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謙虚さと、まっすぐさと

ネイビースーツ

2人、ある時期に同時に入社したクルーがいる。

1人は、アパレルの経験があった。

1人は、まったくアパレルは未経験だ。

2人は、どちらも純粋でまっすぐだ、

今時珍しいほど、純粋でまっすぐだ、

純粋でまっすぐな人しか採用しないのだから当たり前だし、純粋でまっすぐな人が周りにいなかったなら、私自身がブレているということで間違いない。

まっすぐな人、純粋な人、頑張っている人が好きな私としても気持ち良い環境だ。

さて、ところが、経験が邪魔をすることがある。

過去、うまくいった、だから今度もうまくゆく、そんないらないプライドなのだ。

未経験、まったくわかりません、

私なんて、、

と、この私なんて、が大切だ。

かくなる私も、私なんて、なんて大したことないのか、と諸先輩方とお会いすると愕然とする日々だ。

自分でいうのもなんだが、だから学び、成長しなければと危機感が生まれるし、

それが謙虚さなのだ。

以前はこれでうまくいった、とか、そんなのは通用しない。

フィールドも、時代も、変わるのだ。

例えば以前はデジカメが売れたかもしれないが、いまやスマートフォンがあればデジカメは不要、

必要なのは高性能な一眼レフか、スマートフォンに付属するマウントか、

またはスマートフォンの写真を加工するアプリではないか。

目まぐるしく変わる時代に、大切なのはなんだろう、

それは、人にしかできない、気配り、おもてなし。

メールでのちょっとした言葉の気遣い、

少しでも納期を早くして連絡すること、

丁寧な梱包、念入りにスチームをして納品すること、

早く出社して事前準備する、念入りに段取りを組む、

事前に質問を考えておく、自分の考えを述べてから質問する、

そして煎じ詰めれば、靴を磨く、ブラッシングをする、などなどだ。

さらに、人にしかできない、企画力だ。

こんなシーンなら、こんな服は?といった、それぞれのシーンやクライアントに合わせた提案は、1つ1つが企画で、これもアマゾンドットコムにできない提案ができるのが人間だ。

馴れ合いはだめだ、

お互いを高め合い、認め、成長する、

ようやく、ピリッとしてきた、やっと、プロフェッショナルの仕事の、基礎工事の1/10が完成したのだ、まだまだこれからだ、

それぞれに得意な分野がある、目一杯、仕事しよう。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2016年12月11日
明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術 | Other

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