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ポストマンの遺伝子

ザネラート ポスティーナ L

いよいよ秋の結婚式に向けての服装一式製作も増えている。
週末、少しずつ予約が多くなってきた表参道サロンにて、今日はどのような打ち合わせになるだろうか?

昨日はニットタイで、ザネラートのポスティーナをお供に。
午後は自身も講師として活躍中の経営者M氏の仮縫いである。
M氏はさすが前に立って話す方で、いつもスマートな体型だ。

今回、数年ぶりにご依頼いただいたので、改めて採寸をする、寸法はもちろん変化なし。
それでも仮縫いを入れたのは、ボタンの位置を大きく下げ、肩パットを抜き、パンツはこれまでのノープリーツなら、ワンプリーツへの変更を話し合ったから。

アシスタントのH君とご挨拶をし、早速仮縫いをする。

平日だけれどその後もフィッティングが続き、気がつけばすっかり夜。
帰宅前、H君が私のもとにやってきて、
《代表、そのバッグはザネラートですね?》と言う。

ザネラートのポスティーナ

H君の前で持っていたのは今日が初めてだよね?と私が告げる。
ザネラートというイタリアのブランドの、ポスティーナというバッグ、どちらかというとオフに使っているからだ。

H君は、《実は以前から知っておりまして、、》と言った。
ポスティーナを持っていることをインスタグラムの私の写真を見て知っていたのだそうだ!
(なんという情報化社会!)

ポスティーナは、その名からも推測できるように、ポストマンバックだ。
シンプルな話し、郵便屋さんが手紙を届けるための、機能的なバッグ。
1950年代のイタリアの郵便屋さんのバッグをモデファイしたようだ。

手紙をごっそり持って歩くのだからガマグチで開閉しやすく、ショルダーがあれば書留にサインをもらうことも難なくできるだろう。

内側は三層構造で、一番大きいところに大きな封筒を入れても良いだろう。
そういう意味ではLサイズは大きい、という意見もあるけれど、本来的なのではないだろうか?

私はこのバッグで1日を過ごしたわけだけれど、ジャケットが型崩れしてしまうのが嫌だから、ショルダーはオフの日にしか使わない。
ショルダーという便利な機能を躊躇している私は、おそらく郵便屋さんには向いていないかもしれない。

さて、明日は何着よう?

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2017年7月29日
明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術 | スーツ ジャケット スタイル
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