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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

仕事を愛している人って何か違うよなあと思った話

松はじめです。

大阪から来店いただいた方から、
【こんなに丁寧に採寸して貰ったのは初めてだ】と言っていただいた。
【ここで良かったよ】と、ぽろっと発せられた言葉を、私は聞き逃さなかった。

まだ完成していないのに、

こんな風に言っていただけるということは、作り手としての喜びである。

そう、まだ完成していないのに。

まだ商品が完成もしていないのに、
同じように言うとしたらどんなときだろう。

そういえば家具を買いに目黒通りを歩いて、
ある家具屋に入ったとき、
こんな家具を探していて、、と写真を見せたとき、
同じようなことを思ったことがある。

その家具屋はあきらかにこだわりのオーナーがいて、
一人か二人で営まれている雰囲気だ。
推測するにオーナーが対応してくれ、

【あぁ、この家具なら、〇〇の△△のデザイナーで、何年物だろう】
とか、
【ここにガラスがあるな、これは希少だ】
とか、
【この年代なら木ネジだ】
など、もう出るわ出るわ、
知らない知識のオンパレード。

あの日だけで、すっかり家具通になってしまった。
20代後半の私は、あの40万円のビンテージ家具は手が出なかった。
今考えてもうっとりする棚だ。

ちなみに今その棚を探してももう目黒にはない。
目黒はおろか、現物はもうない。
あるのは私のアイフォンに、時々閲覧するためにあるだけだ。

そんな棚を目の前に、目黒のこだわり家具屋で、
その方が見てきた家具の世界観を感じ、
その後その店で一脚のラウンジチェアを買った。
ウェグナーのような名前の知れたデザイナーのではないのだが、
その店でその椅子に出会え、その人から買ったことを昨日のように思い出す。

その椅子は私の宝物で、
今でも書斎のお気に入りだ。

あの椅子が届く前に、
【ここで良かった】と思えたものである。

最近インターネッドで見つけてヘッドスパに行ったが、
やはり良い施術者に巡り合え、
良かった!と思ったものである。

そう、何事も、その仕事を愛しているお店や人たちに対応してもらうと嬉しい。

こうして買ったものは、
末永くケアをして愛着を持ってつかえる。
どういうお店で買う?それはとても大事なのだと思う。

さて、明日は何着よう?

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2018年3月3日
ライフスタイル | 働き方

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