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ストライプの種類を解説(お仕立て事例つき)

皆さんこんにちは、ボットーネ表参道です。
 
本日は、スーツの定番柄「ストライプ」について解説したいと思います。
 
ストライプにはいくつか種類があることは皆さんご存知かと思います。
 
ですが、おそらく皆さんの想像以上に沢山の種類がありますよ笑。
 
 
もしご自身がストライプのスーツをお持ちでしたら、それが◯◯ストライプだと自信を持って言えますでしょうか?
 
意外と分かっていない、それがストライプです。
 
全部覚える必要はありませんが、「こんなに種類があるんだ〜」と、頭の片隅に置いておいて下さいね

ビジネスにおすすめのストライプ

お打合せをしていて、ストライプのスーツで一番皆様が気にされるのが「目立ちすぎないか?」ということです。
 
「無地じゃないのが良いんだけど、柄が強くて浮いてしまうのは嫌だ・・・」といった風に考える方が非常に多く、生地から実際スーツになった時のイメージに頭を悩ませているのです。
 
たくさんあるストライプの種類の中で、一般的にどのストライプならビジネスシーンで受け入れられることが多いのか、簡単にまとめました。
 
 

ピン・ストライプ

 
ピン・ストライプ(Pin Stripe)
 
 いわゆる点で構成されたストライプ(縦縞)の呼び名である。とはいえ、ニューヨーク・ヤンキースのユニフォームをピン・ストライプと称するところをみると、必ずしも点でできているものに限らず使用されているのが現実である。
 従って、狭く定義すれば”点々縞”ということであるが、現在の一般的解釈はミニ・ストライプからペンシル・ストライプ、そしてピン・ストライプからボールドストライプへと向かう大きさ、太さのイメージに対しての呼称となっている。少し古い資料には、ピン・ポインテッド・ストライプ、さらに大きい点々縞をドッテッド・ストライプというように分けている表現も存在する。
 
メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋
 
 
 
一番ポピュラーなストライプといえば、ピン・ストライプではないでしょうか。
定番のネイビーにホワイトのピン・ストライプは、よく見ると”点”で構成された線であることが分かると思います。
 
ストライプのピッチ(幅)により印象の違いが出てきますが、概ね1cm以下のピッチのピン・ストライプであればビジネスシーンでもOKだというのが多いようです。
 
 
こちらは、1枚目のピン・ストライプよりもストライプの線が少しだけ太いものになります。
 
少し太いですが、これもピン・ストライプと呼べる範疇と言えます。
 
 
 
 

ペンシル・ストライプ

 
ペンシル・ストライプ(Pencil Stripe)
 
 ペンシル・ストライプには鉛筆で引いた線のような太さという説と、鉛筆1本くらいの幅という説がある。とはいえ、線の太さが同様であっても幅が狭いものはミニ・ストライプあるいはマイクロ・ストライプなどと呼ぶのが一般的である。
 従って、ペンシル・ストライプとは、鉛筆1本程度の幅の、鉛筆で引いたような線であると言うことができる。
 
メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋
 
 
ペンシル・ストライプは、一見ピン・ストライプと似ているため区別がしにくいのですが、ピッチは狭く、細くはっきりした線でピン・ストライプよりも主張が強くなります。
 
 
 
このようにピッチが狭い生地が多いですが、以前少しピッチが広いペンシル・ストライプでスーツをお仕立てしたことがあります。
 
 
 
 
 

シャドー・ストライプ

 
シャドー・ストライプ(Shadow Stripe)
 
 織り組織または糸使いの変化により、同一色でストライプを表現したものを言う。織り組織によるものとしては、綾と朱子及び綾同士の差の組み合わせが一般的であり、糸使いの代表は、夏物の生地で多く使われる順・逆が挙げられる。
 一方、現実的にはオンブレー・ストライプと呼ばれる、カラーによるグラデーション表現までをシャドー・ストライプと呼称していることも少なくない。
 
メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋
 
 
シャドー・ストライプは基本的に同じ色味でストライプを表現しておりますので、目立ちにくく、落ち着きのある表情に仕上がります。
 
遠目には無地に見えるようなさりげない柄のものも多く、ピン・ストライプやペンシル・ストライプでは主張が強すぎるかな?と感じる方にはぴったりのストライプとなります。
 
 
 
