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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

そこの・・・奥の部屋ですよ! ここまで来たら覚悟はしていたが

ボットーネ 松
オーダーサロン ボットーネがお届けするビジネススーツ&フォーマル通信。

本日も打ち合わせが続いた表参道サロン。
次のクライアントK氏の提案を考えてみたところ、これだ!という生地が見つかるとこちらが心踊ってしまうという不思議な瞬間だ。
グレンチェックのスーツはドーメルの生地で誂えた1着で、今日はペトロニウスというミラノのタイ。
なんと偶然にも探していたイメージが、私が提案しようと思っていた生地だった。

偶然といえば、昨日、なかなか巡り会えない偶然の出来事が。

ジャガールクルト
こちらは修理から上がってきた私のジャガルクルトのスモールセコンド。
1940年の時計で、手巻き。
この時代の時計が素敵である。

ジャガールクルト
すると、服飾の講義を主催している、内田さんもこの日偶然にもジャガールクルト(左)。
こちらはパワーリザーブのあるタイプ。
内田さんはかなりの数の時計を所持しているため、こうしてジャガールクルトが並ぶというのはレアである。

誕生日
そしてなんと、出石先生の誕生日であった。
講義の終わりに皆でささやかにお祝いを。
服飾評論家、出石尚三先生は偶然にもニューヨークで活躍されているテーラー、業界では知らない人はいないケン青木さんと同じ誕生日だった。

偶然とは続くものだ。
しかしこれでは終わらなかった。

ブルーノート東京
ケーキをいただきながら出石先生とお話ししていたところ、かつてない偶然のできごとに遭遇することになる。

松さんはどこに住んでいるの?
と出石先生。
私が街の名前を伝えると、なんと、出石先生はその街に昔住んでいたのだった!
そんな偶然続きの1日。

どのあたりに?
そうお伺いすると、なんと7丁目だという。
私も7丁目なのであった。

本当に偶然とは面白いもので、何かご縁があるのかもしれない。

メガネ
それがテラスハウスでね。
と、出石先生はおっしゃった。

・・・まさか、と思った。
私もテラスハウスに住んでいる。
さすがに同じ建物ということはないだろう。
念のため、◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎という建物名です、ご存知ありませんか?と尋ねてみたのだった。

・・・・そこですよ!

あろうことか、同じ街、同じ建物に住んでいた方が目の前の、それも講義の講師を務める服飾評論家であったと知り、少し身震いする。

そこの・・・奥の部屋ですよ!
と言われたとき、ここまで来たら覚悟はしていたが、部屋までも一緒だった。

えぇ〜
と他の受講者の方々からも驚きの声が漏れて、そんなことがあるの?と言われる。

ウォーキングクローゼットがあるでしょう?
あります、そこはスーツで埋まっていますよ!
と、まさか銀座にやってきて自宅の話で盛り上がるとは思いもよらない展開であったが、まったく偶然が重なった1日となった。

イタリア
きっかけはいろいろだ。
だが、服というツールを通してコミュニケーションが生まれて、たった一枚の生地から始まる物語もあるのは事実だ。
あの日あの時、偶然見つけたあの人の装いが素敵で、話しかけた。そこから始まる何かがあるから、服は面白い。

今回も服についてもっと知りたい、伝えたい、そんな知識欲から参加した服飾の講義。
講義12コマ目の今回、いろいろと偶然が重なったわけだが、きっかけは洋服。
洋服から始まる物語は、結構ある。

ということで、街で気になった服装の人に話しかけてみようか。

さて、明日は何着よう?

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2017年12月17日
ライフスタイル | 編集長の日々

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