【スーツ・コート】冬めく表参道でご納品
冬物のコートを着ている人も増えてきましたね。
今週末はハロウィンで多くの人で賑わっています。
表参道で仮装している人はそんなにいませんが、
原宿まで歩くと信じられないほど仮装した人で溢れています。
ほんの数百メートルの距離で、
原宿の交差点を境にガラッと雰囲気が変わる。
不思議な街だなあと思うのでした。
最近ご納品させていただいたお客様を
オーダーアイテムと合わせてご紹介したいと思います。
時間や予約状況の関係もあり、
全員のお客様を撮影できてはいないのですが、
最近はできるだけ記録として残すようにしています。
皆様、快く撮影にも応じていただき
感謝しかありません。
この記事の目次
FOX BROTHERSのネイビージャケット
数年前から定期的にオーダーいただいている
Y様のネイビージャケット。
「かっちりした雰囲気がいいよね!」
とのことで、
フランネルの中でもカチッとした印象の強い
フォックスブラザーズをご提案。
細身のお身体に合わせて、
ウエストにかけての絞りを強調した
シルエットを構築しています。
肩幅はしっかりとり、
薄目のパットを入れて、やや構築的に。
ビジネスでも、プライベートでも、
がんがんご着用くださいね。
ネイビーのポロコート
ネイビーのスーツは、英国ハリソンズ社の
“REGENCY(リージェンシー)”の生地を使用。
私たちがビジネス向けのスーツ生地として
最も信頼しています。
適度な厚み、控えめな光沢感
季節も春・秋・冬とスリーシーズン対応です。
なにより、丈夫でシワにも強い為、
日々のビジネススーツとして重要な
清潔感があります。
今回はリピートオーダーをいただきまして、
初めてグレーのスーツに挑戦いただきます。
仕上がりがとても楽しみです。
靴は9年も履いていらっしゃるというブラウンのUチップ。
手入れがきちんとされた靴は美しいですね。
こんな味が出るのが革靴の良さだと思います。
実はこの日のメインは
ネイビーポロコートのご納品でした。
先日のブログでもご紹介しておりますが、
丁度引き取りに来ていただきましたので
いつもの場所で写真撮影。
「結構しっかりしていて、いいですね」
これからお召しただくのが楽しみなご様子でした。
しっかりしたウールメルトンは、
日常使いに最適なコート生地です。
ウールの品の良い光沢があり、
実用性だけじゃないのも大きな魅力です。
初めてのコートにいかがでしょうか?
パーティ向けのブラックタイ
ボットーネが得意としている
オーダーアイテムのひとつが”ブラックタイ”です。
ブラックタイ=タキシード
この日は11月のパーティに向けたタキシードのご納品。
「あまり固すぎるのは僕らしくないから・・・」
と、あえてカマーバンドはせずに、
リラックスしたスタイルにしています。
シャツも比翼仕立て、
蝶ネクタイも小ぶりなホック式で。
生地はタキシード専用のモヘアバラシャで、
ゆとりを持たせたカッティングをしています。
足元はオペラパンプスで。
当日はパーティ楽しんでくたさいね!
爽やかなブルーのスーツ
いつもサッカーの話で盛り上がるT様。
ブルーの爽やかなスーツは、
Wine shiellのオーロラコレクションの生地です。
オーロラの名の通り、美しい光沢がありながらも、
耐久性も申し分ない良い生地です。
光沢のある生地は、だいたい耐久性が劣りますからね。
シワにもなりにくく、ヒザも抜けにくい(伸びにくい)。
カラーバリエーションも豊富なので、
どなたでも気に入っていただける生地だと思います。
シャツもボットーネ定番の形状記憶素材です。
コットン100%ですが、ちゃんと形状記憶。
化学繊維のものとは違いますから、着心地もいいですよ!
