秋冬のスーツのトレンド 2019のオーダースーツ、ベストやパンツは?
松はじめです。
10月や11月からはクールビズも終わり、スーツスタイルで出社という方も少なくないと思いますが、今年はどんなスーツを着ますか?
特にオーダーを考えている方は、早めに考えておいても損はないかもしれません。
秋冬定番!ネイビースリーピース
ネイビーのスーツはいつでも定番のスーツですね。
そして、やはり重ね着ができる秋には、ベストを着たスリーピーススタイルがおすすめです。
その理由は、
・暖かい
・胸元が引き締まる
・ベストだけでも使用できる
などなど。
ベストがあるメリットについてはこちらの記事で詳しくまとめています。
さて、そんなベストですが、ダブルのベストはいかがでしょう?
写真のベストの衿は、ショールカラーになっています。
少し明るめのネイビーだが、しっかりウエイトのある1着。
スーツのパンツはプリーツありが主流に
ここ数年は、カジュアルの服を中心にワイドシルエットがトレンドになりました。
スーツに関しても細身一辺倒から、少しゆったりしたシルエットのものが多くなってきました。
そこで、パンツもこれまでのノープリーツから、1プリーツのパンツが主流になってきています。
ゆとり量、運動量が増えますから、座る時もいささか楽ですし、体型が気になる方にも朗報だと思います。
プリーツを入れてモモまわりやヒップは少しゆったりさせても、ヒザやスソはややテイパードシルエットに仕上げるのも1つです。
トレンドはモノトーンや強めのストライプ
スーツは流行り廃りを追いかけすぎると、数年で着られなくなってしまいます。
そこで大きな変化というのはあまりありません。
ですが、全体的に今年らしいというようなトレンドは存在します。
それは、
・モノトーン(白黒)
・ストライプ
などです。
モノトーンは、例えばご覧のような千鳥格子柄。
白と黒と同じく、無彩色(むさいしょく)といっていってみれば色を持たない色が、グレー。
そんな中でもこちら、チャコールグレーという濃いグレーのスーツです。
表面がやや毛羽立っており、季節感が感じられます。
つるんとしたオールシーズンと呼ばれるようなスーツ も良いのですが、秋冬限定のスーツ を揃えるだけで洒落た雰囲気をかもし出すもの。
ストライプは、やや太めのカレッジストライプ風の柄などのジャケットをはじめ、スーツもストライプ柄のものが多くなっている傾向があります。
ウォームトーンを取り入れてクラシック感を
グレー系スーツは、少しブラウンやベージュといった色の入ったグレーは、今年の秋冬らしいクラシックなカラーです。
少しミルドがかった(起毛した)素材感などを選択すると、さらに季節感を演出できます。
秋冬はウォームトーン(暖色系)の色を取り入れることで、温かみや柔らかさが滲みます。
冬はフランネルスーツにチャレンジ
11月あたりからは、少し起毛したウール素材、フランネルのスーツはいかがでしょう?
写真はボルドーのフランネルスーツという珍しい色です。
グレーやベージュのフランネルスーツも温かみがありますね。
グレンチェックのフランネルスーツ。
フランネルのスーツは、耐久性が高いわけではないのですが、独特のほっこりした季節感のある素材で、見た目にも冬らしさを感じさせられます。
何よりも暖かいので、フランネルのスリーピースで仕立てておけばコートが不要、とおっしゃる方もいます。
クラシック回帰の昨今、ぜひこうしたフランネスのスーツも揃えてみてはいかがでしょう?
まとめ
クールビズでスーツを着ない・・という方も、いよいよスーツの季節到来です。
秋は、色や素材にもこだわってスーツスタイルを楽しんでみてはいかがでしょう?
王道のネイビースーツでもベストがあるだけで雰囲気が変わりますし、
着数が揃ってきた方はフランネルなどの素材にチェレンジしても良いと思います。
ファッションの秋は、スーツも楽しみましょう!
さて、明日は何着よう?
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ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
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