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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

《オフィス編》あなたのスーツ姿を一番見ている人は誰か?

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あなたは朝、どのような基準でスーツを選んでいるだろうか?
 
オフィスワークならば、社外の人と会わないかもしれない。
 
では、好みで選んで良いだろうか?
服装に対して寛容な企業でも、やはりきちんとスーツを装う方が良いのではないだろうか?
 
最近、こんなニュースがあった。
大手銀行の勇気ある取り組みだ。
 
 
また、先日再放送されていた映画マイ・インターンでもこんなシーンがあった。
ファッションEC企業の社長ジュールズ(アン・ハサウェイ)が、シニアインターン生として採用されベン(ロバート・デニーロ)に対して、
 
 ジュールズ 「ベン、スーツは必要ないわ。うちはカジュアルだから。」
 
 ベン    「スーツだと落ち着くんです、ダメですか?」
 ジュールズ 「いいえ、構わないけど、、、古風ね。」
 
この映画は2016年公開だったが、2019年の日本でも確実にスーツ離れは加速している。
 
余談だが、このマイ・インターンは服装、所作という観点で見ても非常にためになる映画だ。
 
主演のロバートデニーロの装い、所持している小物、自宅のクローゼット、何より所作のひとつひとつがとても品があるのだ。
 
仕立ての良いスーツにボタンダウンシャツを合わせるのが基本スタイルなのだが、座る時にはサッとフロントのボタンを外している。
そして立ち上がる時も自然な仕草でボタンを留める。
 
ほんの一瞬、誰も気付かないほど自然にできるのは、一流の証しだろうか。
 
 
話を戻すと、スーツ離れが進んだとしても、スーツをきちんと装う方がいいのには理由がある。
 
自分自身の印象が良くなる?
それももちろんあるが、だが決してそれだけじゃない。
 
あなたのスーツは、確かにあなたの服だ。
だけど、あなた以上にそのスーツスタイルを見ているのは誰か考えたことはあるだろうか。
 
奥さん?
朝出社する時と、帰宅時にしか見ていないだろう。
 
上司?部下? それもそうかもしれない。
 

オフィス スーツ姿

実は、オフィスワークであなたのスーツを一番見ているのは、向かいの席の人となる。

あなたは自分自身のスーツ姿を何時間見ているだろう?
ファッション系企業に所属していない限り、トータル1時間見ていれば良いところだろう。
(私たちは常に姿見があるので、トータル3時間になるかもしれないが)
 
では向かいの席の人は?
働いている中で、まるでリビングのテレビのように、あなたが離席している時間以外のほとんどの時間視野に入っている。
3時間、4時間、、、いやもっとかもしれない。
 
例えばスーツの肩にフケが付いていても、その人自身は全く気にしていないことが多い。
しかし、それを近くで見ている人や周りの人は決してそうではない。
 
これは極端な話だが、小さなことでも本質は同じだ。
きちんとスーツを装うのは誰のためか?というと、必ずしも自分のためではないということだ。
 
周囲への気遣い=服装(スーツ)ともいえるのではないだろうか。
 
ということで、これからは周囲への気配りという視点でもスーツを着てみようか?
さて、明日は何着よう?
 
 
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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2019年10月12日
スーツの着こなし術 | ジェントルマンの知識
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