2021春夏スーツ・ジャケット生地 その1
明けましておめでとうございます。
昨年はコロナ禍において一時はどうなることかと思いましたが、
たくさんのお客様にお越しいただきました。
改めまして心よりお礼を申し上げます。
そして本年もどうぞよろしくお願い致します!
ボットーネは本日からスタート!
例年たくさんの到着物の整理から始まるのですが、今年は早くも次の春夏に向けた生地ブックが届いておりました。
いつもは1月下旬あたりなのですが、生地屋の動き出しもいつも以上に早いようです。
早速ご紹介させていただきます!

この記事の目次
4PLY トロピカル

4PLY、、、つまり4本を1本にまとめて撚った強くて丈夫な糸で織られている生地です。
そしてトロピカル、平織ですね。
太い糸の平織は、糸と糸の間に隙間ができるので、その分通気性が非常に良くなります。
410gと、このような生地はどうしても重く(厚く)なってしまうのですが、
体感としては数字ほど重たく感じるものではありません。
そしてシワにも圧倒的に強く、春から秋まで着用でき、近年注目されているのが4PLY生地なんです。

千鳥格子、ウィンドウ・ペーン、そして定番の無地。
基本的にはスーツ(上下セット)がおすすめですが、今回のようなコレクションであればそれぞれ単品使いもできます。
丈夫さと通気性が売りの生地ですので、スラックスとしても春以降重宝しますよ。
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ヘリンボーン×ソラーロ

一見すると、何の変哲もないヘリンボーンの生地なのですが、
この生地はご覧のように、裏面を見ると、表地からは想像もできない程の色味が現れます。
これは経糸と緯糸が関係しており、(経糸:淡いパープル)×(緯糸:グレージュ)で織られています。
この生地が本領を発揮するのは、太陽の光、自然光を浴びた時です。
(経糸:淡いパープル)は、通常時は表面には出てこないのですが、自然光を浴びるとうっすらと色味を感じるようになります。
これが(緯糸:グレージュ)と合わさると、なんとも言えない絶妙な色味になるんです。

この生地だと分かりやすいかもしれませんね。
ブラウンだけでなく、うっすらと赤みを感じませんか?

裏面はこんなにも発色の良い赤色なんです!
ブラウンと合わさると、単色には無いニュアンスを含んだ生地になります。
これらの生地は毎年非常に人気があり、今現在もお客様のスーツをお仕立て中です。

裏面はどんな色になっているのか、、、想像しながら生地を見てみると面白いですよ!
実はウールだけでなく、シルクの素材も含まれていますので、光沢感も美しいんです。
シルクは耐久性が低い為、糸を多めに撚ることでそのデメリットを補っています。
過去に似た生地で製作させていただいたお客様のインタビューがこちらです。
仕上がりイメージも確認できますよ!
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ベーシックなストライプ生地

ベーシックなスーツ生地として、グレーとネイビーのピン・ストライプの生地がございます。
定番であるが故か、意外にも少ない1.0cm幅のピン・ストライプはどんな職業の方でもチャレンジしやすい柄だと思います。
近年はストライプの流行もあり主張が強い生地も多くなってきましたが、このくらいベーシックな生地があると安心できますね。
240gmはまさにオールシーズン向け。少々の威厳と、清潔感を持ったスーツに仕上がります。
▼少し幅広ですが、仕上がりはこちらでご紹介しているスーツのようになります。
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トレンドのグリーン

近年トレンドカラーとして注目されているのがグリーンです。
スーツにグリーンと聞くと、なんだか舞台衣装のような派手な色を想像してしまいますが、、、
個人的には落ち着いたモスグリーンの色味であれば取り入れやすいと思います。
この色は深みがあって、プライベートスーツとして映えるのではないでしょうか。
▼先日はプライベートジャケットとして、グリーンのジャケットをお仕立てさせていただきました。
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2PLY スーツ生地

最初にご紹介した4PLYを、より軽く仕上げたのが2PLYです。
4本まとめではなく、2本まとめですから当然軽くなりますよね。
重さも4PLY=420gに対して2PLYは230g! 約半分の重さです。
4PLYはザクザクといった表現がしっくりくるのですが、2PLYであればサラサラとした感触が残っており、
普通のスーツ生地とあまり変わらないような手触りです。
少し丈夫な平織りといったところでしょうか。軽さを求める方にはぴったりです。

おすすめは無地です。
ベーシックながら、春夏用とだけあって重たくなりすぎないカラー構成になっています。
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ウール×リネン

春夏生地ですから、やはりリネンは外せません。
ここ生地は55%ウール、45%リネンという、スーツとしても着用できる構成になっています。

約半分のリネンが入っている為、リネンらしい雰囲気は存分に感じられるとともに、
ウールがもつ伸縮性などが合わさることでスーツらしい着心地を体感できます。
▼過去にはジャケットとしてウール×リネンの生地でお仕立てさせていただきました。
もちろんこちらの生地もジャケットとしてもお仕立て可能ですよ!
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季節感のあるジャケット生地

ブラウンを基調とした季節感のあるジャケット生地やシアサッカーの生地もございます。
ベージュやブラウンのジャケット生地は、様々な色のスラックスに合わせやすく、
リゾート感漂う雰囲気とチェック柄が爽やかな組み合わせになっています。


シアサッカーの生地も軽さがあり、凹凸によって空気の通りが良くなっています。
グレーやネイビーであれば、プライべートはもちろんのこと、ビジネスシーンでも許容範囲ではないでしょうか?
軽い質感の生地なので、リベラーレのような軽やかな仕立てとの相性は抜群だと思います。
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ということで、第一弾としてこちらのコレクションをご紹介させていただきました。
これから2月に掛けて入荷が増えてきますので、、また別のブログでご紹介したいと思います。
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2021年1月11日
オーダースーツ | オーダースーツの生地
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