【成人式スーツ・コート・ジャケット】2024年12月のお仕立て上がり品を一部ご紹介

最近はグッと冷え込みも強くなり、多くのお客様からオーダーいただきご納品させていただいたコートたちもきっと活躍し始めている頃だろうなぁ…と想像しています。

シーズンの少し前に仕上がり、シーズン頭から尻尾まで目いっぱい着こなしを楽しんでいただいた後、しっかりケア（またはクリーニング）をして次のシーズンまでクローゼットで休んでもらう。

そうすると服は長持ちし、そのシーズンにしか着ない服を大切に着続けることができます。

先週のブログでは、装い計画と題して、一年を通して「オーダーするベストなタイミング」を解説していますので、今年出遅れてしまったアイテムがある方、何となくの感覚で普段オーダーをしている方は是非参考にしてみてくださいね。

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グリーンの成人式スーツ

さて、12月も中旬となってきましたが、相変わらず冬物のご納品が続いております。

全てをご紹介しきることはできませんが、一部お客様にご協力いただきお写真を撮影させていただきましたので一言解説をさせていただきます。

まずは成人式に向けてオーダーいただいたスーツから。

目の覚めるような鮮やかなグリーン、イメージは某ハイブランドのスーツ。

韓国の有名アーティストがMVで着ていたもので、雰囲気を寄せつつも、お客様の印象も踏まえてバランスは設計させていただきました。

裾は大胆にフレアカットに。

肩パッドを入れ、ピークドラペル、スラントのチェンジポケットなど、直線的なデザインをいくつか取り入れ、スマートに着こなせるようにしています。

ハイブランドにありがちな、極端に袖が長い／短かったりするようなデザインはもちろん却下です（ご要望すらいただいておりませんが笑）。

あくまでも、きちんとテーラードの基本ルールから逸脱することなく設計することで、個性的なスーツであっても自分のモノになっていくのだと思います。

九州での成人式、良き想い出となりますことを願っております。

素敵なオーダーをいただきありがとうございました。

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冬のライトグレージャケット

柔らかいタッチの、ソフト・フランネル。

きれいなライトグレーにホワイトのウィンドウ・ペーンが走った、非常にラグジュアリーな雰囲気のジャケット生地です。

ソフトフランネルの特徴を活かし、副資材は極力省いた軽量な仕立てで縫製しています。

全体のバランスにおいてもお客様のお好みを踏まえて、少し重心を低めに、リラックスしてカーディガンを羽織るような感覚できれるようなジャケットをイメージしました。

柔らかそうな雰囲気が伝わりますでしょうか。

ブラックやグレーのタートルネック・ニットはもちろんのこと、モノトーンのジャケットであればインナーは少し鮮やかな色が入ったコーディネートも良いかもしれません。

ダークトーンではなく、淡い雰囲気のニットと合わせて着てみたいですね。

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ダブル・チェスターフィールドコート

毎年スーツやジャケットをオーダーいただいてきたO様も、今年はついにコートに挑戦いただきました。

イタリア製の上質なウール・メルトン生地を用いており、メルトンの頑丈さを持ちつつも、光沢感もしっかりとある生地なので、『見た目と実用性』の両方を兼ね備えた最高の生地です。

個人的には、ウールメルトンとしては一番おすすめの生地となります。

使い込まれたブライドル・レザーのトートバッグとも相性抜群ですね。

『良い物を長く使いたい』

お手持ちのアイテムからもO様のモノを選ぶ基準が垣間見えますね。

きっとご期待に沿えるコートかと確信しておりますので、まずは今シーズン、そして来年以降も末長くご愛用いただけますと幸いです。

お気に召していただき、コートを着用された状態でお帰りになられました。

O様、いつも本当にありがとうございます。

今後ともよろしくお願い致します。

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キャメルカラーのウール・ポロコート

こちらは、コートとしては比較的薄手のフランネル素材でお仕立てさせていただいたポロ・コートです。

ボットーネでは定番として過去に何度もお仕立てさせていただいた生地、デザインの組み合わせ。

元々スポーティなコートであり、各デザイン（ポケットや袖口、背面など）に加えて、ステッチ等でそれらをより雰囲気良く表現しました。

コートとしては少し薄手なのですが、最近はこのくらいのやや軽量なコートが多くの方に支持されています。

電車の中も建物の中も、暖房が効きすぎていると重厚なコートでは暑すぎると感じる方も多いですし、私も個人的には冬に暑さを感じるのは大の苦手なので、気持ち薄手のコートを好んでよく着ています。

このあたりも個人個人の感覚に合わせてアプローチできるのも、オーダーのひとつの良さかもしれませんね。

来週にはご納品予定となります。

初のコートとなる方が今年は多かったように思います。

お袖を通していただくのが今から楽しみです。

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