【完全保存版】タキシードのデザイン!
みなさん、こんにちは。
クルーの林です。
突然ですがタキシードと言えば、スーツと違って衿が切り替わっていて、色はブラックという印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
本来タキシードはフォーマルな服ですので、普遍的なデザイン、そしてブラックの物が多いですが、最近ではブラック以外のカジュアルなタキシードも多く見られます。
ウエディングやパーティーなどの華やかな場では、ファッションとしてタキシードを楽しむ方が増えております。
そこで今回は、ボットーネ で実際にお仕立てさせていただいた様々なタキシードについてご紹介いたします。
この記事の目次
ブラックタキシード
とはいえ、まずは王道のブラックタキシードです。
素材、着こなし、シルエット、立ち振る舞い、すべてがごまかしの効かない男の服といえます。
一生の一度の結婚式、まっすぐなあなたのタキシード姿は、隣にいる新婦をさらに輝かせる最後のピースとなるはずです。
ブラック × ショールカラー
<おすすめポイント>
こちらはショールカラーという丸味をおびた衿の形をしており、この曲線がリラックスした雰囲気を醸し出します。
タキシードと聞いてこの形をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
ボットーネではベスト付き、スリーピースでお仕立てするケースが非常に多いです。
カマーバンドスタイルもあるのですが、カマーバンドは略式でもありますので、スリーピーススタイルの方がブラックタキシードには合っていると思います。
ウエストの絞りを強くしてシェイプしたシルエットを構築すれば、現代的なまさに007のようなタキシードに。
<まとめ>
■カラー : ブラック
■デザイン : ショールカラータキシード
■素材 : イタリア生地(光沢感:中)
ブラック × ピークドラペル
<おすすめポイント>
そしてこちらが、ピークドラペルのブラックタキシード。
前述のショールカラーと違って、このシャープで尖った衿の形はクラシカルで男性的な威厳をもたらしてくれます。
フォーマルな装いの中でもよりカッチリと見せたい方にはオススメです。
胸板が厚い男性がピークドラペルのタキシードを着こなすと、周囲の空気が一変するほどの存在感があります。
襟の形は前述のショールカラー、そしてこのピークドラペルの2種類のみなのですが、実際に着用してみると非常に印象が異なりますので、皆様頭を悩ませるポイントです。
<まとめ>
■カラー : ブラック
■デザイン : ピークドラペルタキシード
■素材 : イタリア生地(光沢感:中)
ネイビータキシード
お次はネイビータキシードです。
ひとえにネイビーと言っても落ち着いたネイビーから明るいネイビーまで幅広く存在します。
ミッドナイトブルーから青みの強いネイビーまで、ずいぶんと印象が変わってきますよ。
ネイビー(濃紺) × ショールカラー
<おすすめポイント>
こちらは落ち着いたお色味、いわゆる濃紺のネイビータキシードです。
このくらいの暗めのネイビーであれば、モダンでスマートな印象になりますね。
印象としては、カジュアル、、、というほどではなく、少し軽めのフォーマルといった具合でしょうか。
スーツにお直しをしても汎用性が高いこともあり、実用面も文句なしのカラーです。
<まとめ>
■カラー : ネイビー(濃いめのネイビー)
■デザイン : ショールカラータキシード
■素材 : 英国生地(光沢感:小)
ネイビー(ミディアム) × ピークドラペル
<おすすめポイント>
こちらはネイビーのピークドラペルタキシード。
ピークドラペルのシャープな雰囲気が落ち着いたネイビーとマッチしています。
先ほどの濃紺と比べると、もう一段階明るくなったネイビーではありますが、これでも極端に明るいという程ではありません。
(この辺りは個人の感覚にもよりますが、、、)
007で例えるなら、このくらいの色味です。笑
<まとめ>
■カラー : ネイビー(明るすぎず、暗すぎないネイビー)
■デザイン : ピークドラペルタキシード
■素材 : イタリア生地(光沢感:中)
ネイビー(ミッドナイトブルー) × ピークドラペル
<おすすめポイント>
こちらはミッドナイトブルーという限りなく黒に近いネイビータキシードです。
え?黒じゃないの??と思いませんでしたか?
