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大西基之 先生のメンズウエア素材の基礎知識 講座を開催

大西基之 松はじめ

ソラーロのスーツに、ボタンダウンシャツ、レジメンタルタイという見事な着こなしの大西基之先生。

私は主催しつつ受講するので、初対面の方ばかりのためみなさんが緊張しすぎず、アットホームに、フレッシュに、というテーマでネイビージャケットにロンドンストライプのクレリックシャツにしてこの日をむかえた。

午前10時には全員が着席し、いよいよ講義がはじまる。
服が好きで、誇りを持ってこの仕事をしている人たちと、大西先生のエッセンスを少しでも吸収しようとみなでびっしりメモをとる。
テーラーを営むオーナー兼フィッターやモデル兼フィッター、メイドトゥメジャー店にいながらも意識の高いフィッターなど、様々な方と文字通りあっという間の3時間だ。

■スーツについて、服装について、みな真面目に考えていた時代があった・・・

メンズウエア素材の基礎知識 講座 ボットーネ

大西基之氏は現代日本のスーツスタイルについて、警鐘を鳴らす。
というのも、もともとはスーツは高価だったのだ。

どのくらい高価だったのかというと、給料一ヶ月分だったのだそうだ。
それは昭和53年の私にはわからないわけだが、それもそのはず。

■給料一ヶ月のスーツ、大切にしないわけがない

大西先生がスーツを買おうと思ったときの給与額は、27000円だったそうだ。
そして、ちょうどスーツが上下27000円。
ちなみに海外から買う生地だが、これはその頃も今も変わっていないのだそうだ。

つまりそれだけ日本が経済という側面を見たなら貧しかったわけだ。
海外のものを買うのがいかに高価な買い物であったかがわかる。
そして現在も27000円出せばスーツは買える・・・。

■ガチャマンという時代

ガチャマンという言葉を知っている方はいるだろうか?
前述したとおり、生地屋は生地を仕入れて売るのだが、物凄く高価なのだ。
だから1ロール売れた日にうはうはである。

そんなことから、生地を織る織機がガチャっと動けば万(お金の意)という、
ガチャマンという時代があり、ザギンに熱海にうはうは、という時代があったそうだ。
この頃の日本を生きてみたかったような、そうでもないような複雑な昭和53年生まれであった。 

■どうして安くなった?

メンズウエア素材の基礎知識 講座 ボットーネ
ウールにはスケールがある、という説明のシーン。
髪の毛にもスケールという、鱗(うろこ)があるから、逆方向に指で擦るとひっかかりがあるわけだ。
これがあるから絡まる、でもモヘアはスケールが少ないから経糸には使いにくく・・・

それからウールはくるくるっと縮れている、良いウールほど。
これがクリンプといって、これが多いからクルクルっと戻ろうとする力でシワになりにくく、またシワの復元力が出る、という具体的な説明フェーズより。

さて、しかし泡は弾けた。
バブル崩壊によって失われた20年、マイナス成長などとマイナス?成長?とよくわからない言葉がささやかれる日本。

バブル崩壊については割愛するが、とにかくスーツは安くなった。
最終的には量販店という、よくある2着目半額!というアレが登場し、#スーツは高級#大切に#仕立てていただく・・という時代から#大量生産#大量消費#どうせユニフォームでしょ?という時代に変化したわけだ。

さて、そのような大量生産時代も過度期をむかえ、自分の誂えを。と自分らしい服をオーダーしようと考える人が増えたのがここ数年ではないだろうか?

大西氏も講義で述べているが、実はオーダーはフィッターや提案者の力量が問われる。
既製服であれば買いにいけば良いわけで、レジに持っていけば購入できる。
しかしオーダーはもともとの形がない。
形がないものを話し合って作るわけだ。

実際に出来上がって、受け取りの日に初めて服と対面する。
だからそれは通って出来上がった服に袖を通すのはひとしおだが、反対にイメージと違う、、というリスクもあるわけだ。
そのようなわけで、ビ・スポークという言葉の語源が、話し合ってというようなところにあるように、まさに人と人が相談し信頼しながら、要望を伝えつつある程度任せるという、店員側と客が対等な位置で打ち合わせしないと良い服にならないというわけだ。

これはメイドトゥメジャー(いわゆるパターンオーダー)のお店でも一緒である。

■フィッターとして知っている知識

メンズウエア素材の基礎知識 講座 ボットーネ

写真はコットンの原料。
種を守ろうとしてボワっと綿を出した、その綿を人間が使ってしまうわけ。

フィッターと呼ばれる採寸者は、非常にデリケートで難しい仕事だと思う。
クライアントの要望を汲み取り、話を聞き、意見をする。
そのためには流行も把握しておかなければならないけど、コミュニケーション能力とか人間的な成長も必要だ。
若い人なら自分よりも年齢やポジションの高い人の服の誂えを任されることが少なくないだろうし。

ということで、こういった講義で考え方を学ぶ必要がある、と考え2期の開催をしたのであった。

そして、完成している洋服を販売するわけではないオーダーの世界で、何がメイン商品になるのか?と考えたなら、それは生地に他ならない。
だから、生地、広くいえば素材について学ぶことはとても重要だといえるのである。

毎月第一火曜10時より開催する素材の講義。
若干名の増員は可能なので、オーダースーツ・フィッターやスタイリストは参加してみてはいかがだろう?

  • 大西基之 松はじめ
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松 甫松 甫 記事一覧はこちら>>表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2017年5月9日
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