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30代のスーツ選び|服装もアップデートしよう

30代になったらスーツもアップデート

コロナ禍によるワークスタイルの変化も落ち着きを見せ、リモートワークと出社を選べるような企業が増えてきていると聞きます。

久しぶりに着用するスーツ。

「あれ?スラックスのホック、こんなにきつかったかな…?」

ウエストが伸縮するパンツと違い、サイズ感のごまかしが効かないのがスーツ。

ひょっとすると、外出する機会が減った数年間のせいで気が付かぬうちに体型の変化があるのかもしれません。

(最近はウエストがゴムになったイージースーツのようなデザインも増えておりますが)

最近、数年ぶりにスーツを新調されるお客様が増えてきております。

お話を伺っていると、上記のようにライフスタイルがまた変化して、スーツを着る機会が増えたそうです。

数年に一度、新調するのがスーツ。

どんなスーツにするか、いつも同じか深く考えず選んでいる方もいるかと思います。

貴方が30代のビジネスマンであれば、20代の時に着ていたスーツと同じようなものを着続けている方も多いことでしょう。

しかし、年齢と共に「スーツスタイル」そのものを見直すことはとても重要です。

年齢だけでなく、お立場、役割、自分の見せ方など、せっかくスーツを着るのであれば、その恩恵を受けるべく最適化した方が良いのです。

20代と30代では求められる役割も大きく変わります。

20代は主に実務を担当することが多いですが、30代になると部下や後輩の指導、クライアントとの重要な商談など、責任ある立場に就くことが増えてきます。

そんな時、あなたの着ているスーツは周囲にどんなメッセージを発しているでしょうか?

スーツは単なる服装ではなく、あなたの信頼性や専門性を表現する重要なツールなのです。

今回のブログでは、30代のビジネスマンに向けたおすすめのスーツについてお話できればと思います。

30代のスーツ|色はどうする?

スーツは色のトーンが少し違うだけで、着用した人の印象が大きく変わるほどのパワーを持っています。

皆さんの職場でも「〇〇さんはこのスーツ良く着ているなあ」と、何か印象的なスーツが〇〇さん自身にイメージにつながっていることってありませんか?

私がIT企業で会社員をしていた際は、部長のスーツがなんかやたら光沢があったことをよく覚えています(その時はスーツについては全然詳しくありませんでした)。

その印象が悪い方に受け取られる可能性もありますし、逆に好印象として相手のイメージに残すことができれば嬉しいですよね。

30代ともなれば、『おしゃれ』というよりも『落ち着いた』とか『品のある』のようなイメージが当てはまるスーツが望ましいところです。

服装心理学の観点からも、ダークカラーのスーツは権威や信頼感を演出するとされています。

特に重要なプレゼンテーションや交渉の場では、そういった色の持つ心理的効果を意識的に活用することで、あなたの言葉により説得力を持たせることができるのです。

色はやはりダークネイビーが基本で、もしこれを持っていないのであれば迷うことなく最初はこれ一択。

次いで、濃いめのグレー(チャコール、濃いめのミディアム)。

どちらも無地を基準としながらも、控えめなストライプという選択もあり。

ストライプの場合はピンストライプが最もおすすめで、間違ってもシャドウ・ストライプは選ばないようにしましょう。

ちなみに、TPOに合わせた色選びも重要です。

例えば、金融機関や法律事務所など保守的な業界では無地のダークネイビーやチャコールグレーが基本。

一方、クリエイティブな業界やIT企業では、ミディアムグレーや微妙な織り柄のあるファブリックも許容されることが多いでしょう。

自分の業界や会社の文化を理解した上で、その範囲内でベストな選択をすることが大切です。

ネイビーと聞いた時に皆さんはどんな色を思い浮かべますでしょうか?

おそらく、ほとんどの方がブルーに近い明るめのネイビーを思い浮かべていることと思います。

ですがこの色は注意が必要です。

何故なら、ブルーが強いとどうしてもお若い印象を与えてしまい、30代にとってはそれがマイナスの印象になってしまう場合があるからです。

大事な商談の時、ここぞの勝負の時、ネイビーを着用するのであれば間違いなくダークネイビーを選びましょう。

また、季節感も考慮すべきポイントです。夏場は若干明るめのネイビーやグレーを選ぶことで季節に合った印象を与えることができます。

反対に冬場は、よりダークトーンのスーツが季節感を演出し、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出します。

