万能なカジュアル革靴『コインローファー』が完成!
この記事の目次
ボットーネのオーダーシューズ

ボットーネでは、これまでも『オーダーシューズ』の
製作をしてきましたが、ブログなどでご紹介することは
実はあまりありませんでした。
表参道サロンにはいくつかサンプルシューズを
展示しておりますので、ご来店いただいたお客様から
「え!?靴もやってるの…?」
と不思議そうに言われたことが何回もあります。
隠れた人気アイテムで、これまで何足も継続して
オーダーいただいている方がたくさんいらっしゃいます。
今シーズンから、この『オーダーシューズ』にも
力をいれてご提案していきたいと思っています。
ということで、早速今年最初のオーダーシューズが
完成してきましたのでご紹介させていただきます。
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黒のローファーはマストアイテム

今回製作させていただいたのは、
これまで5足以上オーダーいただいた常連のY様。
いままでは、定番のストレート・チップを
色違いで数足つくってきたのですが、
「プライベートで履く靴がほしい」とのご要望から、
今回ローファーをご提案させていただきました。


Y様はプライベートでも極端にカジュアルな恰好は好まず、
ジャケットやスラックスなどをお召しになることが多いそうです。
スニーカーはあるものの、ジャケットを着たときは
しっくりこないということでした。
革靴は革靴でも、ストレート・チップを合わせる訳には
いかないですよね。
となると、ローファーで間違いありません。
ローファーにもいくつかデザインがありますが、
今回はもっともオーソドックスな『コインローファー』を。
どんなスタイルも上品にまとめてくれるローファーは
本当に使い勝手が抜群で、男のマストアイテムだと思います。
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オーダーのポイント

お写真をみればお分かりの通り非常に足幅が細く、
「既製品でしっくりくるものは無い」と断言するY様。
特に親指が長いので、先端に触れてしまうそうです。
その悩みを解消する為に、
何足も改良を重ね現在のサイズ感にたどり着きました。
幅は『Bウィズ』です。
靴に詳しい方は分かると思いますが、
例えば英国製の革靴で『Eウィズ』『Dウィズ』あたりが標準。
国産では日本人向けにより幅広に作られていますので、
足幅が細い方には国産の方がしっくりこないかもしれません。

『Bウィズ』ですから、横幅だけで2・3サイズ違います。
さらに補正を加えていますから、
まさにY様にしか合わないサイズ感の革靴です。
ローファーのような靴の場合、
紐で調整することができません。
ですので、ストレートチップなどの紐靴を
最初にオーダーいただき、サイズ感が確定した段階で
ローファーやブーツに挑戦することをお勧めします。
これはビスポーク・シューズなどでも同じで、
最初からローファーはちょっと危険です。
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スーツに合わせても問題はない?

今回はカジュアル用途でオーダーいただいたローファーですが、
スーツに合わせるのってどうなんでしょう?
結論から言えば、もちろんあり!
ただし、オフィシャルな場では避けておきましょう。
「それは、怠け者が履く靴だぞ!!」
とお叱りを受けることがあるかもしれませんが笑
普段のお仕事の際にローファーNGはさすがに
現代の価値観とはかけ離れていると思います。
なんとなくですが、写真のようなタッセルトーファーよりも
コインローファーの方が初めはいいと思います。
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素足派?ホーズ派?

スーツにローファーはありかどうか問題に続いて、
靴下は履くのか?問題も勃発するのがローファーです。
素足(見えない靴下)はおしゃれな気がしますが、
ビジネスではどうなんでしょう?
結論、さすがにこれはなしですね。
普通にロング・ホーズを履きましょう。
やたらと素足履きのローファースタイルをSNSで見かけますが、
これはファッション業界の人だけですね。
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実際に履いていただきました

先日ご納品させていただきましたので、
実際に履いていただいた姿を撮影させていただきました。
ローファーを履く時の服装をイメージして、
ジャケットとスラックスを着て来ていただきました。
ストレスなく、踵も抜けることもなく、
全体的に強いフィット感で設計をしています。
いかがでしょうか?


革靴の場合、履いていくうちに革が柔らかくなってきますし、
底のコルクも沈んでいきますので、
サイズ感は徐々に緩くなっていきます。
ですから、最初はちょっとキツイくらいでないと、
後から履けなくなってしまうんです。
このあたりのさじ加減が必要ですので、
ローファーは二足目以降にしましょう、ということなんです。

革靴は仕上がった瞬間よりも、
履きこんで、磨いて、底は少しすり減って、
自分色に染まってからの方が輝きが増します。
これまでの靴も大切に履いていただいたY様。
時折靴磨きもされるそうで、
これからどんな風に育っていくのか
とても楽しみです。
ローファーは季節問わず様々なコーディネートに
合わせることができますので、
これからガンガン履いてくださいね!
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2023年2月9日
ファッションアイテム | 靴
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