37【ナチュラルクリーンさんのプレス研修に参加】
2015.12.17.木 の気づき
本日は定休日を利用し、ナチュラルクリーンさんへ。今月も研修に参加させていただきました。
今回の研修内容は、「現代の名工」と呼ばれる黄綬褒章を受賞されました鈴木誠二先生監修のプレス研修と鈴木洋服店として、鈴木先生が中田代表のフルオーダーを現在仕立てており本日は「中縫い(本生地での仮縫い)とボットーネのコンテンツ制作に対して用意しました99個の質問を、ナチュラルクリーンの頭脳といっても過言ではない松村さんにインタビューをしてきました。
ナチュラルクリーンの皆さんは、服が好きであることがよくわかります。スーツのブランド、生地の名前、品質、服の構造、縫製、プレス、どの話をしても非常に詳しいです。一般的なクリーニング屋さんが、どのくらいの知識を持っているかというのは分かりませんが、とにかく服についてべらぼうに詳しいです。(目から鱗の非常に勉強になることばかりです)中田代表も「クリーニング屋じゃない」と、ただとにかく服が好きということだけは見ていると伝わってきます。今見ていても思います、「これはクリーニングではない、服を作っているようなものだ」と。
鈴木先生監修の元、プレスの鈴木さんや及川さんが指導を受けているところを見て思ったことは
パーツに分かれて仕上げの工程が進んでいくわけですが、
ひと工程に時間をかける必要がある身頃と袖の裏地と表地のプレスは、一人のプレスマンが担当を担い、
ひと工程に時間を要さないマシンの部分は
全ての工程を行える方が、複数のパーツ(肩や左右の身頃、スーツの顔フロントと襟)のプレスを回り、各工程を繋ぎきれいに仕上げています。パーツの担当を分けると、一つの服として繋ぎの脇や肩に一体感を持って仕上るのか気になるところですが、ナチュラルクリーンさんは、全てのパーツを一人の方が担っているので、服に一体感が生まれ、見ていてとても安心しました。
また、指の感覚を非常に大事にされていらっしゃいました。袖のいせ分量に偏りがないように、繊細な感覚が必要とされる。見えない部分を、恐らくこうだろうと培った感覚で、バランスよく均等にしている。肩のプレスの部分また、着用して起こった地の目のゆがみ。購入時に既に、地の目がとおっていない物も多いなか、元の状態をイメージし(地の目がゆがんでいただろう、元からそういう作りだったのだろうと)、着用したことで、地の目のゆがみが更に悪化し(地の目が通ってないと斜めに伸びたりしてゆがんだりする)戻すのが非常に困難(既に癖がついてしまっている)
体型関係(骨格等)と着用時間が長いと、戻しにくい部分まで妥協なく、購入されたときの状態にし、本来あるべき状態にまでもっていく作業まで行われていた。不可能ではないかというところにも挑戦しとことん拘っている。ただ、ひたすらに貪欲に。まさに職人。(プレスバカと呼ばれていらっしゃいました。)
マシンを投入しているものの、手作業が多いこと。
一人一人がこの工程でできる最大の可能性を追求し、挑んでいるとさえ感じます。
お互いに相談しあって、さらに探求・追及していくという真髄が全員に備わっている部分が
他にはない、ナチュラルクリーンさんにしかない持ち味と面白い部分だと感じます。
(鈴木先生やプレスの方々と、最近のスーツの作りやブランドごとの服の構造の違い、
生地の特徴、プレスの方法などについての話をすることは大変刺激があります。)
また、鈴木先生の中縫いに関して。
ため息が出るほど、ほれぼれする美しいシルエットでした。
生地が皮膚のように身体に沿い、無駄なゆとりはなく、中田代表の為だけに作られたものだと
大衆の中で引き立つほどの存在感をシルエットが創り出していました。ほんとうに美しかった。
こんな服に出会えてよかったとさえ思わされました。(ご縁ですね・・感慨深いです)次回、来年の完成が楽しみです。
最後に、コンテンツに対する99の質問。
松村さんには知らないことはないのではないでしょうか?と思うほど、どの質問の回答もスラスラ答えていらっしゃいました。知識と実践と失敗を繰り返してこられたと話を伺いました。具体的な話は、コンテンツが完成してからのお楽しみです。我々も「なるほど!」ということばかりで、早くお客様にアウトプットしていきたい気持ちが掻き立てられました。
わくわくすることがこれから沢山まっていると思うと、立ち止まっていられませんね!
「上には上がいる」山田会長のブログに書いてあった、はっとさせられた言葉。
今、まさにこの言葉が私にはしっくりきます。生かされていることを忘れず、ただただ感謝。
もっと、皆様に楽しんでいただけるワクワクすることを、ボットーネは率先して取り組んでいきたいと思います。
日々進化向上、日々感謝、日々努力、日々成長。
ライター:小寺オーダーサロン ボットーネにて4年務めたクルー、結婚退職。
服飾学校を卒業後、縫うこととおもてなしに対してのこだわりを買われ、ボットーネへ入社。
仕事に対して妥協できない職人肌。
2015年12月17日
オーダースーツ ボットーネのブログ | オーダースーツBOTTONE クルーの本日の気づき
おすすめ記事
冬に着るとおかしなスーツ?スーツ選びは織りに注意スーツを選ぶということは、一緒に素材も選んでいるわけだ。 素材にはウールとか、モヘア…
晴れの日 結婚式の新郎タキシードを仕立てるということ普段からなかなかスーツは着ない、という方でもいくつか着なければならないシーンというも…
ラルフローレンのパジャマを着て、部屋着について思うこと部屋着って何だろう? 部屋着って、何だろう? 私は朝起きると、まず服について考える。…
質問!ピークドラペルのスーツってどう思う?コンクールで着ても良いスーツオーダーサロン ボットーネがお届けするビジネススーツ&フォーマル通信。 本日はこんな…
チノパンとは?コットン軍用パンツとマンチェスターと紅茶の不思議な関係結論 中国経由で入った素材だから 安価で、しかも耐久度が高い素材。 そんなメリットに…
男性は30歳を超えたら髪型を変えよう年齢とともに髪型や服装をアップデートする 友人で、保守的な男性がいる。 彼に、髪型…
タキシードはなぜディナージャケットと呼ばれるのか?燕尾服から変わったカウズ島での食事の話エドワード7世が仕立てたスモーキングジャケット 1860年、英国皇太子(エドワード7…
ポロコートの着こなしやアルスターコートとの違い!ポロコートとは ポロコートは、19世紀の後半、イギリスのポロの選手が、競技の間の…
服装のドレスコード フォーマルにはブラックタイ、ホワイトタイのさらに上があった!?パーティーの案内状が届くと、そこにはドレスコードと呼ばれる服装の指定が書かれている場…
スーツのSUPER 〇〇’S(スーパー)表記とは?番手とは?オーダーするならスーパーいくつ?スーパーと番手は同じ? スーツの生地に、『スーパー』という表記がある場合があります。…



















グローブ トロッター購入!魅力溢れるバッグをどんどん好きになっている私
グレーのオーダースーツ 8年お仕立てさせていただいているI様
なぜタキシードにはブラックタイなのか?黒いことには意味がある
マリネッラのネクタイが到着!90日待って完成した品質と物語に大満足
ダレスバッグのおすすめブランド イギリス製と日本製 名前の由来はジョンフォスターダレス氏













