当たり前のことって当たり前じゃない
「おはようございます。」
朝出社する際に、まず管理人の方や
そうじをしてくださっている方に挨拶をするのが日課と
なっており、気持ちよく「おはよう。」と返してくださるので
朝心地よくスタートをきることができます。
最近ではすれ違う度に
「なに、カメラマンもやってるの?すごいね。」
「玄関前今掃除したから、すべらないようにね。」
など、みなさん声をかけてくださるので、自身では気がつかないと
見て下さっていたり、気配りをしてくださっているのを感じます。
当たり前のことって当たり前じゃないよな。
最近街中を歩きながらふとそんな風に思うことがあります。
路面に散らばっていた落ち葉は今は跡形もなくなくなっていますし
そのきれいな落ち葉を落としていたけやきの木々は夜になれば
足を止めて写真を撮る方を毎日見かけるほど、イルミネーションの
表参道の町並みをより素敵な景色にしてくれています。
「素敵だなぁ。」と私が思っている一方で
朝通行人が少ない時間帯に路面の掃除をしてくださっている方や
夜木々に何メートルもの装飾をセットしてくださっている方
たくさんの方が一生懸命に動いてくださっています。
日々の日常の中で普通にあるものや、
なにげなく出来ていることに関して、ついつい感謝の気持ちを忘れ
「当たり前」だと感じてしまいますが、これはいけませんね。
サロンでの業務と平行して、プレスや販促について考えていると
この「当たり前」という概念が自分自身かなり頭にこびりついてい
と感じます。
もちろんありきたりな宣伝や広告の手法と取り入れれば
それなりに影響や反応が得られるかもしれませんが、
どこか無機質なものになってしまい、伝えたいメッセージや想いが
伝えたい人へ届きにくいように思います。
大切なクライアントの方たちに対して形式的ではない
感動を提供するために、どんなことができるのか。
その一点だけに意識を集中して、一生懸命に取り組んでいきたいと
今年の残すところわずか。
お帰りの際の「良いお年を。」と挨拶をしてくださる方が
増えてきました。
やりきった。と言えるくらいに残りの日々を
真北に向かって努力していきたいと思います。
嶋田
ライター:嶋田三度の飯より服が好きな、オーダーサロン ボットーネクルー。
人と関わりたいという想いとファッションに情熱があったものの銀行に入社。しかしファッションへの情熱が消えずセレクトショップ勤務経験後、スーツコンシェルジュを目指すべくボットーネ社に入社。
2016年12月23日
オーダースーツ ボットーネのブログ | オーダースーツBOTTONE クルーの本日の気づき
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