ビジネスマンのためのスーツ選びガイド
この記事の目次
最初の一着は「ネイビー」から始めよう

ビジネスシーンで最も汎用性が高く、どんな場面でも信頼感を与えるネイビースーツ。
深い青色は肌の色を問わず似合いやすく、様々なシャツ・ネクタイとの相性も抜群です。
白シャツとの組み合わせは王道ですが、様々な色柄との調和も取れるため、コーディネートの幅が広がります。
特に初めてスーツを購入する方や数着しか持っていない方にとって、ネイビーは最優先で揃えるべきカラーです。

季節を問わず着用でき、夏には清涼感を、冬には温かみのある印象を与え、朝のミーティングから夕方の会食まで、フォーマルからビジネスカジュアルまで対応できる万能さも魅力です。
適切にフィットしたネイビースーツは、流行に左右されないタイムレスな魅力を持ち、長年使える価値ある一着なのです。
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二着目に選ぶなら「グレー」—ただし色調に注意

ネイビーに次いでおすすめしたいのが、落ち着いたトーンのグレースーツです。
ここで重要なのは、グレーの色調の選択。
服飾業界では「ミディアムグレー」が推奨されることが多いのですが、実はこの色調は着こなしの難易度がかなり高いのが現実です。
ミディアムグレーは光の加減や組み合わせるアイテム次第で非常に印象が変わりやすく、一歩間違えれば「だらしない」「冴えない」といった印象を与えかねません。
特に体型やコーディネートにに信がない方がミディアムグレーを選ぶと、全体的に平板で存在感のない印象になってしまう危険性があります。
チャコールグレーの優位性

グレーを選ぶならば、断然「チャコールグレー」がおすすめです。
チャコールグレーとは、濃いめのグレーのことで、ほぼ黒に近い深みのある色調を指します(チャコール=炭)。
この色調には以下のような利点があります。
●引き締まった印象を与え、体型をカバーする効果がある
●ネイビー同様にフォーマルシーンにも対応できる汎用性の高さ
●シャツやネクタイなど、他のアイテムを引き立てる優れた背景色になる
●季節を問わず着用できる実用性
当店でも、グレースーツをご検討されるお客様には積極的にチャコールグレーをご案内しており、実際に着用された多くの方から「想像以上に使いやすい」「締まった印象になる」といった高い評価をいただいています。
特にビジネスシーンでの信頼性を重視される方々から根強い支持を得ているカラーです。
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シャツはスーツと同等の重要性を持つ

ドレスシャツはスーツと同等、あるいはそれ以上に重要な存在です。
「スーツはオーダーで仕立てるけれど、シャツは消耗品だから手頃な既製品で十分」という考えをお持ちの方は少なくありません。
確かに、シャツは1年程度で買い替えるという方が大半であり、コストパフォーマンスを重視する気持ちは十分理解できます。
しかし、私はこの考え方が非常にもったいないと感じています。
特に、スーツをオーダーするという選択をされるような、ファッションへの感度が高く、服装に気を配っている方こそ、シャツにもこだわるべきではないでしょうか。
いくら高級なオーダースーツを身につけていても、シャツの質や仕立てが劣っていれば、全体の印象は大きく損なわれてしまいます。
質の高いシャツは、例えば以下のような多くの価値をもたらします。
- 完璧なシルエットの実現:オーダースーツの美しいラインを最大限に引き立てる
- 素材の違いによる快適性:高品質な綿素材は通気性や吸湿性に優れ、一日中快適に過ごせる
- 細部へのこだわり:縫製の精度や釦の質など、細部に至るまで洗練された印象を与える
- 長期的な経済性:初期投資は高くとも、形崩れしにくく長持ちするため結果的にコスト効率が良い
- 自信の醸成:適切にフィットした上質なシャツは着用者に自信を与え、パフォーマンス向上にも繋がる

シャツ選びにおいて最も見落とされがちなポイントの一つが「ネックサイズ」です。
多くの方が、適正なサイズよりも1.0〜1.5cm大きいサイズを選んでいます。
確かに首回りに余裕があれば着心地は楽かもしれませんが、実はその分結構なマイナスイメージをもたらすのです。
ネックサイズが大きいまま着用していると、そもそもカラー(襟)が本来の美しい形を保てないうえに、ネクタイを適切に結んだ時に首元がヨレてしまったりします。
これが自分が思っている以上にだらしなく見えてしまうのです。
スーツを美しく着こなすためには、シャツ選びも同等に重要あり、特にネックサイズの適正化とカラーの機能性は、まちがいなく着こなしをワンランクアップさせてくれます。

質の高いシャツは決して「消耗品」ではなく、あなたのビジネススタイルを完成させる重要なパートナーです。
当店では、一人ひとりの体型や好み、ビジネスシーンに合わせたオーダーシャツのご提案も行っております。
既製品ではなかなか出会えない、完璧なフィット感と満足度をぜひ体験してみてください。
一度適切なサイズとデザインのシャツを身につければ、その違いを実感いただけるはずです。
ビジネスの場でベストな印象を与えるためにも、スーツと同様に、シャツにも十分な投資をされることをお勧めします。
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2025年2月28日
ファッションアイテム | オーダースーツ
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