り込む。

台湾スーツウォークに出発するためのフライトは、成田空港だった。東京から台北に行くのなら、羽田空港から航空機に乗って、台北市街にほど近い松山空港で降りるのがベストだ。だが今回はイベント開催近くなってから出発が決定したため、成田空港>桃園国際空港という、それぞれ都心部から少し離れた空港を利用することになった。

烏龍茶と湯婆婆

男の一人旅は、大胆な行動が取れる。
台北から車で40分走るだけで、絶景の海。
荘厳な自然のパノラマを前に、40歳、日常の喧騒を離れたことで浮かんでくるアイデアがある。

床に置かれた大きなヤカンを持つ。
小さな急須にお湯を注ぐと、静かにカウントダウンをはじめる。
ゆっくりと注ぐと、茶葉の香りが漂ってきた。
カーキ色のスプリングコートだけでは少し肌寒い山あいの風の中、本場の烏龍茶を飲む贅沢なひとときだ。

台北101へ

山村の風景と打って変わり、都心部へ移動。
ウール・シルク・リネンのジャケットはこの日の台北の気温を予測したかのようにピッタリだった。3月の台北で、今年初めてとなる、ボルサリーノのパナマハットをかぶった。

そびえ立つ台北101は、空港から都心に移動している途中に見えて、ずっと強烈な残像を残す暗闇の花火のように引き立っていた。このビルは近年まで世界一の高さを誇っていた。今回のイベントの出発点がここ台北101であった。

明日の登壇に向けて、通訳の方と大西先生が打ち合わせをされている様子を見て、こちらの方がハンカチを手に取り汗を拭った、急に緊張感が高まった。

スーツウォークでは700名近い紳士と台北の街を歩いた。
ドローンも飛ぶ中、あちこちでシャッターが切られる。
スーツという装いはビジネスだけでなく、ファッションという切り口でも素敵なイベントになると肌で感じた。

この日、イタリアでバッグを制作している日本人Oさんに、台湾でクラシックを知るのだったら、ここは見た方がいい、と台北のOAK ROOMにも連れていってもらった。クラシックで洗練されたコレクションが立ち並んでいた。

ダンス・パフォーマンスも繰り広げらえている。

これをきっかけにチェルッティの生地で1着スーツを誂え中。

グランドハイアットで食事をご馳走になった

初日の台湾のスーツイベントの初日が終わると、大西先生のビジネスパートナーT氏が開催する食事会にあつかましくも参加させていただき、ご馳走になってしまう。グランドハイアットの個室では、これから始まる新しいプロジェクトを垣間見て、ワクワクした。

ありがたい。

この酒・・・

白酒って、これあかんやつや。

昔、北京オーダー会をやった時に、クライアントでもあるとあるCEOが持っていらしたのが白酒。蒸留酒だから悪酔いしない、というフレーズを信じて飲み続けた結果記憶を無くしたというあれだ。でも異国で乾杯から始まる仲間の合図、嫌いじゃない。

どんな人が集まっているか?それはまず一番に重要なことだと思う。何をするか?はその後でも充分かもしれない。

どの料理も絶品だったはずなのに、大西先生はじめ錚々たる方々との食事に、緊張のあまりに特徴を思い出すことができない。

台湾といえば、夜市

グレンチェックのスリーピーススーツを脱いで、一人夜市へ繰り出す。
すると、突然雑多なアジアに引き戻された。

屋台を最大限に楽しむべく、ジャージー素材のシャツジャケットで、パンツは2プリーツの少しゆったりしたものにしてみる。

深夜まで続く台湾フードの祭典。白いレザースニーカーを履いて歩いたグルメ食べ歩きは、前菜からメイン、ドリンクをチョイスしても1500円でお釣りがくる。

この日訪れたのは寧夏夜市という、中心部の中山から徒歩圏内の夜市。台湾にはたくさんの夜市があるが、ここはとにかく食べ物が充実している夜市だ。

外せない小籠包

最終日、フライトまでのわずかな時間がある。
ネイビーのモヘア混ジャケットは白蝶貝のボタンで、台湾でも初夏を先取りしていた。ここにきて外せない小籠包は、偶然見つけた點水樓は鉄板のお店だったと私は思う。

色とりどりの小籠包に、台湾ビールは合わないはずがない。

あっという間の弾丸、台湾。
ゆっくりと旅するのも良いかもしれない。
が、この限られたビジネスの合間にその土地らしさや文化を吸収する、というのも濃密で悪くないと思う。

さて、明日は何着よう?

去年の8月のメンズクラブでも、台湾男1人旅が紹介されていた!
その他、個性的なガイドが載っている雑誌も注目したい。

■熱海より週末台湾が大人の選択 食って、浸かって、遊ぶ 「今週末は熱海で温泉?」。羨ましい…けど、なんだか新鮮さがない。 そこでメンズクラブからの提案。「今週末は台湾」ってのはどうでしょう。 それこそ台北なら、温泉、夜市、海老釣り! ? と、 熱海以上のアクティビティがあって、ノスタルジックな雰囲気まで楽しめます。 あと、大げさなトローリーケースではなく、トートバッグひとつで身軽に、がポイント! 女子とラグジュアリーな旅もいいけど、時には男ひとりで、着の身着のまま・・・ 旅慣れた大人の週末旅って、そういうことだと思いませんか?

 
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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2018年3月30日
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