【ビジカジ!】大人のジャケパン選びとダサくならない着こなし! 色・コーデ・靴もご紹介
こんにちは、松はじめです。メンズファッションTVをご覧いただき、ありがとうございます。
今日は大人の男性なら絶対にマスターしておきたい「ジャケパンスタイル」について、基礎から応用まで徹底解説します。ジャケットとパンツを別々に組み合わせるスタイルは、スーツに比べて自由度が高い分、「何を合わせていいのかわからない」という声をよく耳にします。
でも大丈夫。今日お話しするポイントを押さえれば、毎日のファッションが楽しくなり、デートや休日出勤でも「おしゃれですね」と言われるようになります。
ジャケットの色選び – ネイビーから始める王道スタイル

まずはネイビーを揃える
ジャケット選びで最初に手に入れるべきは、間違いなくネイビーです。「ネクタイはネイビーに始まりネイビーに終わる」と言われるように、ジャケットもネイビーに始まりネイビーに終わるといっても過言ではありません。
ネイビーブルーは軍服にも使われる色で、「忠誠」という意味があります。海の色でもあるため、見ているだけで心が落ち着く効果があります。着ていて最も安心感を得られる色がネイビーなのです。
既にネイビーをお持ちの方は、色のトーンや素材を変えて複数揃えることをおすすめします。私が今日着ているのも、ウールとモヘア(アンゴラ山羊の毛)を混紡した春夏用のジャケットで、艶やかな発色が特徴的です。
グレーより先に茶系を
多くの方がネイビーの次にグレーを選びがちですが、私がおすすめしたいのは茶系です。スーツでは茶色はあまり見かけませんが、ジャケパンスタイルでは茶色が持つ柔らかさとリラックス感が非常に効果的です。
茶色から発展させて、ベージュ、そして最終的にはオフホワイトまで明るくしていくと、コーディネートの幅が格段に広がります。最近人気のベージュのセットアップスーツも、ジャケットとして活用できる優秀なアイテムです。
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パンツ選びの基本 – グレースラックスが鉄板

グレーのスラックスは3本揃える
ジャケパンの下半身には、まずグレーのスラックスを揃えましょう。ウール素材でツルンとした質感のグレーパンツは、どんなジャケットにも鉄板で合います。
ここでのポイントは、グレーのパンツを3本持つことです:
- ミディアムグレー(中間色)
- チャコールグレー(濃い色)
- ライトグレー(薄い色)
この濃淡の使い分けがメリハリを生み出します。ジャケットが濃い色なら薄めのパンツ、ジャケットが薄い色なら濃いめのパンツを合わせることで、パズルのように組み合わせが可能になります。
ベージュのチノパンで幅を広げる
次に揃えたいのがベージュのチノパンです。チノパンの名前は「チーナ(中国)」に由来しており、本来はクリース(折り目)がしっかり入ったきちんとしたパンツです。
ゴルフなどのスポーツシーンでも使えるほど上品な仕上がりで、これもグレーと同様に濃いもの、薄いものと濃淡を変えて3本ほど持っておけば、ほぼどのジャケットにも対応できます。
意外な名脇役・ネイビーチノパン
見落とされがちですが、ネイビーのチノパンも非常におすすめです。ブラウン系のジャケットとの相性が抜群で、コーディネートに深みを与えてくれます。
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番外編 – 上級者向けカラーパンツ

ナンタケットレッドという選択
アイビーファッション好きの方なら知っているかもしれませんが、ナンタケットレッドというビビッドなピンクのパンツがあります。これをネイビージャケットに合わせるのは、リゾートスタイルとして確立されたコーディネートです。
白パンツでメリハリを
白いパンツも意外と使えるアイテムです。ジャケットより格段に明るくなるため、メリハリがつきやすくなります。ただし、真っ白すぎるとパキッとしすぎるので、オフホワイト程度がおすすめです。
パンツの裾はダブルにすることをおすすめします。これは男性がボート遊びをする際、濡れないように裾を折り返したことが由来で、動きや遊びがあるときの装いとして理にかなっているからです。
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インナーの選び方 – ネクタイありがおすすめ

