3次元のストレッチスーツ│Tollegno(トレーニョ)
皆さんこんにちは。ボットーネ表参道です。
この2月に入り、各生地屋さんから2026年春夏の新作生地が続々と入荷をしています。
今回は今季新しく取り扱いをスタートさせたイタリアの機能性抜群のコレクションのひとつであり『Tollegno』をご紹介させていただきます。
この記事の目次
『スーツを着る』という感覚のアップデート

ボットーネでは昨年の12月より、現代のビジネスマンの皆さまへの新しいご提案として、快適さとクラシックを兼ね備えた『ストレッチスーツ』をリリースいたしました。
私たちボットーネに訪れるお客様の多くが30代~50代のビジネスマンであることからも、ご用意している生地のほとんどがウール100%などの天然素材が中心で、季節感を意識したジャケットやプライベート用のジャケパンスタイルの際にはリネンやコットンといった植物系の、こちらも天然素材をよくご提案させていただいています。
少し時を遡りますが、コロナ禍を経てリモートワークが多くの企業で普及し、これまでとは働き方そのものが大きく変化しました。
服装のカジュアル化も進み、クールビズ期間でなくともジャケパンスタイルを推奨する企業が増え、『スーツを着る』という感覚がかなりアップデートされたように思います。
これはスーツをご提案させていただく私たちにとっても大きな変化でして、これまで多くのお客様に様々な素材のスーツをお仕立てさせていただいてきましたが、今まで以上に『現代のライフスタイルに合うスーツとは?』ということを考えるきっかけにもなりました。
今でも上質なウールを100%使用した天然素材への信頼は紛れもないものではありますが、気兼ねなく着ることが出来て、アクティブに活動するビジネスマンにとって心強いパートナーとなる、ちゃんとしたスーツ見えするストレッチ生地を今季は例年よりも多く仕入れています。
そのうちのひとつが今回ご紹介するイタリアの『Tollegno』です。
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平織(トロピカルウール)の革命児

今回ご紹介するイタリアの『Tollegno』は春夏スーツにぴったりな薄手の平織生地、ウール100%の素材とウール×ポリウレタンの3Dウールという素材で構成されています。
ウール素材の薄手の平織生地のことを”トロピカルウール”とも呼ぶのですが、簡単にまとめると、通気性が抜群で軽い着心地、それでいてシワにもなりにくいという、高温多湿な日本の気候に最適な生地と言えます。
『トロピカルウール』については下記のブログでも詳しく解説していますので、ご興味がある方は合わせてご覧ください。
『Tollegno』は機能性が抜群にいい

シックなバンチブックから最初に顔を出したのはネイビーのグレンチェック柄の生地。
ビジネスマンに向けたコレクションであることからも派手過ぎない、さりげない差し色のチェックはスーツにはもちろん、さっと羽織る用の薄手のジャケットにもぴったりです。

こちらはウール100%の平織素材。
前述のとおり、薄手の生地というだけあって、生地の向こう側が透けて見えるくらい通気性が抜群です。
実際にスーツとしてお仕立てすると、特にパンツの通気性の高さを実感していただけるのですが、立ち止まって風が吹くと足元からすーっと風が通り抜けるような、ひんやりとした涼しさを感じることができます。



ストライプ柄のラインナップも豊富で、たくましい印象のワイドなストライプから堅実なビジネスマンでも手に取りやすい極細のストライプまでカバーしています。
新しく入荷している生地を見ていると、自然と自分用のスーツのインスピレーションも沸いてきてしまうのですが、個人的にもうっすらとしたストライプには注目しています。
通常のウール素材よりも一段とさりげないい主張のあるストライプなので、少しゆとりのあるセットアップを仕立てようか模索中です。




もちろん無地のレパートリーも豊富に揃っています。
こういった平織生地はスーツだけでなく、デザインや細かな仕様をうまく合わせればジャケット単体、パンツ単体で使うことができるのも嬉しいポイントです。
イチ押しの『BI-STRETCH』


『Tollegno』のウール×ポリウレタン生地(3Dウール)の中でひと際ストレッチ性に優れているのがこちらの『BI-STRETCH』。
ウール93%にポリウレタン7%と配合という素材だけを見ても非常に伸縮性が高そうな予感がしますね。
見た目はエレガントでありながらも、実は羽織るとテクノロジーが詰まっている、まさに3次元の動きを思わせる秘密があります。
実はストレッチ系の生地においてはただ伸びるだけことよりも、キックバック(元に戻る力)がどれだけ効いているかが重要なのですが、この『BI-STRETCH』は縦横斜めに無限に伸びる勢いでストレッチが効きながらも、キックバック性能が大変優れているのです。
ウール100%の生地でもある程度ナチュラルにストレッチは効くのですが、ここまで伸びて元に戻る素材はあまり見たことがなく、立ち座りが多かったり、アクティブに動き回るビジネスマンにとって、これほど心強いパートナーになり得る生地はないと言っても過言ではありません。

こちらもカラー展開はビジネスシーンにぴったりのネイビーやグレー系はもちろん
カジュアルなセットアップとしても楽しめるグレージュやグリーン系なども揃っています。
普通のビジネススーツがある程度揃っていて、少し動きやすい要素や快適な着心地のスーツを着てみたいという方には一度手に取っていただきた生地です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
量販店などでは以前からストレッチスーツはよく売り場にでていましたが、私たちボットーネとしては現代的な新しいスーツのカタチとしてご紹介させていただきました。
下記のブログでは昨年リリースしたストレッチスーツについて詳しく解説していますので、合わせてご覧くださいませ。
ライター:その他クルー
2026年3月6日
オーダースーツ | オーダースーツの生地
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