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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

【2025最新】春ジャケットはこれ!選び方・おすすめ色や素材を徹底解説!ジャケパンやビジカジで差をつける

みなさんこんにちは、松はじめです。

春のジャケット選び、どんな色を選べばいいの?素材は何がおすすめ?デザインはどんなものが今年らしいの?こういった悩みを抱えていませんか?

季節の変わり目は服装選びが難しいものですよね。冬の重たいアウターから解放され、いよいよ春らしいスタイルを楽しめる季節がやってきました。ジャケットは春のスタイリングの主役になり得るアイテムです。

今日はこの春におすすめのジャケットについて詳しく解説していきます。

春におすすめのジャケットカラー

まず一つ目のポイントとして、色選びについてお伝えします。春のジャケットといえば、皆さんはどんな色をイメージされますか?

春らしい軽やかなカラーが多く登場する季節です。オーダーサロンでも、この時期になると生地見本帳にも春らしい色味が並びます。

ネイビーだけじゃない!ベージュ系こそ春の主役

夏だ、ベージュだ。 - 東京・表参道のBOTTONE

定番中の定番はネイビーの無地ジャケットでしょう。着回しの意味では確かに万能ですが、今回はあえてネイビー以外の色をご提案したいと思います。

特におすすめなのが「ベージュ系」です。このベージュという色自体が軽やかで、セットアップ(上下揃いの色)でも1枚でも、春らしさがぐっと引き出されます。意外とチャレンジしていない方も多いので、この春はぜひベージュ系のジャケットを検討してみてはいかがでしょうか。

グレージュで旬なスタイルを

オーダータキシードな1日 - 東京・表参道のBOTTONE

さらに一歩進んで、ベージュの中でも特におすすめなのが「グレージュ」です。ベージュにグレーがかった色味で、昨年からオリーブが人気を集める中、このグレージュという色も注目です。

淡い色合いながらビジネスカジュアルのジャケットとしても使える万能選手です。単なるベージュよりも少し落ち着いた印象になるため、大人の余裕を感じさせる色味といえるでしょう。

ライトブラウンも視野に

同じくベージュの仲間ですが、少し明るいブラウン系も視野に入れてみましょう。春のジャケットとして、ネイビーやグレーといった基本色に加えて、ベージュ系やライトブラウン、個人的なイチオシは「グレージュ」です。

春らしさという意味でこれらの色味をジャケットに取り入れてみてください。コーディネートの幅が一気に広がりますよ。

春におすすめのジャケット素材

2つ目のポイントは素材選びです。素材は既製服なら製品タグに、オーダーなら生地見本に記載されています。春のジャケットとしておすすめなのは「混紡素材」です。

混紡素材の魅力

混紡とは複数の素材が混ざっている生地のこと。単一素材のジャケットも素敵ですが、春こそ混紡素材の持つ魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。

例えば、エルメネジルドゼニアのコレクションには、コットン92%にナイロン7%を混紡した生地があります。この混紡によって、普通のコットンでは味わえない風合いや伸縮性が実現しています。

ウール×モヘアで春らしいハリコシを

夏スーツはモヘア - 東京・表参道のBOTTONE

春夏に特におすすめの混紡素材として「モヘア」も挙げられます。例えばウール74%にモヘア26%をブレンドした生地は、ハリコシがあり、独特の通気性と色味を出しています。

モヘアとはアンゴラ山羊の毛のこと。羊毛のウールに対して、山羊毛のモヘアはより剛毛で太いため、張りとコシのある糸になります。生地にすると隙間ができやすく通気性に優れ、シワになりにくいという特性もあります。

