オーダースーツ・オーダータキシード 東京 BOTTONE(ボットーネ)

あなたのスタイルコンシェルジュ ボットーネ 問い合わせ
  • ボットーネ メールでのお問い合わせ
  • 世界各国から取り寄せ 選べる生地 有名ブランドから隠れた名門生地までイタリア・英国・フランスなど選りすぐり
  • ボットーネ代表のスーツ・ジャケットスタイル365
  • 大西基之先生の素材の講義
  • 松はじめのスーツの着こなしブログ
  • オーダー完成日

スーツ生地のトレンドはなぜ変化した?

7Q6A9953
生地は時代とともに変化している。

それは、時代背景やニーズが変わったからだ。

ある時にガラリと変化したのだ、それは・・・

ところで、風合いという用語を耳にすることがある。

風合いってなんだろう?

柔らかいジャケットは風合いが良いのだろうか?

風合いとは文字どおり、風の向き。

ダブルのジャケット

そう、右から風が吹けば ダブルブレストジャケットで右を覆い、左から風が吹けば左を覆う。

ダブルブレストのブレザーは、まさに船乗りが風を凌ぐ目的だから、

柔らかい素材ではいけない、

つまりダブルブレストのブレザーなのは固いこと=風合いが良いのだ。

同じように、ノーフォークジャケットを作るのに、スーパー150の柔らかいので作っても合わない。

ノーフォークを作る上ではスーパー150の生地は風合いがいいとはいわない。

固い方が風合いがいいっていえるわけだ。

作る目的物にあってるかどうか?が風合いで、

柔らかいとかソフトって勘違いしてる人がいるのである。

 


もともと服ってのは、フランスで起こり、

イギリスで発展し、アメリカで完成された。


大西基之氏は言う。

「ドレープって言葉を聞いたことあるでしょ?

イギリスの服というのは、人間の体をより強調して、

むしろ、人間が格好よく作られた服に入る。

本当のイギリスの服って堅苦しいんです。

作った服に、人間が入る。

メンズ素材 仕立屋 講座2
格好良くなる代わりに、

自分がきちっとしていないといけない。

そういう服を作るには、英国素材が最適だったのです。

アイロン操作で、ドレープとか、前肩とか、

毛織物の熱可塑性を生かすのです。

それを利用して服を作るにはアイロンが必要。

ほとんどテーラーの腕はアイロンがうまいかどうかにかかっていました。

イギリスの服は、アイロンで殺すんです。

生地を厚くして、殺す。

7Q6A4149ドレープとか、前肩にすることができます。

そうするためには、

それに耐えうる生地が必要で、

英国羊毛が向いています。

繊度が太くて、

ハリコシがあるほうがアイロン操作に耐えられる。

1970年代でしょうか、

ジョルジュアルマーニって人がでてきました。

すごい服がでてきたなあと。

今までの形作るってんじゃなくて、

人間の身体は美しいんだから、羽織る、そんな感じ。

アンコンストラクションもこのあたりからですよね、

芯を入れないで、羽織るような服が出てきたのです。

つまり、アイロン操作がいらなくなりました。

そのために今のオーストラリアメリノってのを開発しました。

どんどん細く、柔らかく、

そういう糸が作れるように育てていったのです。

僕らがこの業界にはいったときは、

48番手、ヨンパチっていうんだけど、

スーパーって表記はないけれど、敷いていえあスーパー80くらいでしょうか。

それが 現代は、72番手くらいの糸が普通になっている。

そういう服が要求されているのです。

1つは、エアコンの発達ですね。

一年中ニイイチの綾で済ませられるくらい、

暑くても、寒くても、綾で良くなった。

ボルサリーノ パナマファイン昔は、夏に、麻のスリーピースを着たものです。

普通の人でも、麻のスリーピースを3着は持ってた。

黒なんて吸収色だから、着てられなかった。

あ、ごめんね 笑(ネイビースーツを着たテーラーを指し)

だから麻にカンカン帽は理にかなっていたんだよね。

生地ってのも目的に応じて変化してきたわけです。

英国で機屋さんがないんだよね。

傾向がイタリア的な、

軽くて、ソフトで、柔らかい生地が要求されています。

それはアルマーニ以降だと思うんだよね。

アルマーニってのは羽織る感覚。

ガチッとアイロンをかける服じゃあなくなって、

それに必要な生地を開発していって。

今では縫える人がいるの??っていうような生地がでてきた笑

ロロとか、ゼニアが中心に、

牧場まで面倒をみて、自分たちに合うような羊を育てて。

大きくいうとエアコンの発達で、

風合いがハードなものから、

羽織る感覚になったのでしょう。」

7Q6A6887
エアコンが発達し、夏のオフィスは涼しく、

冬の地下鉄は暑い。

オールシーズンのスーツが欲しくて・・・

そうリクエストが入ることは少なくない。

生地も驚くほど細番手がリリースされ、

話題にのぼったことも記憶に新しい。

仕立て服の感覚を、

アルマーニは刷新したのだ。

講義は時代背景を経て、

いよいよ糸に入っていく。

  • 7Q6A9953
  • この記事が気に入ったら いいね! しよう

2016年8月4日 ボットーネ代表のスーツ・ジャケットスタイル365 ありのままブログ | Cloth