やっぱりネクタイが美しい
私は個人的に、ジャケパンスタイルでもネクタイありのスタイルをおすすめします。ノーネクタイは確かにクールビズの流れで一般的になりましたが、ネクタイがあることで胸元に三角形が作られ、立体的で男性らしい美しさが生まれます。
シルクのネクタイでお気に入りのものを合わせるか、風合いのあるニットタイも非常におすすめです。ニットタイはカジュアルな印象を与えながらも、きちんと感を保ってくれる優秀なアイテムです。
シャツは白とサックスブルーが基本
基本は白シャツ、そしてサックスブルー(薄い青)のシャツです。さらに一歩進んで、等間隔のストライプが並んだロンドンストライプのシャツもぜひチャレンジしていただきたい柄の一つです。
無地に挟まれることで等間隔のストライプが美しく映え、柄のネクタイとの相性も抜群です。
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靴選びの明確なルール

外羽根式の革靴を選ぶ
ジャケパンスタイルの靴には明確なルールがあります。まず、革靴は外羽根式を選びましょう。外羽根式はもともとブーツから派生したもので、カントリー(田舎)での活動を想定して作られたものです。
色は茶系がおすすめです。これは英国の「カントリー・アンド・ジェントルマン」という考え方に由来します。田舎での乗馬や屋外活動では茶色のブーツを履き、街での正装時には黒い靴を履くという使い分けから、カジュアルなジャケパンには茶色がふさわしいとされています。
デザインは、ストレートチップも良いですが、Uチップやブローグ(パンチングの穴が開いたもの)がより適しています。これらは農作業での水はけを良くするための実用性から生まれたデザインで、ジャケパンの由来と合致します。
ローファーは鉄板の組み合わせ
ローファーはジャケパンスタイルには外せない靴です。「怠け者」という意味の通り紐がない靴で、アイビーファッションのスタイルとして確立されています。
学生時代はコインローファー、社会人になったらタッセルローファーという使い分けもあり、どちらもジャケパンスタイルに非常に良く合います。白いソックスを合わせることで、清潔感のあるスタイルが完成します。
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色合わせの4つの基本パターン

1. アッズーロ・エ・マローネ(青と茶色)
イタリア語で「青と茶色」を意味するこの組み合わせは、色相環で対面する色同士の組み合わせです。お互いを引き立て合う効果があり、ネイビーのジャケットに茶色のネクタイを合わせるような使い方が代表的です。
面積比は大きな面積を一色で、小さな面積(ネクタイなど)で対照色を使うのがポイントです。
2. トーン・オン・トーン
同じ色系統の中で、濃い色と薄い色を組み合わせる方法です。紫系で統一したり、ベージュから白へのグラデーションを作ったりと、上品でまとまりのあるコーディネートが可能です。
3. ワントーン
グレーのワントーンのように、一色の中でコーディネートを完結させる方法です。色数が少ないため失敗が少なく、洗練された印象を与えます。
4. 濃淡のメリハリ
最も基本的なルールは、上が濃い色なら下は薄い色、上が薄い色なら下は濃い色という濃淡のメリハリをつけることです。これだけでもコーディネートが格段に良くなります。
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素材とサイズ感のこだわり

ジャケットならではの素材選び
ジャケットの素材は、スーツとは異なる特徴があります。ウールだけでなく、ウールとシルクとリネンの混紡や、ウールシルクカシミアなど、複数の素材を組み合わせた「混紡」が一般的です。
また、起毛したフランネルや、ホップサックのようにカジュアルな仕上げの素材も、ジャケット特有の魅力を演出してくれます。
サイズ感は基本的にスーツと同じ
ジャケットだからといって特別にサイズ感を変える必要はありません。基本的にはスーツと同じサイズ感で、クラシカルに着丈も少し長めが私の好みです。
デザインは引き算が成功の鍵。チェンジポケットやパッチポケットなど、多少のディテールはありますが、基本的にはシンプルにまとめることが重要です。
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まとめ – 大人の男性の必須スキル

ジャケパンスタイルは、ポイントさえ押さえれば決して難しいものではありません。色の基本ルール、パンツとの組み合わせ、靴選びの法則を理解すれば、毎日のファッションが格段に楽しくなります。
スーツの楽さとは違った、自分らしさを表現できるジャケパンスタイル。ぜひ今日からチャレンジして、周りから「おしゃれですね」と言われる大人の男性を目指しましょう。
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2025年8月16日
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