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ジェントルマンの知識

ウィンブルドン閉幕。知られざるテニス界のドレスコード。

クルーのHです。

テニスの四大大会(グランドスラム)のひとつであるウィンブルドン(全英オープン)。

ウィンブルドンは1877年から始まった、世界最古のテニストーナメントであり、最も格式高い大会なのです。

グランドスラム(4大大会)のなかでも最も歴史のある大会で、唯一グラス(芝)コートで行われます。

7/1から本戦のメインドローが始まり、ジョコビッチ選手の優勝で幕を下ろしました。

 

 
 
 
 
 
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日本の錦織圭は惜しくもロジャー・フェデラーに敗れました。

非常に白熱した試合展開に、時間を忘れテレビに釘づけでした、、、。

日本人選手の活躍は勇気を貰えますね。

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さて、このウインブルドン、最も格式が高く、最も歴史があるだけでなく、テニスに置けるその他の大きな大会とは異なる、ウィンブルドンならではの”ルール”が存在します。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

一体何でしょうか?

 


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プレドミネンタリー・ホワイト

 
 
 
 
 
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「プレドミネンタリー・ホワイト」といって、選手たちには、 ”テニスにふさわしい、ほぼ完全に白の装い” というドレスコードが定められており、ウエアはもちろんのこと、キャップ、リストバンド、シューズ、ソックス、くつひも、靴底、上着、身に着けるすべてのものにそのルールは適用され、白で統一されます。

*選手のスポンサーのロゴなどは対象外ですが、その大きさにも指定があります。

下着の色にも気をつけなければいけません。

年々このルールが厳格になり、そのチェックは白いウエアから透ける下着の色にまで及びます。

実際に元世界ランク1位のヴィーナス・ウィリアムズは、試合には勝利したものの、ピンクの下着を試合中に着用していたとして、警告を受けたこともあります。

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また、試合だけではなく選手の公式練習の際にもこのルールは適用されるという徹底ぶり、、、

日本人として、テニスをあまりよく知らないにはなかなかわからないのですが、一体なぜこういったルールがあるのでしょうか?

なぜ白でなくてはならないのでしょうか?

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スポーツ=白の理由

銀座ファッションアカデミアというファッション・スクールにて講師を勤めていらっしゃる、「スーツの百科事典」の著者でもおなじみ、服飾評論家の、出石尚三先生はこんなお話をされています。

出石先生はエリザベス女王が名誉総裁(現在エリザベス女王は公務縮小し、別の王室メンバーに移譲している可能性がある)テニス・クラブの名門 ハリガンクラブクロッケーに表敬訪問されたことがあるそう。

その際の、エピソードがこちら。

白い帽子、白いズボン、上から下まで白を着用して行きましたよ。
絶対白でないと、と言われました。

ところが、だめです!と。

ワンポイントマークに色があります!
と、そのくらい言われました。
シャツについていたワンポイント、そこに色がある!ということで入ることができなかったそうです。
一体どうして白でなくてはいけないのでしょうか。
実は、歴史が関係しています。
 
じゃあなぜ白かというと、テニスだけではないのです。
19世紀後半のスポーツは、オールホワイトだったのです。
 
なぜスポーツのユニフォームは白ってなっているの?
これは、18世紀以前は(スポーツウェアの)概念がなかったのです。
 
そこで、ミットサマー(真夏・夏至)に女の人も男の人も白い夏服で競技をしたのです。
だから自然に、スポーツウエアが確立・ルール化されるにあたって、18世紀からの流れでオールホワイトとなったのです。
 
テニスの云々も、もとを正せば夏服からきているのです。
 
内側に着用しているのは、チルデンニット。
Vネック・ニットで、アメリカのテニス選手、ウィリアム・チルデンの名からきているといいます。やはり白がベース。

スポーツウエアが白がベースになっているのは、夏だから白、がそもそもの出発点だったのです。
こうして時が流れ、テニスにおいてはウィンブルドンのみに限定してルール化され、徹底して白を着用します。

なぜだろう?と思っているようなことにも、それぞれ歴史的背景や意味があります。

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ちなみに一般の観客席にはありませんが、ロイヤルボックスなどの招待席にはそれぞれの席によってドレスコードが存在し、ロイヤルボックスにはイギリス王室のほか、各国王室、政府要人、テニス界の重鎮、世界中のビッグな方々が招待されます。

イギリスではひとつの”社交界の交流の場”という意味合いも含まれているそう。

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ということで、ウインブルドンは選手たちのウエア、観客の装いに注目してみると面白いかもしれません。

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余談ですが、私の1番お気に入りのテニスプレイヤーはスペインのフェルナンド・ベルダスコ。

 
 
 
 
 
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左利きを生かしたプレースタイルに加え、その剛腕から繰り出される豪快なサーブ、フォアハンドが持ち味の選手です。

こちらも是非チェックしてみてください。

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ライター:その他クルー

2019年7月24日
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