スーツ・ジャケットのオシャレは半歩先が吉
松はじめです。
まだ肌寒いこともありますが、少しだけ早めに春服に着替えると良いですよ。
ファッションの基本は半歩先。
まだ春服みんな着ていないところで、春服らしい服を着るとそれだけで差別化できます。ただ、羽織りものは忘れずに。もちろん無理は禁物です。
— 松 はじめ|35歳からの服装術 (@matsu_hajime) 2019年3月5日
少しずつ日中は暖かい、春の日差し。
春物、春スーツ、春ジャケット、みなさんいつ頃から秋冬・春夏をチェンジしますか?
また、理想的なタイミングはいつだと思いますか?
半歩先に着るとオシャレ
結論を最初に申しますと、早めが吉です。
他人より、半歩先。
男性はこれだけでファッショナブルに映ります。
なぜかというと、そこまで季節感を感じながら洋服を着ている男性自体が少ないからです。
4月初旬になって、暖かさをしっかり実感して、
その頃からようやく春服にしようかな?と思う。
ならば、その半歩先を狙ってみてはいかがでしょう?
半歩先に春服を着ると、体感としてはちょっと肌寒いもの。
ですが、新鮮に映ります。
まだ冬のダークトーン、重めのウールに身をつつんでいる周囲に比べ、
ワントーン明るいスーツを着る。
防寒対策として、軽やかな色のスプリングコートを着る。
これだけで春さしさがにじむのです。
周囲は、あたなを見て、あぁ、春だな!と感じるに違いありません。
つまり、季節の服装をちょっとだけ早めに装うわけです。
おしゃれが我慢、といいますが、我慢までする必要はありません。
肌寒ければカーディガンなど重ね着をすれば良いのです。
来年のスーツ・ジャケット
よくオーダーで服を作る場合に、今作ったら今期着られるかな・・?
と考えてしまうことありませんか?
私も、ありました。
ありました、と過去形にしたのには意味がありまして、とっておきの解決策があるのです。
それは、
来年の服を作ってしまう!です。
ポカポカと暖かくなって、むしろ暑い時期になった。
この時期にしか感じられないことがあるのです。
暑い・・でもきちんとしたジャケットが欲しい。
まさに今欲しいな、というジャケットを作る私がいます。
それで、生地が到着してから少し寝かせます。
なにせ、今期着る!という強い要望が私にはないのですから・・。
こうして、ゆっくりデザイン案を練ります。
そうこうしていると、街を歩いていて、あぁこのアイテムを合わせようか?と目に飛び込んでくる小物があるのです。
こうしてオーダーを進行して、シーズンの終わりに何回か着られれば私は満足です。
なぜか?
それは、来年に半歩先にこのスーツ・ジャケットを着られるから。
まだ肌寒い、というタイミングで、ちょっとだけ先を読んだスーツ・ジャケットを、誂えの服を着る。
さらに用意しておいた小物も身につける。
新品を寝かせて着る
実は私は、洋服を買い物をしてもすぐに着用しません。
オーダーでつくった場合もしかりで、ちょっと寝かせてから着るのです。
クローゼットで寝かせていると、そのうちにパッと目にはいって、あ!このコーディネートにしてみようかな?などとイメージが沸くことがあるわけです。
また、シーズンオフの間にスチームなどをあてて、風合いを出しておくということもあります。
新品を着るより、ちょっと着込んだ、味のある服。
自分の色に染まった、雰囲気のある服の方が良いなと思ってしまうので、そうすることが多いです。
いよいよ春、そして夏
いよいよ春、そして夏ですね。
大型連休に向けて、とっておきのジャケットがあっても良いかもしれませんね。
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
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