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プロが語る! 梅雨の恐怖 カビからスーツや靴を守る方法!カビの原因に迫る

雨の表参道

いよいよ6月に入り、梅雨を迎えて心配なのが、湿気。
じめじめして不快なのは仕方ないとして、衣類の保管やケアにも気を使いたい時期だ。

なかでもこの季節、スーツなどの衣類、そしてバッグや靴などの革製品、
ケアを怠ってうっかりカビが生えていた!などといったことが起きては大変だ。
どのようなケアが最適で、またどうすれば防げるのだろうか?

そもそもカビの胞子というのは空気中にあるようだ。
空気中にはいくらでもあるのだが、それが付着するだけで、いわゆるカビが生えた!とはならない。
胞子がくっついて繁殖すると白くなっていき、カビとして見えてくるのだ。

本日は一体どのようにカビから衣類や革アイテムを守れば良いのか、またそもそもカビの生える原因などについて、京都大学藥学部出身、men’s EXやmonoマガジンをはじめとする数々のメンズ雑誌やムック本のお手入れコーナーでもよく見かける、ケアの達人 ナチュラルクリーンの松村氏に直接話をお伺いしてみた。

まず、どうしたらカビが生えないのか。

a空気中にあるカビの胞子が付着しても、
繁殖しないように落としてさえやれば、カビには見えません。

もしくは、そもそも繁殖できないような温度の低い所や、乾燥した所に置いておけば繁殖できないのです。

カビが繁殖できない温度とは?

カビが繁殖できない温度が何度くらいかといえば、18度以下、湿度も50%以下くらいの所にずっと置いておけば、
カビは生えないのだそうだ。

衣類のカビ ケア

aそれから食べこぼしなどがついていると、カビは生えやすくなります。
マメに汚れを落としてあげることも大切ですね。

やはり日常のケアが大事なのだ。
ブラッシングもそうだが、汚れがついてしまったら早めに汚れを落とすこと、
それに温度や湿度などの環境も大切だ。

そういえば実際にボットーネのクライアントで、長野に洋服のクローゼットルームを持っている、という方がいる。
この方は300着以上の背広を所有しているそうで、長野という場所柄気温も年間通じて温暖ではなく、さらにこの部屋は湿度管理をしているという徹底ぶり。

一般的にはクローゼットルームという環境はなかなかむつかしい・・・
そんな時はぜひ松村氏のいるクリーニング工房 ナチュラルクリーンのナチュラルクローゼットというのを利用してみると良いと思う。
温度、湿度管理した部屋で衣類を預かってくれる。

その他日常気をつけておきたい簡単にできることは・・・

a時々洋服はクローゼットから取り出します。
靴であれば戸棚から。
そして日光に当て、動かすだけでもカビはとれます。

逆にカビが一つの靴に生えてしまった場合、近くにあるものへも当然繁殖していくのだそうだ。
確かにミカン箱を開けると、1つのカビ・ミカンから派生してカビ・ミカンが広がっている!という光景を思い出す。
靴もずっと扉のあるクローゼットに入れておくのではなく、開けることがお勧めである。
ただしスーツ、ジャケットなどの衣類を、紫外線に当て過ぎることで退色のリスクもあるから、くれぐれも普段は暗所で保管したい。

ウールのスーツののカビ予防は?

特にウールのスーツをカビから守る方法として何か有効なことは?

オーダーシャツ 展示会001

a予防としては革もスーツ(衣類)も同じです。
基本的には汚れをつけないことなのですが、カビの胞子がついたらブラッシングをして落とすことでしょう。
靴なら、コロンブスから出ている山葵(ワサビ)で作ったカビ防止剤がありますね。

なるほど、日本古来の山葵の効能というのは期待できそうだ。
ただし特有の匂いがするようだから、靴を履く少し前に風に当てる、などの対応をしておいた方が良いかも。

なんと、カビの種類によってダメージが違う!

カビの種類によって何か違う?

カビの生えた靴
aカビの種類によって服に対してのダメージが違います。

最初に生えるのは大体白いカビ。
白いカビが表面に軽くついたくらいであれば取れやすいのです。
払って落ちれば一番良いですし、払って落ちなくても、洗えばとれるでしょう。

ただし、そのカビがどこまで根を張っているかによります。
完全に内側の芯地に根を張っているとなかなか取れません。
そしてさらに臭いが残るケースもあります。

白カビが進行すると恐ろしいことに・・・

衣類をカビから守る

a白カビが進んでいきますと、
茶色>赤と色がついてしまいます。
すると、、色素が残ってしまいます。

こうなりますとその色を取りきれなくなり、
生地の色自体をカビが食べてしまいます。
色を食うっていう言い方をするのですが、染料自体が食べられてしまうのですよ。

なんと、白カビが進行すると、カビは取れても、点々と色抜けした状態になってしまうのだ。
日常ケア、そして早期発見、早期解決が良いようのは間違いない。

色を食べるカビ

カビは、繊維を食べてしまう。つまり、繊維に定着している色も一緒に・・・
そしてリペアが難しくなる。

aそもそも繊維に色が定着するには、染料がくっつく場所が必要なのです。
鍵穴と鍵穴でガチっとと合うような場所。
どこにでも色がつく訳ではないのです。

染料の種類もいろいろありまして、
繊維によってもくっつくものくっつかないものがあります。
ですから、そういう肝心な所が食べられてしまいますと、そこには今後染料が定着できなくなってしまいます。
そういう形で色抜けしてしまうことがあると、(リペアで)色を付けようと思っても結構色がつきにくい場合があるのですよ。

染料が定着する場所自体がなくなってしまっているわけだから、色の修復も難しくなるわけだ。
いずれにしてもカビが進行して色を食べられてしまうのは避けたいところだ。

どうしても色を付ける場合に、その間に何かする技は?

アリストン スーツ生地

aどうしても色をつける場合ですと、何かをつかってその色を定着させなきゃいけないわけです。
樹脂を使い、染料ではなくて顔料、顔料っていうのは絵具みたいなやつでして、直接顔料の色素を繊維につけるのではなく、樹脂と混ぜ、その樹脂をくっつけます。接着剤がくっつくのと一緒です。

最悪の場合はこの技を、ナチュラルクリーンさんに依頼するという道はわかり一安心。
うっけりケアを怠ってしまった、ケアしていたがシーズン到来でクローゼットから出してみたらどうもカビ臭い・・・
そんな時は他の服に飛び火する前に、
そして白>茶>赤とカビが進行する前に手を打った方がよさそうだ。

aしかし顔料を樹脂と混ぜ、樹脂をくっつけることはできるのですが、風合いがかたくなるのです。
小さな範囲ならわからないですけどね。
広くなると、どうしても手触りが変わってしまいます。

まとめ

ナチュラルクリーン 内部
やはり、いかにカビから守るか、日常のケアの重要さがわかった。

カビの胞子は空気中に存在していて、それが付着しただけではカビには見えない。
とにかく進行する前にブラッシングをする。
また定期的に日光に当てる。

万が一進行してしまうと、色を食べられてしまうこともあり、リペアしても風合いが変わってしまう恐れがある。
定期的にメンテナンスをして、万が一の場合はケアのプロ集団、私も仕上がりに太鼓判を押しているクリーニング工房、ナチュラルクリーンに早めに相談するのが良いと思う。

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松 甫松 甫 記事一覧はこちら>>表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2017年6月5日
ボットーネ 松のスーツ・ジャケットスタイル365 ありのままブログ | 背広紳士の知識

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