一見ブラックと見分けが付かないのですが、重いブラックに比べると幾分軽やかに感じると思います。
こういった深いネイビーも陽の光に当たれば、ほんのりと青さが顔を出します。
もともとは、ロウソクの明かりのもとで生活していた時代に「黒よりも黒く見える色味をつくりなさい!」ということでつくられたという逸話があります。
こういったストーリー性、そいてミッドナイトブルーというネームからして、なんだか気になっちゃうから一着です。
<まとめ>
■カラー : ミッドナイトブルー
■デザイン : ピークドラペルタキシード
■素材 : 英国生地(光沢感:中)
ネイビー(ブルーに近い) × ショールカラー
<おすすめポイント>
こちらはブルーに近い、明るめのネイビーのタキシードです。
この明る過ぎない絶妙なネイビーは、華やかさがありリゾートで挙式を挙げられるお客様に人気のあるお色味です。
実は当サロンで一番人気のカラーでもあります。
サンプルとしてサロンで飾っておりますので、一目で気に入ってくださるお客様も多い、魅力的なタキシードです。
<まとめ>
■カラー : ネイビー(ブルーに近い)
■デザイン : ショールカラータキシード
■素材 : イタリア生地(光沢感:中)
ネイビー × ウエディングスーツ
<おすすめポイント>
色味はやや暗めのネイビーといった具合ですが、素材にリネンを使用しています。
色味が暗くても素材がウールからリネンになるだけでこんなにも印象が変わるなんて、ちょっと驚きですよね。
いかに素材選びが重要かお分かりいただけるかと思います。
色味はフォーマル、素材はカジュアルといったアンバランスさがいいですね。
<まとめ>
■カラー : ネイビー
■デザイン : ウエディングスーツ
■素材 : 英国生地リネン(光沢感:無)
ブルータキシード
ネイビーよりさらに明るい、ブルーのタキシードをご紹介いたします。
ブルーのタイシードは非常にカジュアルでもありますので、リゾートウエディング、カジュアルウエディングにおすすめのカラーです。
ホテルウエディングではちょっと明るいかな?と思いますが、ブルーは男性が大好きなカラーでもありますので、自分のウエディングの形に合うかどうか良くイメージしてみてくださいね。
アクアブルー × ショールカラー(拝絹なし)
<おすすめポイント>
こちらはアクアブルーのショールカラータキシードです。
あえて衿にはシルクを使わず、ナチュラルな雰囲気が出せるようにしています。
非常に発色が良く、ウールとリネンが混ぜ合わさった生地でもあることから、まさにリゾートウエディングにピッタリなタキシードといえます。
<まとめ>
■カラー : アクアブルー
■デザイン : ショールカラータキシード(拝絹無し)
■素材 : イタリア生地ウール×リネン(光沢感:中)
ブルー × ショールカラー
<おすすめポイント>
こちらは光沢感の強いブルーのタキシードです。
少しパープルのような雰囲気もある、存在感の強い生地を使用しています。
先ほどのショールカラーのタキシードは、光沢が控えめ(リネン混ですし)ということからナチュラルな雰囲気がありますが、このように光沢感がしっかりある素材だと別の印象になってきます。
リゾート × クラシカル の融合という感じですね。
スーツにリメイクすれば立派なパーティスーツへモデルチェンジできますよ。
<まとめ>
■カラー : ブルー
■デザイン : ショールカラータキシード
■素材 : イタリア生地(光沢感:大)
ベージュタキシード
<おすすめポイント>
こちらはベージュのタキシード。
リネン100%の素材でお仕立てしております。
カジュアルな雰囲気にしたい、リゾートで挙式を挙げられる方からの人気が高いです。
<まとめ>
■カラー : ベージュ(カーキのような)
■デザイン : ショールカラータキシード(拝絹)
■素材 : 英国生地(光沢感:無)
<おすすめポイント>
こちらは、先ほどのベージュよりも少しライトなカラーです。
同じくリネンの素材で、衿にシルクははらずナチュラルな雰囲気を崩さないようにしています。
ボタンは夏素材であるリネンとも相性の良い貝ボタンを。
リネンには、リネンだからこそ楽しめるディティールが備わっています。
<まとめ>
■カラー : ベージュ(ライト)
■デザイン : ショールカラータキシード(拝絹無し)
■素材 : イタリア生地(光沢感:無)
ホワイトタキシード
<おすすめポイント>
最後に、優雅なホワイトタキシードをご紹介します。
ホワイトとはいっても、ギンギラのホワイトではなく、あくまでウールのオフホワイト生地を使用します。
もともとは、夏用の服として確立されていたのですが、現在はやはり007のイメージが強いでしょうか。
このように、ブラックのシルクをあしらっても、素敵な雰囲気ですよ。
この場合、スラックスはブラック、靴や小物類もブラックにに統一することで完璧なタキシードスタイルが完成しますよ。
<まとめ>
■カラー : オフホワイト
■デザイン : ショールカラータキシード
■素材 : イタリア生地(光沢感:中)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
素材、デザイン、コーディネート、あらゆる面が組み合わさって一つのタキシードが完成します。
そこにはあなただけのストーリーがあり、生まれてくるタキシードは世界に一つだけのタキシードです。
結婚式という人生の節目に、オーダータキシードで自信を持って臨みましょう。
ライター:その他クルー
2024年9月20日
タキシード・フロックコート | タキシードのコーディネート
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