さらに、山羊毛は羊毛よりも白いため色が染まりやすく、ウールだけでは表現しにくい鮮やかな色を表現できるのです。これが混紡の大きなメリットの一つですね。

リネン×ウールでしわ知らずの快適さ

ウールリネンのジャケット - 東京・表参道のBOTTONE

リネン(麻)も春夏の定番素材です。見た目にも涼やかで素晴らしいのですが、リネン100%のジャケットは1日着るとシワシワになってしまうというデメリットがあります。

この弱点を補うために登場したのが「リネン×ウール」の混紡です。例えばリネン60%にウール40%を混ぜることで、リネンのサラッとしたドライな風合いを保ちながら、ウールのシワ復元性を得ることができます。

ウールは元々クリンプ(カール)した形状をしており、この特性によってシワになっても元に戻ろうとする力が働きます。また熱可塑性もあるため、立体的な形状を作り出せるのもウールの魅力です。

ウール×シルクで上品な光沢感

私が動画で着ているのはウールとシルクの混紡ジャケットです。シルクは蚕の糸で作られる高級素材で、発色の良さが特徴。ネクタイやスカーフなどにも使われる美しい素材です。

ただしシルク100%では耐久性に欠けるため、ウールと合わせることでシルクの美しい光沢はそのままに、日常使いできる実用性を獲得しています。特別な光沢が欲しい春のジャケットには、ウール×シルクの混紡がおすすめです。

春らしい生地の表情を楽しむ

ウール100%のジャケットでも、織り方によって表情が変わります。単なるツルンとした生地ではなく、立体感のある織りのジャケットが春には重宝します。

シアサッカーで涼やかな立体感を

シアサッカーで夏を愉しむ - 東京・表参道のBOTTONE

温かくなってきたときに特におすすめなのが「シアサッカー」という生地です。これはウール60%にコットン40%を混紡したもので、生地の表面に凹凸があるのが特徴。この立体的な表面が肌に部分的にしか触れないため、見た目だけでなく着心地も涼やかです。

パジャマのようなストライプ柄が多く、春らしい爽やかさを演出してくれます。上下でセットアップにしても素敵ですし、単品使いでも抜け感のあるコーディネートが楽しめます。

春におすすめのジャケットデザイン

最後に、デザインについてもお伝えします。

チェック柄にチャレンジ

ブラウンのチェックスーツとモノグラムと - 東京・表参道のBOTTONE

無地のジャケットは合わせやすいですが、既にお持ちの方も多いでしょう。春こそ少しファッショナブルなチェック柄のジャケットにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ダブルブレストも今年の注目点

ダブルのスーツがカッコイイ - 東京・表参道のBOTTONE

シングルブレストのジャケットはもちろん定番ですが、今年は「ダブル」にもチャレンジしてみることをおすすめします。特に少しゆったりとしたサイズ感で着こなすのが今年らしいスタイルです。

アウトポケットで軽やかさを演出

万能なネイビージャケット - 東京・表参道のBOTTONE

シングルブレストのジャケットでも、アウトポケットのようなディテールを取り入れると、かっちりしたテーラードの中に軽やかさが出せます。春らしい抜け感を出したい方はぜひ検討してみてください。

まとめ

春こそファッションを最も楽しめる季節です。暑すぎず寒すぎず、心地よい気候の中でジャケットスタイルを楽しみましょう。

今回ご紹介した色味では、特にグレージュというベージュ×グレーの色合いが今年のおすすめです。また素材では混紡生地の魅力を活かしたジャケット選びをしてみてください。デザインでは、チェック柄やダブルブレスト、アウトポケットなどのディテールに注目です。

春夏秋冬の中でも、春と秋はファッションを最も楽しめる季節。この春はジャケット選びにこだわって、周りと差をつけてみてはいかがでしょうか。

東京表参道では10年以上、完全予約制のオーダーサロンを経営しております。服好きが集めた豊富な生地コレクションから、あなただけの一着をお作りいたします。熟練のフィッターがあなたと向き合い、最大120分かけて打ち合わせを行います。気になる方はぜひお問い合わせください。

さて、明日は何着よう?

松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2025年3月25日
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