あなたのスタイルコンシェルジュ ボットーネ 問い合わせ
明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

WELQやMERY DNAが運営していたメディアサイトが閉鎖したことについて想う

DNAが運営していたメディアサイトがことごとく閉鎖される、というニュースがあった。

簡単にいえば、
WELQという医療系の情報サイトで、
読者が鵜呑みにした場合に非常に危険な記事が増え、
ついには閉鎖、その後続々と情報サイトが閉鎖に追い込まれた。

例えばMERYという女性向けの人気情報メディアも、現在は閉鎖している。

もちろん全ての情報が嘘、未調査、適当というわけではなく、
正しい理論や基礎に基づいて発信しているライターもおり、
役に立つ情報や意見もあった。

しかしブログからコピーして貼り付けるだけ、
取材せずに、ネットで調べて、コピー&ペースト、というのが明らかにわかる記事も少なくなかった。
そして雑誌も書籍も著作権を無視してライターが投稿、投稿、と、大量に記事を生み出して、
検索すればそういった情報が出てくる、というわけだ。

実際の話、
うちでアルバイトをしていたスタッフが、
1,000文字書いて雀の涙のような金額で、ファッション系情報サイトのライターをやっていた、ということを聞いたことがある。

写真を複数枚入れ、
さらにはメインキーワードは何個以上入れること、というSEO対策まで指示されるそうだ。
もちろんこの元アルバイトクルーは心からスーツや洋服が好きなので、
徹底的に調べて書いていたそうで、性格からしてそうだろうと思うが、
そのやり方では収益化しづらく、一般的には記事を量産する人が多いようだ。

だからだろうか、
スーツや素材についても、
本当のところはどうなのでしょうか?調べてもサイトによって異なることを言っている!?
というような質問をいただくことがある。

いつの時代も、正直に、正しいこと、お客さんのために、
とやっている店や企業、人しか残らないのだ。
売り上げが下がった時に、すぐに原材料費を下げる、
そんなことをしたならば、いつも食べている人間なら味が落ちたなと思うのだが、
服にも同じことがいえて、ずっと愛して買っていたブランドがいつしか中国生産になり、
同じようなデザインになり、昔の⚪︎⚪︎は良かったのにな、と言うのだ。

2016年は、様々なことが明らかになった時代だった。
裏側が暴かれ、本当に理想を追求してまっすぐに進んでいる企業・人が残る、
本当に良い時代に向かいつつあるのではないかなと思う。

いつも、どんな時でも原理原則に基づいて、
良心に従って、正しく、ブレずにまっすぐにあろう、
いつもニュートラルにいなければ、と反省反省の日々である。

  • この記事が気に入ったら いいね! しよう
    FACEBOOK

松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2016年12月18日
ライフスタイル | コラム

  • オーダースーツ オーダータキシードのボットーネ
  • リメイクできるタキシードオーダー

おすすめ記事

Recommended Articles

  • オーダースーツ オーダータキシードのボットーネ
  • リメイクできるタキシードオーダー

Recent Articles

FEEDFeedly