ブラックスーツは、ビジネススーツとしてはグローバルではありませんが、実際にご注文いただくことも多いです。
 
その中でのシャドー・ストライプが最も多く、受け入れられやすい生地といえます。
 
 
 
こちらは艶のあるネイビーのシャドー・ストライプ。
 
シャドー・ストライプはピッチが比較的狭い(1cm未満)のものが多く、細身のすっきりとしたシルエットのスーツとも相性抜群です。
 
 
 

オルタネイト・ストライプ

 
オルタネイト・ストライプ(Alternate Stripe)
 
 オルタネイト・ストライプは”交互の”という意味の縞であるが、色糸での交互、組織での交互、あるいはその組み合わせでの交互など、要するに規則的で交互に配列されたものはすべてオルタネイト・ストライプと言うことができる。
 また、最近聞くことはあまりない名称だが、以前は経糸の交互の配列をそのまま緯糸にも配し、格子にしたものをオルタネイト・チェックと言ったということが古い資料にあった。タッターソール・チェックなどはオルタネイト・チェックの典型である。
 
メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋
 
 
ちょっと変わったストライプの種類として、オルタネイト・ストライプがあげられます。
 
 
このように、ネイビーの生地をベースに”ブルー”と”エンジ”のストライプが交互に配列されているものが、オルタネイト・ストライプです。
 
ちょっとヒネリの効いたスーツをお求めの方に、オーダーいただくことがあります。
 
線の細いものであれば思いのほか上品な仕上がりとなりますので、「ストライプが激しすぎて失敗した、、、。」ということは起きにくくなります。
 
 
 
こちらはブルーとパープルのオルタネイト・ストライプです。
 
非常にエレガントで、パーティー用のスーツにもおすすめでございます。
 
 
 

クラシックなストライプ

服好きの通な方によく好まれる2つのストライプをご紹介します。
 
何をもってしてクラシックかというと微妙なニュアンスになるのですが、古き英国紳士を連想させる、、、といった具合に捉えてみてください。
 
 

ヘリンボーン・ストライプ

 
ヘリンボーン・ストライプ(Herringbone Stripe)
 
 基本柄は、やはり見た目のイメージからついた名称が多いのであるが、ヘリンボーン(杉綾)も日本では古くから存在している柄で、まさに杉の葉の形から付けられたものである。綾織りの変化組織のひとつで、”破れ斜文”の一種と言うこともできる。
 英語圏では、ヘリンボーン(ニシンの骨)がポピュラーであるが、どの地域でも分かる一般化した名称の代表と言える。イタリアではやはり「魚の骨」という意味のスピナ・ディ・ペッシェが通常使われているが、スピガート(矢筈模様)などという言い方も存在する。
 
メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋
 
 
私が個人的に大好きな柄です。
 
クラシックな趣の強い、ヘリンボーン・ストライプ。単にヘリンボーンと呼ぶことが多いですね。
 
ヘリンボーンは柄の大きさによって様々なアイテムに使用されます。
 
 
 
 
このような、細いヘリンボーンはスーツに。
 
 
無地に見えますが、極めて細いヘリンボーンのスリーピーススーツになります。
 
当サロンでは無地のスーツが最もオーダーいただく回数が多いのですが、ヘリンボーンはその次に多いかもしれません。
(私の好みによるかもしれませんが、、、笑)
 
 
 
 
ツイード系の素材にもヘリンボーンは欠かせません。
 
ツイードの定番といえば、グレーのヘリンボーンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
 
 
 
ピッチ2cm程度の太さのヘリンボーンはジャケット素材に多く見られます。
 
冬素材であれば柔らかいフランネル、夏素材であればリネン。その季節に合った素材で、ヘリンボーンのジャケット生地が揃っています。
 
 
これよりもヘリンボーンのピッチが大きくなるとコート用の素材として適しています。
 
 
 
昨年オーダーいただいた、ヘリンボーン生地でお仕立てしたポロコートです。
 
ピッチは3cm程あり、重厚で迫力のあるコートに仕上がります。
 
 
 

チョーク・ストライプ

 
チョーク・ストライプ(Chalk Stripe)
 
 名前の由来は、黒板にチョークで引いた線、あるいは生地の上にテーラーズ・チョークで引いた線ということで、少しぼーっとしたはっきりしない線を言う。その、ぼーっとした線を表現するのに最も適した素材がフランネルであるが、粗びた霜降り感をいかに良い雰囲気で表現するかが素材メーカーの腕の見せ所と言える。
 
メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋
 
 
 
冬のフランネル素材として定番のチョーク・ストライプは、なんといってもこの霜降り具合が通にはたまりません。
 
スーツに仕立て上がると、50代の紳士に似合うような重厚なものとなります。
 
 
フォックスブラザーズのチョーク・ストライプは鉄板。私自身も1着仕立てたことがあります。
 
 
 
使用したのはこちらの生地で、ピッチが1.5cmとやや感覚の広いストライプです。
 
スーツになると少し印象が違いますよね? ピッチはそれだけ重要なポイントと言えます。
 
 
 

ちょっと変わったストライプ

最後に、少し変わったストライプをご紹介します。
 
名前自体があまり馴染みのないものかもしれませんが、近年トレンドとしてこうしたストライプの素材が出てきておりますので覚えていて損はありません。
定番とは少し外れた、遊び心のあるストライプになります。
 
 
 

ボールド・ストライプ

 
ボールド・ストライプ(Bold Stripe)
 
 その名の通り「はっきりとした、力強い」という意味のボールドとストライプを組み合わせた造語である。辞書に載っているような言葉ではないし、これが”そのもの”であるという例はグレン・チェックのように明確ではない。柄の名称の一部は流行と共にあり、ボールド・ストライプが流行したのは1960年代の中ごろから後半に掛けてで、「ピーコック・レヴォリューション」というファッショントレンドの中で輝いていた柄である。
 
メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋
 
 
 
 
最近増えてきたように感じるボールド・ストライプ。
 
ストライプが非常に強く、ビジネスではなくプライベートで着用するようなイメージになるかと思います。
 
ジャケット単品、もしくはスラックス単品でも着用できるのが嬉しいポイントです。
 
ボールド・ストライプのスラックス(イージーパンツのような)を履くスタイルも、夏のリゾートスタイルとして定着してきています。
 
 
 

ブレザー・ストライプ

 
ブレザー・ストライプ(Blazer Stripe)
 
 ジャケットの一種であるブレザーの語源はというと、オックスフォードとケンブリッジ両大学のボートレースの対抗戦で、選手たちが燃え盛る炎(ブレイズ)のような真紅のジャケットを着用したことが始まりだとする説が有力である。
 その後、ブレザーは他の競技でのユニフォームとして発展し、無地だけでなく様々なストライプ柄が各クラブを主張し、識別するために発展した。ブレザー・クロスの多くはウーステッドの5枚朱子生地が基本といわれるが、現在は様々な素材が存在する。メタル釦を付け、クラブ章であるエンブレムを胸ポケットに付けるのがオーソドックスなスタイルである。
 
メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋
 
 
 
 
これまた特徴的なストライプですが、こちらも完全にプライベートで着用するようイメージですね。
 
アメトラ好きの方は、トライしてみる価値あり!です。
 
 

ブロック・ストライプ

 
ブロック・ストライプ(Block Stripe)
 
 いわゆる棒縞の太いもので、等間隔にストライプが切られた柄を言う。シャツ柄で5mm程の間隔を繰り返すものは、ロンドン・ストライプという言い方が一般的である。レガッタ・ストライプやクラブ・ストライプもブロック・ストライプの仲間と言える。
 
メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋
 
 
 
シャツの定番柄で、ロンドン・ストライプ(通称ロンスト)と呼ばれるこちらの柄は、実はブロック・ストライプといいます。
 
ロンドン・ストライプは日本でしか通じません。
 
シャツ用の素材としては様々な間隔のロンストがありますが、スーツ素材としてはあまり見かけません。
 
襟がホワイトに切り替わったクレリックシャツとの相性も良く、当サロンでも良くオーダーいただく柄であります。
 
 
 
 
 

まとめ

いかがでしたか!?
 
ストライプだけでこんなにたくさんなんて、まとめていて改めて驚きました。
実はまだ他にも種類があるのですが、きりがないので代表的なストライプに絞ってご紹介しました。
 
記事から仕上がりを想像するのが難しいオーダースーツだけに、ストライプスーツの参考にしてみてくださいね。
 
 
 
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中之丸ライター:中之丸建築デザイナーの父を持ち、一度は大手企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京し、ボットーネに入社。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2019年10月20日
オーダースーツ | オーダースーツの生地

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