洒落者はコートの脱ぎ方が違う!血脇秀紀先生の講義を開催しました
今日は、トゥモローランド立ち上げの元企画室長で、ニューヨークにてラルフローレンはじめ、数々のブランドにも携わっていらした血脇秀紀先生をお招きして、メンズファッションラボを開催。
先生はグレンフェルのトレンチコートにチロリアンハット。
講義は、洒落者はコートの脱ぎ方が違う!について pic.twitter.com/9ghAn2o9e7
— 松 はじめ|メンズファッションTV (@matsu_hajime) November 12, 2019
コートは、唯一、人前で脱ぎ着するアイテム(西洋ではジャケットは脱がないものなので、コートだけ)
だから、カッコよく脱いで、カッコよく着られたら最高。
お洒落だな、と思う人はコートの脱ぎ着が美しい。
— 松 はじめ|メンズファッションTV (@matsu_hajime) November 14, 2019
■海外で気をつけたいコートのマナー
日本だとコートを脱いでから家や会社に入るのがマナー。
欧米では脱がずに入る。
なぜか?
脱ぐと、コートをお脱ぎになるなんて、家に勝手に入るおつもり?
誰が許可しました?と捉えられる。コートもお脱ぎ下さい、と言われ始めて脱ぎます。
文化の違い。— 松 はじめ|メンズファッションTV (@matsu_hajime) November 15, 2019
松はじめです。
先日は月に1回開催している、メンズファッションラボ。
講師は、血脇秀紀先生ですが、先日も触れましたな今回はこのコートのお話しがメインとなりましたが、なかなか深いです。
日本では室内に入る前に、コートを脱ぎますよね。
これがマナーだと教わってきました。
ところが、欧米ではこれはマナー違反なのだと。
私も英国に留学していた友人にも聞いてみましたが、向こうは玄関の概念も違うのではないか?と言っていましたね。
友人の実家も大きな門がある日本家屋で、来客者は門をくぐる際にはコートを着ていると。
玄関で脱ぐわけです。
さて今回の講義では、なぜ欧米ではコートを脱がないで室内に入るのがマナーなのか?でした。
ファッションラボなので、参加者からも様々な回答がでます。
ところで、血脇先生の答えは・・・
コートを脱ぐなんて、誰が室内にどうぞ!と言いましたでしょう?
と、室内に入るポーズにうつる、これが日本との違いだとおっしゃっていました。
良い悪いではなく、文化の違いですね。
またコートは、どうぞ、と言われてから脱ぐと。
こうした所作は、いざという時のために知っておきたいですね。
コートは脱ぎ方が大事
そして、コートは脱ぎ方が大事だと。
基本ジャケットは脱がない、という考え方です、日本のように上着お預かりしましょうか?というのではなく。
すると、唯一脱ぐ、着るというのがコートとなるわけです。
日本では、もう1つ、靴。
靴を脱いで玄関から入りますから、脱ぐ、そして履くという所作が発生する。
確かに考えてみると、自宅で1人、黙々と鏡の前で着替える姿は、見ているとしても身内ですね。
ところがコートとなると、パーティー会場に到着し、クロークに預ける場合には脱ぎますし、会場を後にする際は着ます。
では、持っている鞄はどうする?など、どうしたらかっこよく脱げるか?かっこよく着られるか?
ここにオシャレかどうか?が滲み出るというわけですね。
女性のコートは・・・
ちなみに社交界にて、女性のコートは、
パッと脱ぐ所作を見せると、
周囲の男性がかけよります。
そして、パッとそのコートを受け取る。
これがマナーだとおっしゃっていました。
なんてエレガントな光景なのでしょう、いつも紳士でありたいですね。
講義ではトレンチコートのベルトを、結ぶか?バックルに入れるか?それぞれの意味も語られました。
男性の服は細部に意味がありますね。
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
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