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プリンス オブ ウェールズのスーツ

グレンチェック スーツ

今日はグレンチェックのスリーピースに、マリネッラのタイ。
ベストには衿がついている。

グレンチェックとひとくくりにしてしまうのも簡単なのだが、
実は私が着用しているグレンチェックは厳密にはグレンチェックというより、
プリンスオブウェールズと呼ぶのが最適な柄だ。

プリンスオブウェールズのスーツの着こなしポイントとこの柄の意味は、こちらの記事で詳しく解説している。

生地のネーミングは、見た目からつけられている場合と、素材とか原料とか、または歴史的なうんちくによって名付けられている場合がある。

このプリンスオブウェールズはそのどれでもないのだ。

グレンチェックとはある場所が関係している

グレンチェック 着こなし
生地のネーミングは、場所などが関係して名付けられている場合がある。

グレン・チェック(Gren-Check)ですが、「スコットランドのネス湖に近いGren-Urquhart (グレン・アークハート)渓谷一帯で織られていた柄で、場所にちなんでつけられた名称」が最も一般的に知られております。 メンズ・ウエア素材の基礎知識 大西基之著より引用

ネッシーでも有名なネス湖、最近ではその他の湖でも大型恐竜がいたとなれば◯◯ッシーと呼ばれ、仕舞いにはフナッシーまで登場しているが、ネス湖といえば美しい景観が目を浮かぶ。

まず、グレンチェックという柄は、このスコットランドのネス湖付近の、グレンアーカート渓谷で織られていたから、グレンチェックというネーミングなのだ。

プリンスオブウェールズは・・・

プリンスオブウェールズのグレンチェックスーツ

もう一つが、Prince of wales(プリンス・オブ・ウエールズ)ですが、これはそもそもグレン・チェックの上にブルーの色糸でオーバーチェックを切ったもので、シンプルなグレン・チェックにカラー・オーバーチェックが乗ったものということができます。英国皇太子であるウエールズ公(のちのエドワード7世)が好んだ柄という歴史的うんちくからくる名称ということができます。メンズ・ウエア素材の基礎知識 大西基之著より引用

イタリアではガレス

ということで、グレンチェックにブルーのオーバーチェックが上品なプリンスオブウェールズ。
イギリスの皇太子、ウェールズ公が好んだ柄なのである。

そしてイタリアではガレスと呼ばれる。

なぜイタリアではガレス(Galles)と呼ばれているかと言いますとGallesとはウエールズのことでありまして、正確にはPrincipe Di Galles(プリンチペ・ディ・ガレス)ということであります。メンズ・ウエア素材の基礎知識 大西基之著より引用

ちょっと知っておくと洋服はもっと楽しくなる。
店員に、プリンスオブウェールズですね?などと話してみても面白いかもしれない。

プリンスオブウェールズのスーツの着こなしポイントとこの柄の意味は、こちらの記事で詳しく解説している。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2017年3月18日
オーダースーツ | オーダースーツの柄

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