リピーターの皆様から絶大な支持をえております。
今月のピックアップ
イタリア:アリストンの最新生地や、
ロロピアーナのコート生地なども入荷してきました。
7月から受注を開始している
ボットーネの人気商品【オーバーコート】。
10月からは本格的にコートのオーダーも多くなってきますが、
人気の生地はすぐになくなってしまいます。
コートご検討中の方はお早目にお問合せくださいね。
ということで、今回も人気のコートをご紹介させていただきます。
1位 ポロコート
毎年人気のポロコートですが、
今季は特に多くのオーダーをいただいております。
素材は使い勝手のよいウールメルトンに始まり、
本格的なキャメルヘア(ラクダ毛)、
更には個性的なシングルタイプのポロコートもご注文いただいており、
こちらはゼニアのカシミア生地を使わせていただきます。
正面はアルスターカラーのダブルブレスト、
そして袖のターンアップカフス、
ポケットのフレームドパッチなどの
特徴的なディテールに加え、
背面はプリーツが入り、
ベルトで美しいドレープを生み出す。
これらすべてが揃っての『ポロコート』は
唯一無二の存在感があります。
皆さんはどんな生地で
ポロコートを料理しましょうか?
2位 ダブル・チェスターフィールドコート
意外にもシングル・チェスターフィールドコート
よりもダブルの方が人気です。
やはり大胆で大き目のラペルは
ポロコートとはまた違った表情があり、
ブラックやネイビーのシックな色味との相性が抜群です。
とろけるようなカシミア生地も、
丈夫なウールメルトンも、
どちらもそれぞれのオーラがあり、
フォーマルにも対応できるほど
チェスターコートだからこその雰囲気があります。
最近いくつかいただいたお問い合わせも、
ダブルチェスターコートのお仕立てについてでした。
いくつかお持ちのコートの中に
「おそらくないであろう」デザインが最近多いですね。
シングルに見慣れた方にとって新鮮に映るダブル、
みなさんはどんなシーンで着用しますか?
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2022年10月30日
スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様
おすすめ記事
服装のドレスコード フォーマルにはブラックタイ、ホワイトタイのさらに上があった!?パーティーの案内状が届くと、そこにはドレスコードと呼ばれる服装の指定が書かれている場…
コードレーンのジャケットを着こなしたジャパニーズダンディ 大西基之先生から学ぶコーディネート術コードレーン ジャケットで初夏の装い 大西基之先生の装い ・夏の装いコードレーンのジ…
サルトリアイタリアーナ出版!長谷川喜美さんのトークイベントでイタリアサルトのスーツ事情や裏話を聞いてきた銀座シックスの蔦屋書店へ まずは表参道から銀座へ移動。 普段世田谷区でのんびり過ごし…
結婚式の服装(男性編)友人の挙式に呼ばれた時の服装は?男性はスーツに何をコーディネートするのがルール?結婚式の男性の服装はスーツ まず、結婚式に呼ばれて参加する場合、一部の例外を除いて上…
イギリス(ブリティッシュ)のスーツとイタリアのスーツと日本のスーツの違い【結論】そもそも考え方が違う まずイギリスのスーツは『30年着られる服』、これが根底…
松はじめ 私のプロフィール松はじめ 1978年3月生まれ 富山県出身 写真家の祖父を持ち、母は元ブティックの販…
チノパンとは?コットン軍用パンツとマンチェスターと紅茶の不思議な関係結論 中国経由で入った素材だから 安価で、しかも耐久度が高い素材。 そんなメリットに…
タキシードはなぜディナージャケットと呼ばれるのか?燕尾服から変わったカウズ島での食事の話エドワード7世が仕立てたスモーキングジャケット 1860年、英国皇太子(エドワード7…
人はどうしてネクタイを巻くのか?勘違いは歴史をつくる日本ではクールビズという、ネクタイをしなくても良いとされる期間が生まれてすっかり定着…
タキシードの歴史オーダーサロン ボットーネがお届けするビジネススーツ&フォーマル通信。 タキシードを…