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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

太っている人が服でスマートに見せる方法

松はじめです。

大人の仕事着も休日スタイルも、悩みますよね。

どうもお腹が出てきて、太ってしまった。スタイル良く見せる方法ないかな・・

顔の大きさが気になる。

こんな悩みをお持ちの方いますよね?

スーツにおいてもどうしたら体型の欠点をカバーして、スタイル良く見せるか?という理論は存在します。

もちろん休日スタイル、カジュアルスタイルでも。

本日は体型の欠点をカバーしてスタイル良く見せる方法について一部ご紹介します。

(今後もこのシリーズを連載していきます)

膨張色と収縮色を使いこなす

痩せている、太っている・・・

こういう悩みを服でカバーすることは十分可能なのです。

まずは視覚的な効果。

色をうまく使ってスタイルを良く見せる方法です。

「膨張色」と「収縮色」という言葉を聞いたことはあると思います。

太っている場合、紺や黒のような収縮色という色を使うわけです。

(また逆に、痩せている場合には膨張色をうまく使います。)

やはりダークトーンの色は、引き締まって見えますよね。

グレーを選ぶにしても、チャコールグレーという、濃いめのグレーが安心というわけです。

ミディアムグレー、ライトグレーと明るくなるにつれて、膨張色になり、体型のカバーというポイントからは離れていきますね。

太っている場合の膨張色

究極、太っている、大柄という場合、白やベージュなど膨張色を着たらどうでしょう?

膨張色という名の通り、太さがさらに強調されてしまいます。

もちろん、白いリネンのスーツを夏、ふくよかな体型のマフィアのボスがかっこよく着こなしている映画のワンシーンは絵になります。

ですから、体型を通り越して着こなす、というのは最終形態。

キャラクターや、内側の魅力は、最終的には収縮色などものともしません。

あくまでもセオリーということで。

太っている場合の柄

また、柄。

ストライプ、ボーダー、こういう柄をうまく使うわけです。

もちろん無地も良いのですが、縦縞というのは縦のラインをスリムに見せる効果があります。

これと違い、膨らんで見えるのはチェックです。

つまりチェック柄は、さらに膨張させてしまうということです。

ところで、そんなチェックでも、よく見てみると・・・

ウインドウペーンという柄がありますが、実は正方形ではないんです。

わかりますでしょうか?

若干、縦の方が長くて、横が短い、ですよね。

どうして?

それは、チェックであってもスリムに、シュッと見えるように計算してこうデザインされているのです。

これはグレンチェックであっても、一緒です。

ぜひお手持ちのスーツでチェック柄があればご確認ください、一目瞭然です。

シャツ+ストールで小顔効果

ストールは、巻いたことがある方いらっしゃいますか?

顔の近くにボリュームある巻物を持ってくると、対比で顔を小さく見せやすいのです。

若い方から聞いたこんな話があるのですが、時代によってピースサインが違う!と。

写真を撮る時のあれです。

その子は、手を裏にして横にピースする(裏ピースだったかな・・)という世代だそうです。

こうすることで、小顔効果が得られるんだとか!

40歳の私は、学生時代の写真のピースは、いわゆるチョキですが、みなさまいかがでしょう?

ピースの仕方はともかく、指と顔の相関関係で、写真の小顔効果を狙う!

スマートフォンを使いこなし、インスタ映えを狙う人々というのはそんなことまで考えているのか、と思いました。

ですが、このように顔が大きい人が、相対的に顔を小さく見せるための巻物というのは理にかなっていますね。

スーツやジャケットのディテールも

スーツやジャケットのディテールも工夫してあげましょう。

例えばラペル(衿)。

ラペルには太いタイプや細いタイプなどいろいろです。

これは服のバランスを左右するわけですが、見た目という点ではあまり細いラペルは、太さを強調します。

太く、凛々しいラペルの方が、相対的に顔を小さく見せることもできます。

ラペルと付随するのが、ネクタイの太さ。

衿の幅とだいたい同じくらいのネクタイの大剣の幅を選ぶと、非常にまとまりがよくなるのですが、

やはり細いネクタイよりもある程度幅があるネクタイが良いと思います。

具体的には、私なら9センチ台を提案します。

少し華やいだ色にすると、見る側の目線のポイントを上に持ってくることも期待できます。

目線のポイント、という意味ではポケットチーフもとても有効です。

ダブルブレストのスーツは有効

ダブルブレストのスーツは、最近はトレンドとして再注目された感があります。

ですが、イタリアの恰幅良い方々は、ダブルが良く似合います。

実際に着やすいですし、私は細い方のダブルブレストよりも、恰幅の良い方のダブルブレストの方が雰囲気を演出するのにも有利だと考えています。

シングルでも、少しボタンの位置を低くすると良いですね。

まとめ

体型の悩みというのはつきません。

ですが、人間裸では歩きません(歩けません)

極端にいえば、かっこ良いスタイルの服の中に入ってしまえば良いわけです。

(あとは脱ぐまではわからない)

スーツの上着のウエストが、どうしてちょっとくびれているか?というと、

足を長く見せるような演出であったり、

どうしてネクタイをするのか?というと、衿もネクタイも三角形の連続で構成されていて、美しく見えるからであったり。

要するに100%でなくとも視覚的にカバーすることはできるのです。

人類は服という素晴らしいツールを生み出し、進化させましたね。

さて、明日は何着よう?

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2019年11月2日
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