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オンライン会議! 見た目の印象を変えるには? テレワークで気をつけたい服装や照明

 

こんにちは、メンズファッションTVの松はじめです。今回はとても重要なテーマについてお話ししたいと思います。

最近、ZoomやTeamsなどのオンラインツールを使ったミーティングが当たり前になりましたね。そこで今日は、オンライン上だからこそ気をつけたい服装と見た目のポイントについて詳しく解説していきます。

この記事の目次

オンラインでも基本は変わらない、でも…

まず大前提として、オンラインミーティングでの服装の基本原則は、実際に会うときとそれほど変わりません。スーツやジャケットをしっかりと着ることで、相手に良い印象を与えることができます。

ただし、自宅からの参加でよりリラックスした雰囲気を演出したい場合は、カーディガンスタイルもおすすめです。私のような年齢でスーツが少し硬すぎると感じる方は、ジャケットスタイルやカーディガンスタイルにすることで、適度にリラックスした印象を与えることができます。

そして、何より重要なのがシャツです。最近はTシャツにジャケットというスタイルも見かけますが、やはり襟があるだけで格段にきちんと見えるのです。ネクタイをしなくても、シャツのボタンを留めた状態にするだけで、きちんとした印象を与えることができます。こうした細部の開け閉めも、意識してチェックしてみてください。

オンラインで最も重要な「色」の使い方

オンラインミーティングで特に意識していただきたいのが色の使い方です。今日、私は鮮やかなパープルのネクタイを着けていますが、皆さんの目に留まったのではないでしょうか。

実は、オンラインでは単調なモノトーンやシンプルすぎる服装だと、画面上では全く存在感がなくなってしまいます。どうしたら良いかというと、オンラインこそ目立つ発色の良い色小物を取り入れることが重要なのです。

これは、テレビや映画で使われる「際立たせるコーディネート」と同じ考え方です。アイドルグループや歌手の方々が、キラキラした衣装を着ているのを見たことがありますよね。それほど派手にする必要はありませんが、画面越しには演出が必要なのです。

Zoomも結局は「画面」ですから、画面に対してのプレゼンテーションとして、Vゾーンの色や小物の色で目を引くことが大切です。色鮮やかなアイテムを一点加えるだけで、画面映えするようになります。

海外メディアに学ぶ色使いのコツ

参考になるのが、イギリスのBBC放送のキャスターの皆さんです。もしご覧になる機会があれば、ぜひチェックしてみてください。基本はネイビーやグレーのスーツを着こなしていますが、Vゾーンには発色の良い色を使っている方が多いのです。シャツも色味のあるものを選んでいる方をよく見かけます。

日本では、スーツにボルドーのシンプルなネクタイやネイビーの無地ネクタイなど、シックなスタイルを好む方が多いのですが、オンラインでは色使いを華やかにしてあげた方が映えるという傾向があります。

今日の私のスタイルを例にすると、パープルの色鮮やかなネクタイに、茶色の細いストライプが入ったシャツを合わせています。そして、シャツの茶色に合わせて眼鏡も茶色にすることで、色数を増やさずに統一感を出しています。パープルのストライプ柄だからパープルのネクタイ、というように、色をできるだけ統一しながらも、一色パッと鮮やかな色を持ってくることで、オンライン上で引き立つのです。

表情の重要性はオフライン以上

服装以外で、オンラインミーティングで特に大切になるのが表情です。これは実際に会う以上に重要と言えるでしょう。

オンラインでミーティングをしているとき、対面と同じように相手の目を見て話すのは基本ですが、画面越しだからこそ、顔の表情を思った以上にキャッチしてしまうのです。

私は43歳ですが、40代以上の方とオンラインミーティングをすると、むすっとしている傾向があることに気づきます。皆さんもご経験はありませんか?若い方でも、上司とのミーティングで相手がちょっとむすっとして見えることがあるかもしれません。

これには、カメラの画角の問題もありますし、単純にオンラインに慣れていない、抵抗があるという理由もあるでしょう。しかし、普段からそういう表情をされている方もいらっしゃると思います。

人は笑顔に対して好感を持ちます。当たり前のことかもしれませんが、むすっとしたものに対しては敵意を抱いてしまうのです。ですから、オンラインでの商談や会議では、特に最初に笑顔であることが大事なのです。

笑顔で「この人は敵じゃない」と思ってもらえれば、相手の警戒心がなくなります。これがオンラインの場合、オフライン以上に如実に現れるのです。特に、口角を上げて笑顔を意識することが、オンラインミーティングの最大の成功ポイントと言えるでしょう。

カメラ位置と照明の重要性

先ほども触れましたが、カメラの位置も重要な要素です。パソコンのウェブカメラやiPhoneのカメラを使っている方が多いと思いますが、カメラが下から撮っていたり、上から撮っていたりすると、表情が大きく違って見えます。この点もぜひ気を使っていただければと思います。

そして、もう一つ重要なのが照明です。現在、私は照明を使っています。前に1灯、後ろにも1灯、バックライトとして2灯使用しています。YouTube を始めてから、ずっとこの設定でやっているのですが、オンラインミーティングでも最低1灯は使うようにしています。

この照明が、実は非常に大事なのです。写真をやったことがある方ならよくわかると思いますが、照明を使って撮るのと使わないで撮るのとでは、立体感が全然違います。写真家の方も「光を操る者が写真を制す」と言っていたほど、光は思った以上に重要なのです。

私もファッションの仕事をしていて、スチール撮影に同席することがありますが、一つのものを撮って次のものを撮るときに、すごい時間をかけて照明を変えるんですね。照明をセットするだけでも1時間くらいかけるフォトグラファーの方は少なくありません。それほど照明は重要なのです。

撮影において大事と言いましたが、オンラインでのミーティングでも同じことが言えます。照明があるのとないのとでは、印象が大きく変わります。

また、私はレフ板も使用しています。レフ板がないと光が強すぎて不自然になってしまうのですが、レフ板を使うことで自然な光の当たり方になります。

まとめ:オンライン時代の新しいプレゼンテーション

いかがでしたでしょうか。オンラインでのミーティングでは、服装だけでなく、見た目に関して様々なポイントが存在することがお分かりいただけたと思います。

高価なものを揃える必要はありません。照明や背景(バーチャル背景もありますが、可能であれば実際の背景にもこだわってみてください)、そして服装に関してはVゾーンの色や小物の色など、こうした色が画面上で際立って見えますから、ぜひこれらのポイントに目を向けてみてください。

これらを意識することで、きっとあなたのオンライン会議の質が向上し、より良い成果が得られるはずです。オンライン時代の新しいプレゼンテーション術として、ぜひ実践してみてくださいね。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2025年9月20日
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