ただし、いずれの場合も「明るすぎる」「派手すぎる」ものは避け、30代としての品格を損なわないよう注意しましょう。

30代のスーツ|ベスト付のスリーピースも視野に

スリーピースのスーツは、ビジネスで着てもまったく問題ありません。

それどころか、ベストを着ることは、色々なメリットもあります。

ベストを着ると、普段上下でスーツを着るよりもVゾーンが狭くなります。

だからベストスタイルはあなたをぐっとエレガントにしてくれる。

さらに、ベストには実用的なメリットもあります。

ジャケットを脱いだときの見栄えが格段に良くなるだけでなく、体温調節にも役立ちます。

冬場のオフィスでは暖かさを保ちつつ、夏場はクールビズ時にジャケットを脱いでもベストだけでプロフェッショナルな印象を維持できるのです。

例えば、呼ばれたパーティーや結婚式の二次会はもちろん、式典でも、ネイビーやチャコールグレーのスーツをベスト付きのスリーピースで用意しておけば簡単にそれらしくなります。

内側に一枚あるだけで随分と印象が変わるんです。

ビジネスにおいても、間違いなくお会いする相手に好印象を与えることができるでしょう。

映画やテレビドラマを注意してみてみてください。

上司役は、ベストを着ていることが多い。

それらしくなるから、スタイリストがコーディネートしているのです。

実際、歴史的にもスリーピーススーツは「格式の高い正装」として長く認識されてきました。

英国のビジネス文化では、重要な役職に就く人ほどスリーピーススーツを着用する傾向があります。

日本でもその影響を受け、管理職や役員クラスの方々がフォーマルな場面でスリーピーススーツを選ぶケースが増えています。

30代はそういったキャリアの転換点でもあり、少しずつ装いもグレードアップさせていくべき時期なのです。

まだちょっと早いかな?という時は、ベスト無しで普段は過ごして、特別な時だけスリーピースにしてみるのもいい。

本当は少しだけ背伸びするくらいの装いが良いと思いますが、「選択肢がある」ということはとても大事だと思っています。

ベスト選びのポイントとしては、ジャケットとパンツと同じ生地で揃えるのが基本ですが、カジュアルダウンするシーンでは、あえて違う素材や色のベスト(コントラストベスト)を合わせる楽しみ方もあります。

例えば、グレーのスーツにネイビーのニットベストを合わせるなど、TPOを考慮した上での遊び心も30代なら許容範囲でしょう。

30代のスーツ|タイトシルエットからは卒業

オーダースーツの醍醐味のひとつとして、身体に合わせたサイズ感(シルエット)を構築できるという点があります。

しかしシルエットも時代と共に変化していくもので、数年前までのタイトシルエットは少々やり過ぎ感があることも否めません。

もちろんタイトシルエットがお好みであれば、ご要望に沿う形でご提案させていただきますが、今は普遍的な適度にゆとりのあるシルエットがおすすめです。

過度にタイトなスーツは、若々しく見える反面、どうしても「少し古い、、、?」という印象を与えがちです。

30代のビジネスパーソンとしては、流行に左右されない普遍的なスタイルを身につけることで、長期的な信頼感を構築することが重要です。

特に、経営層や年配のクライアントと接する機会が増える30代は、相手に好印象を与えるスタイルを意識すべき時期でもあります。

普遍的ですから、これから数年着用していても決して古く感じることもないですし、適度にゆとりのあるシルエットは生地にかかる負荷も軽減できますので、結果的にスーツ(スラックス)が長持ちするというメリットもあります。

全体のイメージにも直結するのがシルエットですので、少し落ち着いたシルエットに見直すだけで見え方はだいぶ変わってきますよ。

具体的なシルエットの目安としては、ジャケットは肩幅がちょうど自分の肩に合い、前ボタンをしめた時にシワが入るようでは少しタイトすぎるかもしれません。

ウエストは締めつけ感がなくても形がきれいに出るような絞りを入れ、着丈は臀部を適度に覆う長さがベストです。

パンツは腰回りに少しゆとりを持たせ、太ももからふくらはぎにかけて自然に細くなるテーパードシルエットが、30代の落ち着きと洗練さを表現してくれるでしょう。

また、体型に合わせたシルエット選びも重要です。

例えば、やや体格がいい方は極端なスリムフィットは避け、クラシックフィットをベースに要所でシルエットを整えるのがおすすめ。

反対に、スリムな体型の方は、あまりにもゆったりしたシルエットだと頼りない印象を与えかねないので、適度にフィットしたスタイルを選ぶと良いでしょう。

オーダースーツの強みは、このような個人の体型特性に合わせて最適なシルエットを作り出せる点にあるのです。

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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2025年3月21日
ファッションアイテム | オーダースーツ

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