服や物と一緒にエピソードを携える!
その日に着る服を選ぶ時に、どんな人に会うか?を想定して選ぶのも一つの方法です。
前に同じクライアントに会った時この服装だったな。少し変化を付けてみよう、と装いを変えます。
リテラシーの高いクライアントの方なら、その変化に気づいているものです。
— 松 はじめ|人生を変える服装の魔法 (@matsu_hajime) 2019年1月24日
服装は、自然と「私はこういう人間なんです。」と発信しています。
趣味や性格もビジネス感も、意外にも服に滲み出てしまうですよね。
海外のビジネスパーソンが服装で人を判断する、というのは理にかなっているわけです。
— 松 はじめ|人生を変える服装の魔法 (@matsu_hajime) 2019年1月24日
無言で自分を発信してしまうツール、服装。
ただ何となく着るのではなくて、少しのこだわりを持って着る。
そういうのは分かる方には分かって、それがきっかけで会話が発展することもありますよね。
持ち物に、自分なりの語れるエピソードを持つって大事です。
— 松 はじめ|人生を変える服装の魔法 (@matsu_hajime) 2019年1月24日
服って、私はこういう人間ですよ!
そんな風に無言で発しているんです。
先日、少し肌寒いのに弊サロンのクルー(スタッフ)が春物のニットを着ていたのです。
あれ?
これは春物だよな?
1月中旬だけど春を先取りしたかったのかな?
それとも、色合わせで使ったの?
いろいろと思考を巡らせたものです。
弊サロンスタッフということで聞いてみたのですが、
【着たかった】ようで。
春物・・おかしいですかね。と言っていましたが。
服とあなたは意外と見られてる
意外とあなたも見られている。
カフェで仕事していた時に、隣席からこんな声が。
「あの店員が可愛いんだよ。」
「え、どの子どの子??」
若い男性数名で集まっていて、こんな話が聞こえてきました。
かわいい、かっこいい、こういう会話って特に若いころ経験ありますよね。
でも、可愛いとか、格好良いとか、見た目情報。
パッと見て、可愛い!素敵!ダンディ!などの情報を受け取っている。
受け取って、判断して、シェアしてる。
このケースでは顔という容姿でした。
まあ、顔を変えるのは大変でしょうね。
整形するか、、まあ髪型変えるとかメガネ変えるということで雰囲気は大きく変わりますが。
あとはヒゲでしょうか。
ただ、繰り返しますが顔を変えるのは大変。
ですが、服はそれよりは簡単に変えられます。
服を見るとその人がわかる
そうやってコントロールできる服。
なのですが、ただなんとなく明日も同じスーツ着よう!となっていません?
もちろんある程度パターン化させておいて、決まったように服に袖を通す、というのも効率的です。
でも、敏感な人は「あの人いつも一緒の服だな・・」と気づく。
例えば着込みすぎて、よれてるスーツ。
こういうのはさすがに気づきますよね。
このブログの読者に、よれたスーツを着ているという方はいないと思います。
むしろ他人のよれたスーツが気になる!ですよね。
服・物と一緒にエピソードを持つ
そこで、服装が大切ですよ!というのは簡単なのですが、一歩進んでみてはいかがでしょう?
エピソードを持つ。
例えば、そのスーツを仕立てたとか、ペンを買ったとか、いろいろなエピソードがあると思うのです。
海外に行ったときにサイズに苦労しながら、こだわって選んだ靴!というエピソード。
こういったエピソードを服や物と一緒に持っていると素敵だと私は思うわけです。
ここに関しては、私もまだまだですが、こんなエピソードがあります。
あるバッグがどうしても欲しくて、
欲しくて欲しくて探しても、ない。
工房の一番職人しか作れないバッグだから、生産が追いついていない。
東京中探しても、欲しい色のバッグは品切れ状態。
そこで日本全国探し、長野でそのバッグを見つけます。
すぐに妻と子供を誘って長野に行きました!
5年前、2014年のできごとでした。
このバッグは、良いバッグですね!と言っていただけることが少なくありません。
バッグきっかけで話が盛り上がり、生まれたご縁もあります。
物と一緒に、年齢とともに語れるエピソードを携える。
物作りの世界も同じですが、二人三脚で洋服をつくる。
完成してきて、羽織る。
調整しながら、自分色の服が完成する。
持ち物に、自分なりの語れるエピソードを持つことは大事だなと思います。
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2019年1月25日
スーツの着こなし術 | ジェントルマンの知識
おすすめ記事
- コード レーンのスーツ 実はクールビズの夏スーツにも最適素材夏の日本は、暑いです。年々とてつもない暑さに悩まされます。 とはいえ、スーツではなく…
- 【残念!】TOKIO 謝罪会見の服装はなぜ黒 喪服スーツなのか?城島茂氏、国分太一氏、松岡昌宏氏、長瀬智也氏、全員黒!さて、細かな経緯や今後どうなる?という点はいろいろな意見があるところだと思うのだが、…
- スーツウォーク 2日目は大西基之先生はじめ中村達也さん、鴨志田康人さん、鈴木正文さん、吉國武さんらが登壇した講演スーツウォーク1日目の様子 スーツ好きが集う!台湾スーツウォークはアジア最大級のファ…
- フォーマルのシャツ 着こなしのルール 式典スーツにシャツは何を合わせるべきか?理由も解説解説 フォーマルのシャツ フォーマルのシャツには、以下のようなものがあります。 燕尾…
- ネイビーのポロコート|ビジネスにも使えるモダンなコートネイビーのポロコートのコーディネート ポロコートといえば、キャメルです。 キャメルは…
- 松はじめ 私のプロフィール松はじめ 1978年3月生まれ 富山県出身 写真家の祖父を持ち、母は元ブティックの販…
- マリネッラ(Marinella)のネクタイ セッテピエゲをオーダー!六本木にナポリからアレッサンドロ氏来日世界を代表するナポリ生まれのネクタイ マリネッラは今や世界を代表するナポリ生まれのネ…
- スーツスタイルにもギフトにも クロスのボールペン クラシックセンチュリーが手放せない松はじめです。 クラシックで洗練されたものは、それが何であっても普遍的。 スーツに合…
- ダレスバッグのおすすめブランド イギリス製と日本製 名前の由来はジョンフォスターダレス氏ジョンフォスターダレスが来日 1950年6月22日、ロンドンでチャーチルをはじめ重要…
- サロンに来る紳士たちオーダーサロン ボットーネがお届けするビジネススーツ&タキシード通信。 ストールの季…
関連カテゴリーの人気記事 週間ランキング
- 1なぜスーツの袖からシャツが出ていないといけないのか?雑誌が教えてくれない理由に迫る
- 2【ブーツNG】男性のフレンチのマナーとエスコート マナー講師 高田さんに学ぶ
- 3英国紳士のスーツの着こなしにベストは必須なのか?イギリスから来たお二人に直撃
- 4【解決!】ストライプのネクタイの向き 右下がりと右上がりの2種類の本当の意味
- 5背広の語源(由来)はサビルロウではなかった!スーツとフロックコートやモーニングを見ると・・・
- 6ネクタイの元 クラバットの進化
- 7サラリーマンのスーツがダサい?理由は安いから
- 8葬式の服装 男性のスーツは黒ではなかった?喪服のマナーと心(男性編)
- 9タキシードのカマーバンドとは?知るだけで着こなしが変わるフォーマル知識