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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

真夏スーツならフレスコ スーツ ジャケットやパンツにも男性的なハリコシ

オーダーサロンボットーネがお届けするビジネススーツ&フォーマル通信。

松はじめです。

真夏のスーツというと、トロピカルウールなどのスーツも思い浮かびますが、フレスコスーツがおすすめです。

3プライ、2プライなどのフレスコのスーツ、上下セパレートで使うこともでき、通気性も抜群。

シワにも強く、表情もあって男らしい、そんなフレスコのスーツをご紹介したいと思います。

この記事の目次

夏スーツ素材、特に真夏スーツといえば、フレスコ スーツがまっさきに思い浮かぶ。

仕立て栄えする素材で、実際に本日クライアントF氏のフレスコ スーツが仕立て上がってきた。

フレスコ スーツのフレスコって?

このざくっとした強撚糸(きょうねんし)の平織り生地が、フレスコで仕立てたスーツだ。

フレスコというキーワードはここのところ雑誌などメディアでも見かけることが多くなった。

フレスコは、英国のマーティンソンという会社の商標名。

そもそもフレスコという言葉は、アパレル業界の人間やテーラーでないとわからない用語だったのだが、少しずつ認知されているような気がしている。

余談だが、宅急便というのは、クロネコヤマトの商標である。商標が当たり前のように呼ばれているというのはすごいものだ。

日本ではポーラとも呼ばれている。

真夏スーツ フレスコ スーツは強撚糸(きょうねんし)

フレスコ(ポーラ)は、普通の糸よりもたくさん撚ることで、強撚糸という強い糸にしている。

1本の糸を、くるくるっとねじっていくと、強くなっていく。

これを、撚る(よる)というのだ。

普通糸は、撚ってある。撚るから強くなるし、コシが出る。

逆に撚らなければ糸として成立しない、すぐにプツンとなってしまう。

さて、通常は18回撚るわけだが、それ以上撚っていくと非常に強い糸になるのだ。

これを、強撚糸(きょうねんし)という。

読んでなのごとく、強く・撚った・糸だ。

フレスコスーツの2プライと3プライ

その強撚糸、今度はさらに複数の糸を撚り合わせているのだ。

2本の糸を撚り合わせて1本の糸にすると、2PLY(プライ)という。

3本の糸を撚り合わせて1本の糸にすると、3PLYという。

そのようなわけで、フレスコは、 

・ざっくりとした風合い

・通気性通い

・耐久性に優れている

・シワになりづらい

・ハリコシがある

という、夏スーツに最適な要素を5つも兼ね備えているのだ。

生真面目だけど、独特の織り感。

抜群の通気性は盛夏スーツやジャケットに最適だろう。

フレスコ素材はジャケットやパンツにも

フレスコスーツはもちろん上下セットで仕立てるのがオススメだが、パンツのみで作っても重宝すること間違いなし。

薄手のウール生地とは違っている、堅牢なのに涼しい夏に引き締まるスーツだ。

真夏のスーツ フレスコスーツ まとめ

強撚糸(きょうねんし)という、強く撚った糸を、

2本、または3本を一緒にして、

ざっくりとした風合いを楽しめて、通気性も良く、耐久性に優れたフレスコスーツ。

シワになりづらいのも魅力で、フレスコのパンツも真夏に機嫌良く活躍するだろう。

全シーズンに対応できそうなスーツや、春夏・秋冬のスーツが揃ってきたら、夏のフレスコスーツも体感してみては?

さて、明日は何着よう?

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2018年7月1日
オーダースーツ | オーダースーツの生地

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